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環境ビジネス③〜エマルジョン燃料って何?〜

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:エマルジョン燃料協会 [1] からお借りしました
🙄 🙄 「燃える水」は石油ですが、石油に水を混ぜると良く燃える???
水増し、水ぶくれはどこでも×のはず。さらに水が混じったガソリンは不良品の代名詞だった?
なんともトンデモ科学のように聞こえますが、実はまじめに研究されています。
興味のある方はクリック、クリック


エマルジョン燃料とは、燃料油に水と界面活性剤(乳化剤)を添加したもの。といってもこれだけでは イメージできない人には、牛乳やドレッシングを思い浮かべてください。
つまり元の油の種類(重油、軽油、廃油(てんぷら油等また、水を含んでしまった重油、軽油も)によっていろいろなエマルジョン燃料を造ることができる。最大50㌫の水をまぜることができるそうです。 🙄 🙄
油の中に水の粒子が含まれることによって、様々な効果が生まれるとの事です。例えばPM(粒子状物質=煤煙とか)NOx、SOxの減少、CO2も少なくなるとの事で、おまけに燃費も上がるとくればいいことずくめですが?
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更に最近では界面活性剤を使わずにエマルジョン化できる技術が開発され、コストダウンに繋がり
期待が高まっているそうです。詳しくは下記を参照
水エマルジョン燃料と燃焼について [2]
確かにバイオエタノールやバイオディーゼルのように、原材料が植物ゆえに、CO2の発生は±0
であるといった胡散臭さはないようです。
しかし、バイオエタノールやディ−ゼルを造る為の工場が必要なのと同様に、エマルジョン燃料を造る場合もちろん、施設が必要です。
ただそれ自体は割りと簡単な設備で済むようです。
イチゴ農家が冬のハウス暖房に利用している事例もあり、燃料費の低減に成功しているそうです。
更にバイオエタノールやバイオディーゼルのように、食料問題を引き起こしたり、副産物としての
グリセリンの問題も無く、元々の軽油や廃油をそのまま油として利用するところは、かえって
評価できる気がします。出来上がったものはエコでも、つくりあげる過程が決してエコで無い事例が多い昨今。単純に使用する油の量が減ることは歓迎ですよね。
今あるものを無駄なく使う。これはこれで大事な事ではないでしょうか。

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