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ブロック経済 どうしてブロック化したのか?〜アメリカの孤立主義〜

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米国初代大統領ジョージ・ワシントン  ウィキペディア [1]より)
 アメリカ合衆国は建国後、わりと初期の段階からヨーロッパ諸国との相互不干渉を提唱していました。これがアメリカの孤立主義と言われるものです。
 
 孤立主義は、第二次世界大戦前まで米国が原則とした外交政策で、第5代米国大統領ジェームズ・モンローが、1823年に議会への7番目の年次教書演説で発表したモンロー主義に代表されますが、元々は、初代大統領ジョージ・ワシントンが離任の際の最後の演説の中で、「世界のいずれの国家とも永久的同盟を結ばずにいくことこそ、我々の真の国策である」と述べたことであると言われています。
 初代大統領ジョージ・ワシントンが任期の最後に、このような孤立主義を掲げたのはなぜだったのでしょうか?
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 実は、イルミナティと関係があったようです
 イルミナティは、1776年にマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの財政支援のもと、インゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイスハウプト教授によって創設された秘密結社です。しかし、反体制的な危険性ゆえ、わずか10年で、バイエルン政府から非合法組織として指定され、以降、弾圧を逃れるために結社員は似たような秘密結社フリーメーソンに潜り込みました。そして、米国初代大統領ジョージ・ワシントンはフリーメーソンでした。
 ちなみに、イルミナティが創設された1776年は、アメリカ独立宣言が採択された年です。
独立宣言に署名した60名のうち、41名がフリーメーソンで、歴代大統領のうち、約6割がフリーメーソンです。

同時期、イルミナティは米国にも進出していました。
フリーメーソンであった初代米国大統領ジョージ・ワシントンの最後の演説(1797年)は、イルミナティに対する警告がテーマでした。
「イルミナティのような連合体はやがて、狡猾な野望を持つ、無節操な者たちが独力で政府を強奪し、民衆の力を何もかも覆し、憲法の核心部分を破壊する原動力になるだろう」
「彼らが採用する方法の一つは、イルミナティが民衆から土地と財産を盗むための法律を施行できるよう憲法を改正することにある」
「アメリカが自由であり続けるためには、ヨーロッパを避けることが第一原則である。落とし穴だらけの連合を、何としても避けなければならない」と、出来る限り欧州と政治的関係を持たぬよう、国民に呼びかけました。
やはりフリーメーソンであった二代目大統領のジョン・アダムズは、ワシントンと共にイルミナティに反旗を翻しましたが、三代目のトーマス・ジェファーソンはイルミナティの結社員でした。
しかし、五代目のジェームズ・モンローは、ワシントンの遺志を継ぎ「モンロー主義」と呼ばれる欧州との相互不干渉を宣言しました。ウッドロー・ウィルソンが米国民を騙して第一次大戦に参戦するまで、モンロー主義が米国外交の主軸となった背景には、このような事情があったのです。

Anti-Rothschild Alliance [2]より)
 
 上記引用では触れられていませんが、四代目のジェームズ・マディスンは、「アメリカ合衆国憲法の父」と見なされる一方、対外宣戦布告をした初の大統領でもあります。1812年6月18日に英国に宣戦布告し、米英戦争に突入したのです。
 
 実は、この戦争中に英国商品の輸入がストップしたことによって、米国の経済的な自立が促進され、米国内での多くの産業、工業が発展したと言われています。
 
 五代目のジェームズ・モンローが陸軍長官であった時に、この戦争は終結しました。
モンローは、ワシントンの意志を継ぐとともに、外国商品の輸入ストップによって自国の経済が発展することを先の戦争で学び、モンロー主義(アメリカ大陸とヨーロッパ大陸間の相互不干渉)を提唱したのでしょう。

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