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エネルギー経済 1  世界のエネルギー埋蔵量

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みなさん、こんにちは 😀
この号よりこれまでの炭素本位制シリーズから変わり「エネルギー経済」シリーズが始まります。まず、現在、地球上の「エネルギー」と言ってもいろいろありますよね。石油、天然ガス、石炭などの3大化石燃料。はたまた注目の太陽エネルギー、風力、バイオマス、原子力などの再生可能エネルギー。大きく現在の世界での消費量は石油40%、石炭25%、天然ガス25%、残り10%が水力、風力、原子力、太陽エネルギー、バイオマスなどとなっているようです。つまり、再生可能エネルギーとは言ってもまだまだシェアは化石燃料に頼っていることが言えますね。 🙄
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これだけ需要の多い(今後もつづくであろう)化石燃料ですが、じゃあ実際今、世界のエネルギーがどれだけ残っているのか?気になりますよね!? 😮
ということで今回は最初なのでその辺りをちょいと調べてみました 😉
原油、石炭、天然ガス、に加え今注目!?の原子力の燃料ウランの埋蔵量と可採年数です。
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■原油
全世界の埋蔵量:1兆2279億バレル(2007年末時点可採量)
可採年数:41.6年http://www.kuma55.com/oil/

■石炭
全世界の埋蔵量:9000億t
可採年数:190〜150年
■天然ガス
全世界の埋蔵量:180m2
可採年数:65〜70年
日本にも埋蔵量はある。
■ウラン
全世界の埋蔵量:474t
可採年数:80年(プルサーマル含)http://www6.fepc.or.jp:80/thumbnail/infobase/e-04.html

やはり可採年数が気になるところですが原油はもうあと41年しか持たないんですね
とはいってもまだこれから新たに油田が開発されるかも・・・との希望もありますがこの数値も実に流動的。30年前はあと30年しか可採できないといわれていたこともあり、今後どこまで持つのかは消費と油田開発次第といったところでしょうか。
しかしながら、その他のエネルギーももう待ったなしという状況には違いありません 😡

1970年代に二度にわたる石油ショックを経験したが、再生可能エネルギーの消費割合はほとんど増えていないことも注目すべきである。これらのエネルギーは埋蔵エネルギーと比較して、生産コストが高いままとなっている。再生可能エネルギーは、石油・天然ガスに比べ、政治・経済・金融問題として取り上げられるところまで行かない。現在の再生可能エネルギー使用量の割合は、国際エネルギーシステムの硬直性を物語っている。このとこは、安価であった石油に依存した輸送手段が急速に発展してきたこととともに、歴史的に明白である。現在、世界で消費される石油の半分以上が陸・海・空での輸送手段の燃料として使われている。需要と供給の関係に変化が見られないかぎり、短期的にこの構造に変化は起こらない。
こうした構造の背景には多数のさまざまあな関係者がこうした構造の中で経済活動に従事していることが挙げられる。原油・石炭・天然ガスの生産、原油パイプラインや天然ガスのパイプライン、船やトラック、在庫施設、流通機構、これらの活動から生じるすべての金融取引、そして政府の課税行為などが、こうした構造のなかに組み込まれている。※書籍 「世界エネルギー市場」 作品社 より引用

やはりこれまでのパイプラインや輸送燃料などのシステムをみても大きな改革がない限り化石燃料への依存はかわりなさそうですね。
化石燃料の動きがCO2に並んでこれまで以上に経済活動に影響を生んでいくことでしょう。CO2市場が拡大していますが、その背後には当然エネルギー市場が関わってきます。このシリーズではエネルギーの経済はどうなっているのか? をテーマにして調べていきたいと思います 😛

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