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個人金融資産1500兆円超!!  って実感ないし・・・

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写真は「壱品屋さん」の商品です。
 
 
日本銀行の資金循環統計 [1]によると、2005年度の個人金融資産残高が1520兆4524億円となり、初めて1500兆円を突破しました。
が、1000兆円を超えたのがバブル最盛期の1990年であり、バブル期の1.5倍資産が増えたなんて、全く実感が伴いません
いったい、どうなっているの?
調べてみたら、錬金術のように資産が増えるカラクリが・・・・
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「銀行と株(吉田春樹著:2001年9月20日:東洋経済新報発行)」から、
個人資産1390兆円の内、民間預金が465兆円。
この内、民間企業に貸し出されているのは206兆円(44.3%)。その他の187兆円(民間預金の40.2%)は、国・地方公共の債務。
郵便貯金は255兆円内の251兆円(98.4%)が、国・地方公共の債務。
つまり、個人金融資産の預金の1/3は国の借金に当てられてしまっている。


るいネット [2]
資産が増えたのは、主要には「政府の国債発行」「日銀の大量なマネー供給」などが原因でした。
不景気=市場縮小を食い止めるべく、資金をじゃぶじゃぶと市場に投入するバラマキ政策をおこなっていますが、そのお金が企業や個人の金融資産を水ぶくれさせているというのが実態です。
そして、個人や企業の使い道のない金融資産は、その多くが国債に投資しされ国の借金を膨らませているのですが、国家はそのお金で市場に資金を供給し、再び企業や個人の金融資産を水ぶくれさせています。
つまり、実態経済と離れたところで、だぶついたお金がぐるぐると回って、民間側に金融資産を増やし、国家側に借金を増やしているという仕組みなのです。
なんだかマッチポンプいったい何をやっているのだろう・・・
by 倭民

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