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階級幻想市場の縮小

Posted By shijimi On 2007年3月1日 @ 1:21 AM In 09.反金融支配の潮流 | 6 Comments

b10_8004_039.jpg三井呉服店陳列場の図
2007.2.17日経にて「大丸と松坂屋の統合検討」と書かれ、小見出しには「市場の縮小に危機感」とうたわれていました。不況で統廃合して行く銀行のように、デパートもどんどんなくなってしまうのでしょうか?デパートの歴史など調べてみました。 


○百貨店の歴史ウィキペディア [1]

日本では、1904年東京で越後屋呉服店を前身とした三越百貨店ができたのが始まりである。以後、明治末から大正にかけて、日本全国各地で呉服店などを前身とする百貨店の開店がみられた。
当初より高級品や一流品といった、大衆とは無縁の商品を扱う一方、店内への出入りは自由・テナント店や各売り場には商品展示を積極的に行う事で、明治・大正・昭和の時代をまたいで、一つの行楽(ウィンドショッピングなど)の場としても活用され、また集客を目的として最上階フロアなどでは美術品・工芸品・骨董・世界的に著名で考古学的にも貴重な遺品・名産品の展示会や販売会等と言った特設展を開催、公的な美術館や博物館施設の貧弱だった日本において文化発信拠点としての地位も獲得している。
特に一般商店では入手しにくい輸入品(特に高齢者の中には舶来品と呼ぶ人もある)も扱い、上流階級のみならず経済的に裕福な層はなおの事、努力して蓄財した一般の人でも気兼ねなくそれらを購入できる場所として定着した。売場には教育が行き届き、接客態度も洗練された店員がおり、客の風体等で区別されない事も人気の一因といえよう。
後のバブル景気の頃などには、大衆ですら大いに買い物を楽しんだため、これら百貨店は経済的に大いに潤い、積極的に地方都市や海外に出店したり設備拡充を行った。だが1990年代の平成不況の頃から拡大のツケが祟り赤字が増加、地方都市店を中心に店舗閉鎖が相次ぎ、大都市圏の店舗に於いても百貨店美術館の閉館、百貨店の統廃合や閉店が相次いで、最後の華と「さよならフェア」等と題した閉店特売を行ったニュースが相次いだ。
2000年代には経営面で依然厳しい状況にあり、郊外のショッピングモールに入居することに活路を求めたり一部大衆デパート(スーパーマーケット)化して凌ぐ所まで見られるが、他方では1990年代後半より地方都市に進出した日本国外資本の郊外型量販店に客を奪われる傾向も見られる。
 

1904年に日本で最初に出来た三越百貨店は、専務取締役の日比が欧米を視察し、イギリスのハロッズ百貨店を目標にしようとしたらしいです。上流階級を対象とした高級呉服に加え、舶来の高級品を扱っている百貨店は、階級幻想を庶民に持たせる効果があったようです。明治の終わりにできた百貨店は、それまで、敷居が高くってそういう場所に行った事がない庶民にとって高嶺の花かつ、憧れがある時代だったのでしょうね。
だから、それまで庶民の生活になかった値引きなし!、現金取引!というお金に厳しいスタイルも定着されていったようです。今では、値切ること自体ありえないことのように感じているわけだから、すっかり刷り込まれてますね。
そして、明治41年はに三越呉服店は新店舗となり、従来の呉服店の雰囲気を一新。有名な、「今日は帝劇、明日は三越」(浜田四郎作)の広告コピーにもあるように、上流階級のみならず、裕福層、有閑層を取り込みながら、市場の裾野を広げていきます。
そして、貧困の消滅した、1972年には三越創業300 年を迎えた頃には、庶民ですら買い物を楽しむようになっています。市場拡大=購買層を最大にしたバブル景気の終わり1991年の『全国百貨店売上高』は9.7兆円でピークをむかえます。
以降売上高は概ね下がり続け、現在にいたってはピークから、2割減の7.7兆円。’70以降一億層中流となり、市場拡大=庶民購買者が増えつづけることで、拡大を続けた百貨店業界も、貧困の消滅→序列の崩壊から、階級幻想価値市場が縮小してきた事を表しているように感じます。なんであんなにデパートは高いんでしょうね〜♪。
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