「文明開化」「富国強兵」は日本の近代化を推し進めるために全国民に浸透させたスローガンでした。
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画像は48歳 鹿児島を走る [2]さんから拝借しました。
日清戦争、日露戦争、大東亜戦争と、日本が軍事国家の色彩を強めていったのは、財界(背後には欧米の金貸し)の要請によるものと思われます。これまた日本がロスチャイルド等の全面的バックアップの下にアジア侵略を行っていたとする陰謀論に拠っています。
が、現代の米国政府の外交政策、軍事行動を見ているとそう考える(結局儲けるのは誰?)のも無理がありません。
金貸しが国家に金を貸し始めたとき [3]から、金貸しが利益を得るための戦争が延々と繰り返されてきており、近代において金貸しと国家と戦争の関係は普遍的なものといえるでしょう。
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戦争はなぜ起こるか
企業黒書 [4]さんより全文引用します。
日本軍が朝鮮半島を軍事力で支配下に置くと、日本銀行、東京ガス、帝国ホテル等の産みの親である、渋沢栄一の第一国立銀行(現みずほ銀行)が朝鮮にも浸出し、朝鮮半島を軍事力で支配するための資金調達を担当した。
日本を代表する銀行、ガス会社が朝鮮半島を侵略し、そこで莫大な利益を上げていた事が分かる。渋沢は、日本に株式会社制度を導入した「日本産業の父」と呼ばれる人間である。
侵略による略奪=利益が、「日本産業の父」=産みの親であった。渋沢はフランスに留学し、ロスチャイルドの下で株式会社制度を勉強し、帰国していた。
1899年、台湾を軍事力で支配し植民地にした日本は、台湾経済を支配するため台湾銀行=植民地銀行を設立する。
頭取となった添田寿一は、日本興業銀行(現みずほ銀行)の創立者であり、台湾銀行はその支店であった。日本を代表する銀行が、軍事力で台湾を支配下に置き、利益を上げていた事が分かる。
添田は、フランスのパリでロスチャイルド財団のバックアップの下、日仏銀行を創立し、ロスチャイルドから資金融資を受け、フランス=欧州から日本の朝鮮、中国侵略資金を調達した。
日本軍が中国侵略を開始し、満州帝国を建設すると、その軍事力による侵略の資金は、横浜正金銀行(東京銀行=現在の東京三菱UFJ銀行)が調達し、日本軍に提供した。渋沢は、三菱銀行の創立にも深く関与していた。
渋沢栄一は1887年、化学肥料を製造する日本人造肥料会社を創立するが、この企業は化学肥料と同時に、日本軍が戦争を実行するための火薬を製造し、軍隊に供給していた。この企業は、後に日産化学工業と名前を変え、そこから日産自動車が産み出される。日産自動車は、日本軍の中国侵略と共に中国に浸出し、中国人を半ば奴隷として中国で日本軍用のジープ等を製造し、莫大な利益を上げた。この利益により、現在の日本を代表する自動車企業が「産み出された」。
この日本人造肥料会社からの技術伝授により、現在の日本を代表する化学肥料会社、昭電工、日本曹達、日本チッソ肥料(現在チッソ=水俣病を引き起こした企業)が産み出された。
化学肥料企業がそのまま火薬等を製造する軍事産業であり、そこから「枝分かれ」し、軍事用ジープ、装甲車等を造る軍事産業が派生して来る事が良く見える。
ソ連=ロシアからの天然ガス、原油の密輸により化学(肥料)企業を創り、そこからあらゆる企業、軍事産業を形成して行く戦争企業ロックフェラーの企業構造と同じ物が見えて来る。産業構造としても、戦争資金の「出所」としても、日本のアジア侵略はロックフェラーの「コピー」であった。
拙稿「世界の支配者・・米国元副大統領はマフィアのメンバー 2」で明らかにした、米国におけるロックフェラーの産業構造が、その企業拡大=増産=消費拡大のため、戦争による兵器の消費拡大を必要としていた。この産業構造とロックフェラーが、米国政府に「戦争を強要」していた。
この時期はロックフェラーはロスチャイルドの米国支部といえる存在であり、「誰が戦争を起こし、指示していたか」が浮かび上がって来る。
そのコピーである日本の化学(肥料)産業の企業拡大=増産=消費拡大のために、日本企業は政府に「戦争を強要」していた。
この日本と米国の「戦争産業」が、第二次世界大戦を「産み出して」いた。
ロックフェラーの軍事産業に「資金を貸付けた」ロスチャイルドは、戦争の拡大により米国軍事産業から莫大な利息と配当金を「手にした」。
日本の軍事産業に「資金を貸付けた」ロスチャイルドは、戦争の拡大により日本の軍事産業から莫大な利息と配当金を「手に入れた」。
日本軍の兵隊と米国軍の兵隊は、ロスチャイルドの利息と配当金のため「殺し合い、死んで行った」。
どのような戦争も「国家や社会」のために行われるのでは全く無い。
仕掛けたほうも仕掛けられたほうも、多くの人々を苦しませるのが戦争です。
一方で、その渦中には身をおかず、莫大な利益を得ている一部の人々がいるのも事実です。
アメリカの独立戦争、南北戦争を仕組んだのもロスチャイルド家だとする説もあります。
そしてその後発展する米国経済界を後援する形で支配したのだと。
その結果、第二次世界大戦以降アメリカは世界を牛耳る軍事国家となり、金貸しがアメリカを拠点にして世界中の富を手中にする構造を作り上げてきました。
そして現在、ロスチャイルドとロックフェラーという金貸しの2大巨頭が、文字通りシノギを削る攻防戦 [5]を繰り広げるなか、アメリカ経済は破局を迎えようとしています。
【参考HP】
企業黒書 [4]
富山国際大学 国際教養学部 サテライト市民講座「イギリスと日本」 [6]
「反ロスチャイルド同盟」さん
ロスチャイルド関連の世界史1800〜1900 [7]
「ロックフェラー対ロスチャイルド」説の研究 [8]
「第一(国立)銀行の朝鮮進出と渋沢栄一」 島田昌和・著 [9]