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温暖化と経済(2) 〜CDM〜

地下埋蔵CO2大作戦 [1]に続きまして、今日は「CDM事業って何?」行ってみま〜す!
まずは地球を見てから考えましょう
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最近とかく話題に上る、温暖化、CO2、そして排出権
ちょっと調べてみると、こんな状況らしい・・・・
◆途上国で削減事業 企業が相次ぎ参入 政府も購入開始へ

 二酸化炭素(CO2)など、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出権取引が、国内企業の間で広がっている。商社、電力、鉄鋼メーカーなどが、途上国から排出権が得られるプロジェクトに取り組み、新規事業の発掘にも積極的だ。新年度からは、京都議定書で温室効果ガス削減を義務付けられている日本政府が排出権の購入に乗り出すため、企業同士や企業と政府との取引が一段と活発化しそうだ。 [2]

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こんな中で注目されているのが「CDM事業」
例えば、丸紅はこの事業で得られる排出権はCO2換算で年間580万トン分。世界銀行の05年平均の排出権価格をもとに試算すると約38億円になる。事業費は12億〜24億円の見通しで、排出権を政府や他の企業に転売すれば、10億円以上の利益が得られる。
工場建設やシステムの置換に要する工期は、せいぜい1〜2年で、仮に事業費20億、工期2年、利益10億でザックリ計算すると、利回り25%!!!!
こんなにおいしい事業は無い。
しかも、排出権の値段は、京都議定書の期限が近づくほどに高くなる。
丸紅等の商社連中は、金額によって何処の国にでも売るスタンスでいる。
おやおや〜?????CO2(二酸化炭素)は減らさなくていいの???と疑問が湧いてきた
エネルギー関係の環境配慮の王道は
「省エネ→化石燃料消費削減=CO2削減→温暖化防止」と認識していたが、どうも違う方向に世界は動いているのか?
なんか頭が混乱してきたが、こんな考えでは儲からないと言うことが明らかになりました。
この辺りはこんな意見<るいネット:「地球温暖化問題」の発端は23年前の朝日新聞の捏造記事> [3]もあるし、こっちのブログ<自然の摂理から環境を考える> [4]の方が突っ込んでますんで興味のある方は覗いて見てくださいな。
話を戻して・・・・
「温室効果ガス排出権の取引」には、「社会(みんな)が認める必要なことにお金を使う」といった、新しい市場の可能性を示しているのか?
等と感じていたのですが、結局「儲けてなんぼ」にしかなっていないようです・・・・・残念!!
しかも、しかもですよ!!
「地球温暖化」自体、何処までが事実なのか良くわからない状況で、このようにビジネスになるわけで、これって「セカンドライフ」 [5]と似ている・・・・思いませんか?
作ったもの勝ちの市場が出来上がりつつある予感・・・・・これからも突っ込んでいきます。

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