世界同時金融危機を契機に、これまでのG7やG8を超えた、世界の経済主要国G20による危機対応策を巡る会合(サミット)に注目が集まっています。
金融サミットのワーキングディナーでスピーチするブッシュ米大統領(中央)=14日、ワシントン(ロイター)
しかしそもそも何故「20」なんでしょうか?
どこでどうやって20の国が決まっているのか?
経済主要国の基準は何?
各国の経済や政治の実情は?
今後の金融危機の行く末に大きな影響を与えると思われるG20カ国のうち、日頃なじみの少ない国から順に経済・政治等の実態を調べていくことで、G20の可能性を探って行きます。
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○まずこれまで「G・・」と呼ばれたグループの変遷を辿って見ます
G7・G13・G20、数字に隠された‘権力コード’ [1]
より転載
・G5〜1973年の石油ショックで世界経済が混乱すると、翌年、米国が中心になり英国・フランス・ドイツ・日本の経済官僚が会う非公式の会合が設置された。
・G7〜75年、仏ランブイエで初めて首脳会議が開かれた。 この時にイタリア、翌年にはカナダが追加され、西側先進7カ国(G7)がスタートした。
・G8〜97年にロシアがこれに合流し、G8に拡大された
・G13〜2005年に英グラスゴーで開かれたG8首脳会議に、中国・インド・ブラジル・メキシコ・南アフリカなど新興5カ国が招請されたのが契機になった
・G20〜97年のアジア通貨危機をきっかけに誕生した。
先進国と新興工業国がともに議論する場が必要だったからだ。 一時、G22、G33が開かれたが、G20に一本化された。 G13に韓国・オーストラリア・トルコ・インドネシア・サウジアラビア・アルゼンチンの6カ国と欧州連合(EU)が追加された
※しかし、G13のグループにはGDP13位の韓国は外れており、G20で見ると、30位のアルゼンチンは入っているが、23位のノルウエーと28位のイランが外れており、参加国の選定にも政治的な匂いがします。
※ちなみに今年日本で開催された洞爺湖G20環境サミットは、地球温暖化に関するサミットだったので、その温室効果ガスの排出量が多いベスト20の国々がG20だった。
スペインとナイジェリアとイランとポーランドが抜けてアルゼンチンとサウジアラビアとトルコが入った。
★20カ国の実情を調べるに当っては、調査項目を統一したほうが比較しやすいので以下の項目について投稿していったらどうでしょうか。
・GDPとその近5年成長率
・貿易収支
・外貨準備高
・アメリカ国債保有額
・自給率(食料、資源)
・人口
・金融危機に対する政策(公金投入など)
・その他、治安や最近の事件や話題、経済状況等