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サブプライム問題→資金が国債に流入!今後はどうなる?

サブプライム問題の影響で、各国の国債にダブついた資金が流入しているようです。
どうしてこうなるのか?今後は??
というわけで、ちょっと考えてみました。
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では、まず新聞報道から

[ニューヨーク 9日 ロイター] 
9日の米エージェンシー(政府機関)債、エージェンシー発行モーゲージ債(MBS)の米国債に対するスプレッドは、ボラティリティーの増加や相次ぐクレジット問題の表面化を嫌気して拡大した。
市場は1週間を通して米国債市場をアンダーパフォームする軟調な展開となった。
住宅ローンに絡んだ不良債権をめぐる損失や引当金計上が連日のように報道されていることを受けて、資金の逃避先として米国債が買いを集めた。
 …中略…
半面、安全志向の高まりを受けて米国債利回りは2年ぶりの水準に低下している。
価格ベースで30年物MBSはカレントクーポンが4/32上昇。それより低いクーポンが7/32─10/32上昇したのに対し、米国債では指標の10年債が18/32急伸して利回りは4.217%に、5年債が9/32上昇して利回りは3.752%となった。
ファニーメイ発行MBSの利回りスプレッド(対10年物米国債)は1.559%ポイントで、前日終盤の1.522%ポイント、前週末の1.384%ポイントから拡大した。

[東京 15日 ロイター] 
15日の東京市場で円債への資金流入が急増し、中短期ゾーンを中心に利回り低下が目立つ展開になった。
米系金融機関を中心にサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン )問題での打撃が拡大するとの見通しを起点に、今後もグローバルにリスクの小さい各国の国債への資金流入が増えるのではないかとの見方が浮上している。

この状況をちょっと図解化したみたのがこれ
        ┏←←←←サブプライム問題→→→→金融不安
        ↓               ↓           ‖
     サブプライム層は    資金が行き場を失う   ‖ 
      ホームレスに          ‖          ‖
        ↓                ∨          ∨
        ↓           リスクの少ない国債に資金流入
        ↓                    ↓
     アメリカの           国家の運営資金が安定
     治安は悪化 ←関係?→  (需要安定・利回り低下)
        ↓                    ↓
   ・・・・・・・・・・・・もしかすると?(以降は仮説)・・・・・・・・・・・
        ↓                    ↓
        ↓                    ↓
    治安を平定←←←←←←←←←←←国力安定     
        ↓                    ↓
    旧サブプライム層              ↓
      により                   ↓
     消費再拡大                 ↓
        ↓                    ↓
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃    市  場  が  再  拡  大 ?!   ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
こんな感じ。
もちろん仮説にすぎませんが、このまま国債に資金が流入し続けるなら、こういったシナリオも考えられますね。
当面、資金の流れを注視していきたいとおもいます。
ちなみに、上の予測どおりに行けば、市場は健在、国家も安定するんで、
   「いいんじゃない!?」
と感じるかもしれませんが、僕はそうは思いません。
なんでかというと、サブプライム層の人たちがホームレスになって暴動とかがおきた段階で、彼らの心(共認回路)は壊れてゆくからです。
市場は回復するかも知れませんが、そこにいるのは誰も周りが信じられなくなった人ばかり 😈 になるでしょう
そんな世界にはしたくない、ですよね

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