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美味しい日本を守るには?

外国人から見たら、確かに日本は美味しい。
このブログでも外資による日本買いに関して幾多の報告をしてきました。
今回は、少し単純に俯瞰してみます。
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写真はコチラ [1]からです
少し前(2006年6月)のブログの外資系ファンドの経営者の日本経済に対する味方の記事を紹介します。
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彼の今後将来の日本に対する印象は一言で言って「買い」です。
多くの本を書く長谷川慶太郎氏の主張のような理由で買いの考え方を持っています。
要は、世界の多くの商品の部材や技術を日本がかなりの部分握っていること。
貿易収支も大幅な黒字、しかも投資による所得収支が貿易収支を上回っていること。
アメリカの治安の悪さやヨーロッパのような労働問題を抱えていないこと。
中国や韓国とは違って、日本が欧米諸国と違和感のないメンタリティーを持っていること。
などなど多くのプラス要因があるので、
確かに少子高齢化の問題や官僚主導の政治体制の問題。
あるいは農業や公共投資など恐ろしく効率の悪い部分の存在の問題。
地方経済の疲弊の問題。
などなどのマイナス要因はあっても、これからの日本は世界で最も重要なポジションを占める可能性が高いと言うのが、彼の考え方の基本です。
ですから、日本、特に東京の不動産は一部超高値で売買されている場所、たとえば銀座とかは別にして、
前も書きましたが、たとえば中目黒の目黒川沿いとか、日本橋周辺、水天宮、人形町、中野・・・・・・・・・・・・などなどは、新しいコンセプトの不動産開発の可能性が高く、魅力ある不動産の原料として考えると非常に面白いと思っているようです。
あと有名銘柄では代官山とか麹町も好きで、まだまだ投資物件があれば、現在の利回りなんて関係なく買いの姿勢を持っているようです。

「思うように資金調達ができない方へ」 [2]より
この状況今もあまり変わっていないのではないか?
ドルの暴落を予見するほどに、どうする?→(早めに)日本の資産に変えておこう。
ユーロから見たら、まだまだ円は安い。
国内を見ても、日本人から見たらとてつもない高級ホテルに外国人観光客ばかりが泊まっているのもこの現象の一つでしょう。
外資に不動産を売る行為は、もしかして売国奴なのかもしれません。
長〜い眼でると、将来的に、最終的には、買い戻さなければならない負債を、現在の目先の自分の(自社の)旨みのために積み上げているようなものです。
日本は、当の昔に、外資が投入されて喜ぶ国家ではなくなっているのですから・・・・今日はこのにしときます。

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