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排出権取引はサブプライム化する?⇒だから日本は省エネ技術立国へ

Posted By genkin On 2008年5月31日 @ 9:08 PM In 01.世界恐慌、日本は? | 8 Comments

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現在も世の中を騒がし続けるサブプライムローン問題。IMFの4月の発表では、当初の5倍近くにあたる9450億ドル(約96兆円)の損失となるとの事。更にサブプライムローン発のクレジット問題の損失が拡大すると言われています。なぜこんな事になったのか?また
表題のように、排出権取引も サブプライム化するのか?
こんな事にならないようにどうしたらよいのか また本当の日本の役割は?それを探る記事の紹介です。
その前に   


月刊ウエッジ6月号より  『羅 針 盤』 原 丈人 を紹介します
>なぜ、サブプライムローンのような「まやかし」の証券化ビジネスが生まれたのか。それは「会社は株主のもの」という米国領の誤ったコーポレイト・ガバナンスが盲目的に信仰され、「短期間に株主価値を最大化することが経営書の使命」という考え方が世界中で跋扈しているからに他ならない。・・・<
多くの経営者が本来の実業ではなく、目先の株価を上げる為に、金融化商品ビジネスに走ったわけですが、手痛い失敗を犯したにもかかわらず、現在は商品市場に投機マネーがなだれ込んでいるのは周知の事実です。
つまりマネーゲームは常に次々に新しい投機先を求めているわけです。
だから、その矛先が排出権取引にも向かうと考えるのは当然といえます。その際に、この排出権取引がまともな物であれば良いのですが。???
実態は
>排出権取引そのものでは、排出量が「移転」するだけで、二酸化炭素などの温室効果ガスの総排出量はまったく減らない。・・・・米国、中国、インドといった排出大国が京都議定書に参加せず、日本が基準年の不公平性を主張している事からも、全世界的に「合理的に」枠を配分する事は不可能である。・・・・<
つまり排出権取引は地球環境の為にあるのでなく、はじめから金融市場のためにあるというわけです。
では日本はどうしたら良いのか?
>間違っても日本はこの流れに追従すべきでない。日本はアングロサクソン流の金融立国で生きるのではなく、モノづくりを原点とした産業立国で生きるべきなのだ。・・・・<
現在日本もEU−ETSに倣って制度導入が検討されています。がこの制度の実態を見極めず、追従する事は、日本のとるべき方向ではない。今までのモノつくりの土台を生かし、更に新しい産業として発展させるべきだと述べられています。叉その為の技術開発へカジ取りする為に
1:中長期に渡る研究にかかる費用は税の対象としない制度
2:更にそうした研究をおこなっている企業支援のための新しい株式市場をつくる
などが提案されています。
そして 極めつけが
>根本的に米国流の金融資本主義は誤りであることを日本が世界に先駆けて発信していく必要がある・・・新しい理論経済学と新しい資本主義、すなわち会社は社会の公器であるという「公益資本主義」を日本から発信していく必要があるのだ・・・
我々は、もう一度人々が幸せになる為に生まれた資本主義の原点に立ち返り、会社とは何か、幸せとは何かを改めて問い直す必要がある。金儲けにひた走り、一握りの人間だけが巨額の富を得て、人が人を信じられなくなるような社会にしてはならない。そのためにも今こそ、日本から新たな資本主義をつくりあげるという国家意志を世界に向けて示すべきだ。<と結んでいます。<

現在の市場のあり方を見直し、共認原理に基づく資本主義とはいかなる物か?問いかけているように思えます。
そしてそれが出来るのはやはり日本だけで、だからこそ今後の日本の役割だという認識が必要なのだと思います。


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