2002年時点で世界のエネルギー輸出量と輸入量は石油換算で見ると
世界合計/3、684(百万トン) 3,777(百万トン)
サウジ/ 368 アメリカ/ 692
ロシア/ 392 日本 / 411
ノルウェー/ 200 ドイツ / 235
カナダ/ 189 韓国 / 188
イラン/ 146 イタリア/ 176
ベネズエラ/ 149 フランス/ 161
ここで気付くのは、輸入量の多い国はアメリカを中心とする資本主義陣営にあり、輸出量が多い国はアメリカの支配にある(orあった)国、又は米国の一方的な支配に対立する関係にあるということ。 例えば、ベネズエラはアメリカの自由経済支配に反旗を翻した南米諸国の一つであり、ノルウェーはアメリカ主導のIWCによる捕鯨禁止に対抗しIWCを脱退している。また、ブラジルは石油に頼らず、バイオエタノールの国内生産に力を入れてアメリカの経済支配から自立しつつある。
悪の枢軸とアメリカから目の敵にされるイランもこのエネルギーの余剰故(輸出している国)である。 このようにエネルギーの輸出入データ(=余剰データ)から国際的政治の力関係が透けて見えてきて面白い。
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