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信託受益権となって初めて小口化できる

leonrosa氏から2006年12月01日付け「不動産ファンドの二つの形態」について詳しく説明いただきました。そこで不動産ファンドとは「不動産という長期・実物投資を、短期の流動性投資に組み換える仕組みを高度に発達させた。」と概括されています。
では、どのような背景で、RIET(証券)などの不動産ファンド商品が生み出されたのでしょうか?


家や土地などの不動産所有権は小口化して切り売りする対象としては不向きなものです。家などは切り売りしようにも不可能な場合がほとんどで、土地なども切り売りした場合は手数がかかる割に経費やリスクが嵩みます。土地や家などが不動産といわれ、流動性が低い理由はここにもあります。
不動産を信託受益権に還元して小口化し、リスクを下げ、流動性を飛躍的に高めようとするのがRIET(不動産投資信託証券)の商品価値といえそうです。
 
 
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