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これからの世界経済は中国かインドか?・・・・ではなく、中国とインドの相互補完関係によって牽引されていく!

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BRICs(ブリックス)4ヶ国の中で取り分け、今後の成長が期待されている中国インドであるが、今後特に注目すべきは、この両国間の貿易取引である。
ここ数年、インドと中国の貿易取引は年々増加傾向にあり・・・
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インドの対中輸入貿易額を見ると(単位:100万ドル)
2003/04年度:4,053
2004/05年度:7,098
2005/06年度:10,740
参照 [1]
であり、既にインドにとって中国は、貿易輸入国で第1位である。
さらに、対中輸出貿易額は、
2003/04年度:2,955
2004/05年度:7,348
2005/06年度:8,593
参照 [2]
と貿易輸出国として第3位である。
一方、中国にとっては未だインドとの貿易取引額は他国と比べるとそれほど大きなものではないが、近年の貿易額(輸出額と輸入額の合計)の伸びは、特筆すべきものがある。
90年には3億ドル弱(約350億円弱)にしか満たなかったものの、
2004年:136億1千万ドル(約1兆6千億円)
2005年:187億3千万ドル(約2兆2千億円)
2006年:200億ドル(約2兆3千億円)を超えるとみられている。
参照 [3]
特に今後の取引の中では経済成長という課題を共有した相互補完関係が期待される。
>中国は製造業、インドは情報通信といった分野に補完的に競争優位をもっており、垂直的・水平的分業を通して協力関係が形成される可能性がある
さらに、両国間の取引関係が増えることで、国際的ルール形成に関する強調においても、これまでは先進国同士の協調が支配的でしたが、中印という二大発展途上国が協力すれば発展途上国にとって好ましい条件を勝ち取ることも可能である。
参照 [4]
BRICsの中でも、とりわけ今後の巨大市場として期待される両国の取引関係増大により、地理的関係も相まって中印エリアが、今後の世界経済を牽引していくことが予想される。
おまけ・・・・・中国とインドの地理的関係・・・・・・近い
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