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日銀の金融政策が機能しないのはなんで?

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この間、みんなで日銀の金融政策について調べてきました。

1.序章 [1]
2.企業の資金調達の変化 [2]
3.銀行の収益構造の変化 [3]
4.金融ビックバンとは? [4]
5.金融ビックバンの狙い [5]

ある程度まとまってきたので、「日銀の金融政策が機能しないのはなんで?」を図解化してみました。
これまでの成果を是非、ぜひ、ぜぇひぃ〜、ご覧ください
その前にぽちっとよろしくね


ぽちっとありがとうございました

まずお金はヒト(消費・需要)とモノ(生産・供給)のやりとり(=市場経済)を結びつける触媒機能でした。
したがって消費・需要が活性化しているときには、お金は触媒機能として市場経済に対して重要な役割を担っていました。
しかし豊かさが実現し、消費・需要そのものが減少していくといくら触媒ばかり増やしても市場経済は活性化せず。

したがって銀行は金貸し業から転換し、集めた金を国債等で増やしたり、金融商品の提供で儲けたりする始末。
結果として銀行の親玉で、お金を発行する日本銀行も機能不全に陥ってしまったのです。

最近では、企業CP買取から、劣後ローンの引き取りなど、次々と日銀から金融政策が打ち出されています。しかし効果は今ひとつです。もがいているのは企業よりも、日銀の方かもしれません。

お待たせしました。それでは、それらをまとめた図解をどうぞ
下から上へ見てください。
『日銀の金融政策が機能しないのはなんで?』
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さて、過去から金貸しが最も欲していた紙幣発行権。 これを持つ日銀そのものが機能不全に陥った現状から、今後日銀はどうなるのでしょう?やはり役割を終えた機能は消えるしかないのでしょう。

そうなると紙幣発行権はどうなるのでしょう?
やはり一部ここでも出ているような紙幣発行権は政府に返還され「政府紙幣」の登場となるのでしょうか?そうなると経済は、社会は、一体どうなるのでしょうか?
次回からその検証に入りたいと思います。

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