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バイオエタノール、新たな原材料とは!?

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みなさん、あのバイオエタノールがいよいよ身近になってきましたね 😮
2007年4月、石油元売各社は「バイオETBE」の販売が開始されました。
現在では、関東を中心に50ヶ所で給油が可能
08年には100ヶ所。09年には1000ケ所。そして10年には全国で給油が可能になります。
まだまだかな、、、と思いきやこれから車を買うときは既にバイオエタノール対応車ばかりになりそうでね 😀
今注目のバイオエタノールですが、今回は国内企業による最新の生産方法をいくつか紹介します!
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以下引用「環境ビジネス」より

三菱商事新エネルギー・環境事業本部、バイオマス燃料チームは事業進出の動機を次のように語った。
「バイオエタノールは世界的に需要が供給を上回る状況がつづくと見て参入した。同時に環境・農業・エネルギーという国の根幹部分にまたがるプロジェクトを推進することに意義を感じている。将来は稲わら、麦わらなど農業・林産分野の未利用資源などセルロース原料を利用し、北海道をバイオエタノールの拠点とするとともに海外での事業展開も視野に入れている」

さらに三菱商事は大分県日田市での木質ペレットの製造・販売事業等も進めているそうです。
稲わら・麦わらなどが使われるのは、主食が米の日本ならではの視点かもしれませんね。
国内で拠点を持つことで、いわゆる輸送費+輸送によるCO2排出が削減できるのもひとつの狙いでしょう。
続いて・・・・。
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バイオエタノールの原料といえばトウモロコシなどの穀物やサトウキビが一般的だが、バイオエタノール・ジャパン・関西では、建設廃木材を原料にしたバイオエタノールの製造に取り組んでいる。
まず、住宅などで排出された木材から金属等の異物を除去した後、粉砕機にかけ、裁断する。これに水と希硫酸を加えて加水分解し、糖分を抽出する。抽出した糖分にエタノール発酵菌を加えて発行させ、低濃度エタノールを製造、これを蒸留・脱水してガソリンに添加できる濃度まで濃縮する。
一連の製造に要する期間は約3日。木材の種類や質により増減するが、水分を抜いた木材の固形分1トンから平均100klのエタノールが製造できる。
ちなみにエタノール化に向かない木材や糖分抽出後の残渣は、工場内のボイラーの燃料に利用しており、製造に必要な燃料は自前でまかなえるそうだ。また、エタノール発酵の際に加える栄養分にはおからを利用しており、食品廃棄物の処理にも一役かっている。
同社は大成建設・大栄環境・丸紅・サッポロビール・東京ボード工業の5社の共同出資により2004年3月に設立された。

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確かに、これまでのとまったく別というか今ある原料とは視点が違いますね〜 🙄
穀物ではなく廃木材。
つまり、穀物そのものを原料にすると市場の原理によって食物自体の価格に影響。
供給量にも影響しますね。エネルギーと食料のひっぱり凧状態ってわけ・・・。
これじゃあしょうがない、ということで考えられたのが上の案。
確かに、画期的 😉
でもそう簡単にはいかないらしいです 😥
木質だと、穀物に比べ糖分が少ない分製造効率が低いとのこと。また量産化を進めるには原料の安定調達。
さらには原料の木は水分が多ければ多いほど製造効率は低くなる。
などなど課題はまだまだ残りますが、この方法がなんとか軌道にのっかれば今後の需要に対して大いに期待できる案ではないでしょうか 😀

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