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投機経済と実体経済は実に100倍の差!!今や投機マネーに何の意味があるのか?

これには驚いた!
国際決済銀行(BIS)は、三年ごとに世界の外国為替およびデリバディブの取引額を調査し、発表している。らしいのだが、世界を回る投機マネー経済は実体経済の実に100倍!!もあるのだという
 ブログ【attacこうとう(準備会)】さんより引用させて頂きます。
 http://attackoto.blog9.fc2.com/blog-entry-115.html

先日、2007年4月の一営業日あたりの取引額が発表された。54カ国・地域、約1300の金融機関等を対象に調査が行われた。
その額なんと5兆3000億ドル。たった1日の金額である。内訳は外為3兆2100億ドル、デリバディブ2兆900億ドルである。2004年4月の調査では、3兆1000億ドル(外為1兆8800億ドル、デリバディブ1兆2200億ドル)だったことから、外為市場の膨張は留まるところを知らないかのようである。
ちなみに、モノやサービスの貿易は、2006年一年間で11 兆8,742 億ドル(ジェトロ推計)。若干時期のずれはあるが、外為とデリバディブの取引額のおよそ3日分で、世界の一年間のモノとサービスの貿易額をはるかに上回ってしまうのだ。

つまり、投機経済3日分が実体経済1年分だとしたら、世界を回る投機マネー経済は実体経済の実に100倍!!もあるということだ。
しかし、ここでよく考えてみたい。
実体経済の100倍にも達した、投機経済に何の意味があるのだろうか
これは、世界的に実体経済が飽和状態 を向かたということに他ならない。
日本では’70頃に、実体経済は飽和を向かえ、それでも成長率を維持する為、国の借金が始まる。そして、行き場を失った金が、実体を伴わない架空の経済世界を作り上げていくに過ぎない。まさにマネーゲームと言われるゆえんである。
大衆からすれば、まさに幻想世界に生きる金融資本家達のご都合で存在する投機経済。実体経済とはかけ離れた投機経済とは、全く無用のものではないか

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