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「国の借金が800兆円もできたのは、何で?」2〜膨大に膨れ上がる福祉の予算.本当にみんなのためになってるの?

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前回リンクの記事で雪だるま式に増える国債の実態がわかりました
今回は,国債が増加し続ける本質構造に迫っていきたいと思います


るいネット 
国債の最大の目的は、失業対策では。 [2]
ここでは,国が失業対策として、市場拡大しか考えられないことが一番の問題であることが指摘されています.
国は市場拡大のために,様々な事業にお金をつぎ込んでいますが,主な支出のひとつである福祉について追求していきます.
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福祉制度=「お金を使うこと」それ自体が目的であり価値となる異常な制度 [3]

>国際支援や国際協力と言われるNPO活動も、援助できる先を一生懸命探し回っているような違和感が否めません。膨大な予算が途上国援助費として毎年計上されるのにも、まったく同様の感覚が付き纏います。また、施しを受ける側も、かつての先進国の横暴のツケに対する当然の権利とばかりに度を越した要求を続け、感謝の姿勢が微塵も見られないというのも、考えてみれば異様な光景です。(52457 [4]
考えてみれば、「福祉」ほど成果を追求されない制度は無いと思う。
当たり前だが、民であれ官であれ、資金を注入するからには、何らかの成果を求められる。何の成果も求められずに、資金を注入することなど有り得ない。
しかし、「福祉」にはそれがない。
途上国への資金援助の成果となれば、例えば(資金援助したことで)その国がどれだけ経済的に安定したか、また、その国の活力、人々の活力がどれだけ向上したかと言うことが”成果”となるだろうが、そのような成果が追求されたとは聞いたことがない。
これは何も途上国への資金援助だけではなく、日本国内でも同じことである。毎年莫大な資金が福祉予算として計上され、使われていくが、同じように、それでどれだけ日本の活力が上昇したか、人々の活力が上昇したか追求されたことは一度もない。
また、福祉予算が年々増える一方で、福祉施設は行き詰まりを見せている。(29954 [5]30004 [6]30141 [7])(福祉施設での虐待事件などが年々増えていることも、そのことを端的に示している)
これはある意味で、最低の成果を晒しているとも言えるが、問題が言及されたことは無い。

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>福祉や人権というのは、その結果生じる不利益を、私益的に充足させてもみ消すための手段(制度)でしかありません(68077 [8]
>安易な善意を短絡的に貧困者に向け、彼らの生活を直接援助することで「自己満足」してしまった浅はかさ。(52637 [9]
>根底にある問題の存在を常に見えにくくさせ、人々を代償的な問題解決方法・安易な活動に走らせる観念だからです。(52637 [9]
もともと福祉制度は、私権社会の矛盾を私益的方法論で代償的に問題解決する為の制度。より端的に言えば、自分たちが利益を得ていることを、お金で自己正当化する為の詭弁。
だからこそ、「結果・成果」は重要ではなく、”お金”を「福祉の為に使う」こと、「福祉制度に資金を注入する」ことが最大の目的となり、同時に最大の価値・美徳となっている。
「お金を使うこと」それ自体が目的であり価値であると言う異常な構造。これが、「福祉」において成果が問われない根本構造だろう。
>財政破綻の張本人が福祉制度にあるのは明らかなのに、面と向かって問題指摘をすることに何となく腰が引けてしまうのも、本源的な期待応望関係と倒錯した観念とを混濁させ、真っ当な意見を抹殺するかのような共認支配が未だにはびこっているからでしょう。(52457 [4]
「福祉」と言う言葉を出せば、どれだけ莫大な予算がつぎ込まれても、全く問題にされないし(問題に出来なくなると言う方が正しいかもしれない)、成果は問われない。
そう言う意味で、実は「福祉」とは、最もたちの悪い、最大の消費制度と言えると思う。だから、湯水のごとく借金を膨れさせていくのだろう。

福祉の構造をまとめると次の図解のようになります.
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この図解からもわかるように,政治が大衆に迎合した福祉制度の問題が浮彫りになってきます 😡 😡 😡
年々増大していく福祉のための予算.しかし,人権を守るための福祉というタテマエの前には何も言えなくなってしまう政治,人権を盾に要求を肥大化させていく大衆.
そこには,何にお金を使うべきかという視点はなく,迎合と要求によってお金をつぎ込むことが目的化した中身のない制度があります.
政治も大衆も、今まで何お金を使うべきか真剣に考えてきませんでした。今後、お金の使い方をどのようにしていくのか大衆みずから考えていく局面にきています。

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