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「気象」って調節できるの?

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みなさん、こんにちは。
最近は快晴の日が多く気持ちいいですね
でもまだまだ肌寒い日がつづきます。
暖かくなるまでにはもう少しでしょうか。
今回のテーマは「気象」 😮
人類の歴史のなかで「気象」は絶対にコントロールすることは出来ませんでした。
現在でも、突然の雨が降っても「ま、仕方ないな・・天気だから」と意識
しかし、驚くべきことに50年ほど前から気象をコントロールする研究は進めらていました。
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http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/world/2008news1-15840.html
敵国の「経済を崩壊させる」ために、洪水や干ばつを人為的に発生させることを提案した米国海軍の研究プロジェクトが、最近明らかになった。 
 
2008年1月に情報自由法を通じて公開された、米国海軍の空中戦兵器部門『China Lake』の研究提案書(PDFファイル)には、次のように書かれている。
「気象の調節は、かつてベトナムで、特に北ベトナムから南ベトナムへの人員や物資の移動を妨害する目的で利用され、成功を収めた。(しかし)それ以来、気象調節の軍事研究は、米国では先細りになっている」 
 
この提案書は、「実行可能な最先端の気象調節能力を再び米軍にもたらす」ために、最新の気象調節技術の研究を求めている。この技術を手にすることで、米軍は以下のことが可能になるという。 
 
大雨による洪水や雪嵐などにより、人員や物資の移送を妨害する、または不可能にする。
洪水や干ばつなどの結果として、経済を崩壊させる。
提案書には日付が記されていないが、明らかに冷戦期のものだ。「ソビエト連邦(ロシア)」という言及があるだけでなく、現在の水準と比較するとプロジェクト費用が低めで、2年間でわずか50万ドル以下なのだ。 
 
前述したChina Lake(米国海軍の空中戦兵器部門)が自主発行している新聞の記事によると、「気象調節はChina Lakeが秀でている分野の1つ」だという。
China Lakeは1949年から1978年にかけて、気象調節の立案と技術やハードウェアの開発に取り組み、これらはハリケーンの軽減、霧の制御、干ばつの解消に用いられて成功を収めた。 
 
初の軍事利用となった1967年の極秘の気象調節作戦『Operation Popeye』では、降雨量を増やしてホーチミンルートを断つのに役立てる目的で使われた。(China Lakeの天候制御システム『Cold Cloud Modification System』の写真はこちら)[リンク先の記事によると、Operation Popeyeは1967年3月から1972年7月まで行なわれた。モンスーン・シーズンを延長させることに成功し、1971年に北ベトナム国土の1割を覆うほどの被害を出した大洪水の原因となったという意見もある。] 
 
1980年、米国は軍事目的の気象操作を禁止する条約を批准した。それでも時々、軍部からは気象操作を再開する提案が浮上してくる。
空軍が委託した1996年の調査(PDF)には、「われわれの構想では、軍は2025年までに、作戦能力の達成のため、中規模(200平方キロメートル未満)または微小規模(局所)で気象に影響を及ぼすことが可能になっている」と書かれている。

 
始めは、ハリケーンなどの防止のために研究されていたんですね
しかしそれが・・・戦争の兵器になってしまうとは。。。 8)
一旦、条約に批准した米政府もいつ再開するかはわからない状態でしょう。
また、天気といえば・・・経済活動とは気っても切れない関係です。
経済活動的視点からみると、どうしても雨は降らせられない場所、時間っていうのはあるでしょう。
実は中国でもうひとつ別の目的に実践を試みているんです。
そうです。今年ありますよね。雨降っちゃまずいイベントが・・・ 🙄

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http://wiredvision.jp/news/200711/2007111923.html
数年前、オーストラリア人ジャーナリストのJohn Taylor氏は次のように伝えている。
北京で生活していて不思議なのは、重要なイベントの前日になるとなぜか雨が降ることだ。国内の大イベントや外国政治家の来訪があると、たいていその前日に雨が降り、当日は、普段はくすんでいる空がその時だけ青空になる。 
 
中国の当局者は、人工降雨により、深刻な干ばつや都市部の水不足を軽減してきたと語っている。上海の当局者は、電力需要を減らすために日中の気温を下げる方策を検討している。 
 
2008年夏の北京オリンピックが近づく頃までに、北京市人工影響天気事務室は、流れてくる雲を途中でつかまえ、オリンピック会場に到達する前に水分を抜き取ってしまう態勢を作り上げる計画だ。 
 
中国全土で少なくとも3万2000人が、人工影響天気事務室に雇用されている。「その一部は農民で、月給100ドルで雇われ、(人工的に雨を発生させる化合物を搭載した)対空砲やロケット発射装置を操作している」という。

 
オリンピックの時だけ使うってのはいいかもしれませんが、でもこれってそのうち様々な場所で行うようになってしまったらどうなるのでしょうか。気象調節を行った地域の周辺地域は常に雨・・・なんてことも。
また、詳しい仕組みはわかりませんが環境にも絶対いいとは思えませんよね。自然の流れを人為的に
変えてしまうわけですから・・・。 
 
気象調節技術と使用目的、対象の今後の動き。これ放っておくとかなりマズいことになりそうです

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