月例経済報告の関係閣僚会議を終え記者会見する大田経財相
大田弘子経済財政担当相は22日、景気拡大局面が続いているとの認識を示した11月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。2002年2月に始まった今回の景気拡大は戦後最長の58カ月となり、「いざなぎ景気」(1965年11月−70年7月、57カ月)を超えた。
(shikokunews) [1]
どうも世間では「いざなぎ景気」を超える好景気の真っ只中らしい・・・のだが。
あんまりというか、
全くそんな気がしない…_|‾|○
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普通は景気が上昇すると、それに伴って物価も上昇する。しかし、総務省の統計 [2]によると、物価指数は1999年から毎年1ポイント程度下降している。これは他の国のほとんど(先進国・途上国を問わず)上昇しているのと対照的だ。
実際、他のデータを見ても労働者の給与は頭打ちだし、消費支出は2002年以降連続マイナスになっている。()
消費支出 小売業 新車販売台数 旅行取扱高 全国百貨店
前年比(%) 販売額 (万台) 前年比(%) 売上高
前年比(%) 前年比(%)
2002年度 ▲0.6 ▲3.2 586.8 0.8 ▲2.5
2003年度 ▲0.2 ▲1.4 589.1 ▲8.9 ▲2.5
2004年度 ▲0.2 ▲0.7 582.1 9.8 ▲3.2
2005年度 ▲1.4 1.3 586.2 2.0
(NIKKEINET [3])
これについては、官邸の月例経済報告で以下のように分析している。
今回の景気拡大は、好調な輸出や設備投資に支えられた企業部門がけん引した。人件費の抑制などリストラを背景にしており家計への波及が遅いため、多くの国民には実感が乏しい特徴がある。
今後の見通しについて、企業部門の好調さが家計部門へ波及していくとし「国内民需に支えられた景気回復が続く」と楽観的な見方を示した。大田経財相も「景気の腰折れ懸念は極めて小さい」と話した。
なんか素人でもツッコミたくなるくらい楽観的だ…(゜Д゜≡゜Д゜)マジ?。
企業の好調が人件費削減が主因で、結果として消費がマイナスになってるのなら、普通に考えて日本では景気(市場)が縮小しているように思うんだが実際の処どうなんだろう?