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アメリカ長期国債急落!

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【米国債市場概況】新発30年債入札不調で、30年債価格は急落 [2]2月8日7時52分配信 ダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)7日の米国債市場では、米国株式市場が反発したことに加え、財務省が実施した新発30年債の入札が不調に終わったことで、米国債相場はおおむね全面安の展開となり、30年債価格が急落した。

利回りが先月付けた過去最低水準に迫るなか、現在の低金利ではインフレの影響を相殺するには不十分だと懸念を投資家は強め、長期債を売り進めた。米国債のなかで償還期限が最長の30年債は、物価上昇圧力に最も敏感だ。

財務省がこの日実施した30年債90億ドルの入札は、海外中央銀行など国内外の機関投資家の需要を示す間接入札の割合が10.7%となり、過去6回の入札平均27.2%を大きく下回った。

ダラス連銀のフィッシャー総裁が、世界の経済成長が物価上昇圧力を加速させるかもしれないと述べ、インフレリスクを警告したことも、市場の重しとなった。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50引き下げ3.00%とすることを決めた先月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フィッシャー総裁は金利据え置きに投票していた。

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(中略)

1月23日に過去最低の4.1%を付けた30年債利回りは、4.504%に上昇した。2007年の物価上昇率が4.1%であることや税金を考慮すると、長期債を保有する投資家の投資収益は事実上ゼロとなる。

「長期債の需要は実質的にゼロだった。過去数回の長期債入札も敬遠されてきた。投資家は現在の利回りが妙味ある水準だとみていない」とRBCキャピタルマーケッツの米国債取引ヘッド、トム・トゥッチ氏は述べた。

(後略)

最終更新:2月8日7時52分

ついに、米国債の需要が落ちつつある。まずは、長期債から価格急落が始まったようだ。資本家達は、インフレが進行し、先行きが不安なアメリカに対して、長期的に出資することにリスクを感じざるを得ないのだ。このままでは、米国債の売りはますます進むのではないだろうか。

国債の需要がなくなるということは、アメリカの国家財政が破綻することと等しい。世界の経済崩壊の脅威が近づいているのではないだろうか。

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