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新エネルギー:マグネシウム(Mg)の可能性を探る!

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るいネットでも、夢の様な新エネルギーが紹介されました 😀
マグネシウムがエネルギーを生む社会!! [2]
この夢の様な新エネルギーの中身は?と言うと、

1.クリーンで無尽蔵である。
このエネルギーシステムは、二酸化炭素も窒素酸化物も出さずクリーンである。
かつ、太陽光、水、マグネシウムを資源とし地球上どこにでも無尽蔵にある。

2.夢の循環システムを実現する。
又、資源となるマグネシウムは使い捨てではない。
使用後の酸化マグネシウムを「太陽光励起レーザー」と言う特殊な装置に掛けることで、再び金属マグネシウムに変換される。
このマグネシウムを使った新エネルギーは、石炭や石油或いは天然ガスと違って地球環境に優しくかつ、世界中どこにでも無尽蔵にあるので無くなる心配がない!
ん?待てよ!
世界中どこでも無尽蔵にある....と言う事は....

3.戦争がなくなる?
新エネルギーは、市場の独占や支配が成立し得なくなり、利権を巡っての争いがなくなる。言わば、戦争が起こらないと言うこと?
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これまでの石炭や石油或いは天然ガスエネルギーは、CO2排出から地球温暖化を招き環境問題として取り上げられています。そして、経済面においても、その資源の立地的な絶対性から利権獲得を巡っての国家間による利権争いや対立=戦争が絶えません。
現在でも中東をはじめとして、戦争は続いています

また、前回太陽光エネルギーや風力エネルギーと言った新エネルギーの可能性について紹介しましたが、自然を相手にした不安定な供給故に、安定化や製造過程及び維持メンテナンスにおいて既存の石油エネルギーに頼らざるを得ず、新エネルギーだけのリサイクル型社会は、未だ限界がありました。
石油利権闘争とそれに纏わる政治戦略等1〜ロックフェラーに代わる石油新勢力?とナチス〜

かつて世界の石油業界を支配下に置いたオイル・メジャーには.エクソン・モービル.シェブロン等.ロックフェラー系の「主流」石油企業に加え.ロックフェラーの支配に「抵抗し」.わずかに独立を維持して来た.コノコ・フィリップ石油.オクシデンタル石油.ゲッティ石油等が.傍流として存在して来た。
 ロックフェラーの油田「独占」に追い詰められた.独立系石油企業は.政治的に危険で.誰も手を出さない地域の油田を開発するしか.油田開発の余地が残されて居なかった。イラク.イラン.リビア等の油田開発を行って来たのは.これ等の独立系石油企業であった。イラン.イラク.リビア等に米国が経済制裁を加えるたびに.独立系石油業者は.表側ではビジネスが不可能になり.闇業者として地下に潜り.石油「密売」業者となった。
 ブッシュ大統領が.イラク.イラン.リビア等を「テロ支援国家」と非難して来た背景には.ロックフェラーに属さない石油業者のビジネスを「窮地に追い込み」.ロックフェラー帝国の支配力を高めようとする.石油業界の「派閥争い」が存在する。また.イラク.イランのような産油国と米国との戦争は.石油価格の高騰を招き.石油価格「操作」としての側面を持ち.ブッシュ=ロックフェラーに莫大な利益を.もたらして来た。
るいネット [3]

近代社会の成立以降、世界経済は金貸し達の独占支配の歴史であった。

それは、人々の生活や生産活動に必要なエネルギーをも独占支配することで、人々の意識までも支配する構造をつくり出して来ました。そして、利権対立する勢力を意図的に作り出し、市場拡大と共に戦争を作り出して来た歴史でもあります。

世界の金貸したちは、その資源の立地的な絶対性から、これらの利権を手に入れ市場拡大と共に株価や金利を操作し石油メジャー組織を支配下に置き世界の経済を牛耳って来たのです。

しかし、この新エネルギーは、何時でもどこでも採取できることから市場の独占が極めて困難な構造にあることが分かります。言わば、国家や企業の独占支配が成立し難い事を意味します。つまり、市場化に乗らず世界経済を支配する金貸し達の思う通りに市場操作介入や独占支配が出来なくなると言う構造です。
仮説ですが、この新エネルギー開発は、金貸し支配の歴史を覆す時代の幕開けになるかも知れません。
これからの社会を見ていく上でも、着目に値するテーマではないかと思います。

では、今後の課題はと言うと、
『マグネシウムを作り出す新技術の実現可能性』と
『独占支配されない為には、何が必要か?』
と言う事になります。

1.海水からエネルギーを作り出す『淡水化・マグネシウム精錬プラント』って何?
2.酸化マグネシウムを元の金属マグネシウムに還元分解する『太陽光励起レーザー』って何?
そして、
3.これらの技術が、市場独占されない為に何が必要か?

その鍵を握るのが、装置技術の中身にありそうです。

次回は、これら装置のしくみについてもう少し詳しく突っ込んでみたいと思います。

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