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なんでや劇場レポート2 〜金貸し支配の現象とは?

さて、先回「世界経済はどうなる?」に引き続き、今回は、そもそも金貸支配の構造とは何なのか?「金貸し支配の現象とは?」をお送りします。
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●金貸しは常に対立勢力を作る
まず、そもそも金貸し支配とはどういう現象を言うのでしょう?
金貸しの基本戦略としては、敵対勢力を作り出すこと にあります。
例えば、代表的なものとして、 「米ソ対立」
ロシア革命の立役者としては、レーニンととロッキーが有名ですが、 革命にかかる膨大な金の出所は、ドイツ秘密警察のトップ、マックス・ワールブルグであり、なんと、このマックスの弟パウルは、アメリカ連邦準備制度の創始者であり、初代会長 なのです。
ソ連の国家プロジェクト工場を作っていたのは、ロックフェラーであると言われているし、さらにロシアの石油の販売を担っていたのは、なんと!ロックフェラー系のスタンダード石油なのです。
ロスチャイルドメモ③:ロシア革命とソ連支援 [1]
共産主義国は、ロックフェラーによって創り出された [2]
さらに、幾多繰り返された、世界大戦開戦の影には、必ず彼ら金貸しの影があり、世論の移り変わりとともに、戦争に対する風当たりが強くなると、テロが起きる
日露戦争にヤコブ・シフ(その陰にロスチャイルド)有り [3]
ロスチャイルド メモ②:1914〜第一次大戦の狙い [4]
アメリカ・ロックフェラー系が主導した第二次大戦 [5]
“ロックフェラー”は何を考えているか①:「対テロ戦争というのは詐欺です、茶番なんですよ」 [6]
このように敵対勢力をつくり、分断してそれをひっくるめて統治するのが、彼らの常套手段ということなのです。
つまり、金貸したちの生きる市場とは国家=序列統合に対抗する私権追求の抜け道であって、政治体制が揺らいでいる時こそ、市場の拡大期。金貸しは意図的に、反体制派をそそのかしては体制の揺らぎを仕掛け、そして儲けて来たのです。
●労働権、男女同権は愚民化政策
さらに、かれらの手法は、国家間を初め、敵対勢力を作り出すことだけではない。
一般市民を愚民化するという手法もあったのです。
近代以降、市場が拡大するとともに、産業も発達していく中で、労働者と資本家という階級を生み出す。そして、労働者の置かれた立場の改善の為に、「個人・自由・権利」を労働者に主張させ、これらの観念を元に労働運動を活発させてゆく。
これは、あたかも良いことのように思えるが、実のところ、この個人や権利という観念に収束してしまうと、それ以上社会のことや、組織の事を考えず、要求する事以外は、自分の自由や余暇のことしか考えることのできない人間ができ上げる のです。
さらに、男女同権を代表するウーマンリブ運動も、同様であり、女性の社会進出によって、市場は拡大する一方、その運動を下支えする観念が、個人という観念である以上、上記の場合と同様に、自分の事しか考えず、金貸しにとって、より統治しやすい、社会のことが考えられない人間ができるのです。
“ロックフェラー”は何を考えているか②:“ウーマン・リブ”はロックフェラーとCIAの資金によって捏造された運動 [7]
これらは、今の現状を見るに付け、決して労働者や女性のためになっているとは言えないだろう。求められているのは、苦役とされてきた労働をやりがいのあるものにかえることであり、自分たちの生きる場を自分たちで作る(=経営に参画する)ことであり、女性にとっても男女同権に答えなど無いことはもはや明確です。
個人や、自由、平等、権利などの近代思想は、まさに金貸しのためにあったと言っても良いでしょう。
●自分たちに都合のよい社会を作り上げることができたのは、何で?
□マスコミを使ったプロパガンダ
マスコミの歴史は、投機市場の情勢をいち早くキャッチするためにできたのだが、その実は、当初から大衆を共認支配する為なのです。
金貸しはマスコミを牛耳ることにより、自分たちに都合のよいプロパガンダを行ってきた。最近の日本では、小泉フィーバーが記憶に新しい。
金融資本による世論操作の歴史① [8]
金融資本による世論操作の歴史② [9]
世論操作の方法 :「とまどえる群れ」をどうコントロールするか? [10]
アメリカ→官邸・電通→マスコミの世論支配 [11]
□特権階級の支配
【図解】金貸しによる特権階級支配の仕組み [12]
一般大衆に対しては、マスコミを使った共認支配を行う一方、政治家や特権的専門化を支配する方が、大衆全部を支配するより、数が少ない分容易です。
政治家に対しては、戦後日本の場合は、資金援助を行う代わりに、完全に金貸しに都合のよい政策を取らせる。岸→福田→小泉は、国内に基盤を持たないが、そこをアメリカに支えてもらう変わりに、日本の国益を金貸したちに明け渡したのである。対して、国益を優先する旧田中派は、金貸したちにとっては邪魔者でしかなく、その情報力でことごとくつぶされてしまった。
日米安保条約無効確認訴訟:岸信介元首相が米CIAに買収されていた事実を知っていますか? [13]
また、これは日本だけでない。アメリカにおいても、金貸しの総本山であるFRBの通貨発行権を取り上げようとした、リンカーンやケネディーは暗殺されてしまった  のです。
FRBに抵抗する者はことごとく暗殺されてきた [14]
以上、金貸し支配について見てきましたが、彼らの常套手段は、常に敵対勢力を作り出し、分断しながらそれらを影で操るという方法です。
そして、世界中にはりめぐらされた情報網を駆使しながら、それを自分たちに都合の良いように操り、その矛先は一般市民だけでなく統合階級にも向けられているのです。

☆次回は、現在、世界的にその金貸し支配も弱まってきているが、日本だけは逆に金貸し支配が強まってきている。その理由はなんなのか?を追求していきます。

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