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アメリカ金融史8 アメリカはいか にして金融の中心となっていったのか?

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前回記事、 『アメリカ金融史7 アメリカは、なぜ拡大できたのか』 [1]では、「アメリカは南北後どのように世界に進出していったのか?」 という内容を扱ってきました。今回は米西戦争以降、アメリカがいか にして金融中心となっていったのか?
本家本元金貸したちの動向に迫ってみようと思います。
 
【武力から資本力へ】
19世紀終盤から20世紀初頭にかけては、時代の転換期でした。
 
15世紀の大航海時代から始まった植民地拡大ですが、19世紀終盤になると、南アメリカ等一部を除く世界中のほとんどが列強の植民地 [2]と化しました。
そのため戦争は、新天地の支配権を巡っての局地戦に変わって、列強同士の覇権争い である世界大戦へと突入していきます。
 
しかし、その背後には金貸したちが糸を引いていたのです。
 
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中世は強大な武力を持つ国家が支配していましたが、武力では勝てない金貸したちは、力の序列の抜け道として、市場拡大を画策し資本を蓄積してきました(参考:GRAND THEORY Vol.4 P6)。そして、資本力が武力を上回る制覇力を得た結果が、フランスの市民革命やアメリカの独立です。(参考:■アメリカ金融史5 アメリカ独立の背景 [3]
 
【金貸しの手法】
◆前回扱った米西戦争でもマスコミを上手く使って世論を操作し戦争へ向かって行きましたが、金貸しの手法はいつも同じです。第一次世界大戦で、金貸しが儲ける為にとった行動はというと、
 
 
・ヨーロッパのマスコミを使って世論を戦争へ扇動
・軍需産業は、金貸しが押さえているので、国同士が戦争を起こす事によって金貸しは儲けられる。(e.x.第一次大戦ではドイツ・オーストリア・オスマントルコ・ブルガリアからなる中央同盟国と、三国協商を形成していたイギリス・フランス・ ロシアを中心とする連合国のどちらにも、それぞれに戦争するように勧めて 第一次大戦が開始させていた。その結果この戦いで西欧は長引けば長引くほ ど、疲弊していきました。)
・戦場にならなかったアメリカは武器を輸出し軍需景気で大儲けしていきます。
 
【金貸しによるアメリカ支配】 
◆そのような状況をうけ、ロスチャイルドを中心とする金貸したちは、衰退しつつあるイギリスに変わって拠点アメリカに移しました。
 
軍需産業によって大儲け したロックフェラーに対して、ロスチャイルドが取った戦略が、中央銀行設立です。
 
金貸しは政府に働きかける と同時に、マスコミを使って大衆を扇動し、大義名分を作ってアメリカも参戦。そうすることによって、アメリカは金貸しから借金をせざるを得なくなり、金貸したちはアメリカ国家を支配しました。
 
こうして、
第一次大戦後、力をつけたアメリカは、イギリスに変わる覇権国金融の中心となっていきました。
 
【まとめ】
◆金貸したちはこの先アメリカが中心になるということを読んでいて、世界を支配する為に、アメリカに中央銀行を作らせる必要があり、そのためにアメリカに戦争を参戦させる必要があったともいえます。
 
戦争を起こす為にマスコミによる共支配そして、正当な理由をつけてどこかの国が戦争を起こせば、軍需産業を持つアメリカが儲かり、そのアメリカが参戦すれば、中央銀行を牛耳っている金貸したちが儲かる という仕組みが出来上がったのです。
 
先進国の中央銀行をそうした形で支配してしまうと、金貸したちの思い通りとなり、90年代まで金貸したちの支配が続いて行きました。
アメリカの背後にいる金貸し支配!!怖い〜

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