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大転換の予感「潮流8」:自民党は、なぜ見限られたか?

大転換の予感「潮流7」 [1]より

未曾有の災害を経験してもなお、事実を隠蔽し「原発どうする?」といった、前例がない=答えがない問題に関しては、全く判断を下すことができない無能”エリート”。


福島第一原発事故から2ヶ月が過ぎました。被災地の人々もそれ以外の地域の人々も復興、生活改善へ向けて精力的に活動されている様子がさまざまなメディアを通じて伝わってきます。

[2]

【がれき野原にコンビニ復活!これこそが実現思考】

他方、テレビに目を向けると政府、学者、電力業界の泥仕合ばかりが目立ちますが、そこからは「実現の意志」がほとんど伝わってきません。
彼らは一体どこを向いて仕事をしているのか、本当に国民のこと、日本のことを考えているのか、疑いは募るばかりです。
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菅首相が26日のG8サミットでまたまた根拠のない大風呂敷「太陽光パネルを1千万戸に設置する」を広げましたが、すぐに海江田経済産業相と意思疎通ができていないことが露呈してしまいました。そのニュースを鼻白む思いで聞いた人も多いでしょう。
現政権の迷走ぶりと保身を第一義とする姿勢を見るにつけ、民主党もかつての自民党と「同じ穴の狢」であることが鮮明になってきました。
るいネット 潮流8:自民党は、なぜ見限られたか? [3]より

この危機発の目先収束は、危機発である以上、私権体制の崩壊に伴う一時的な潮流であることは明らかである。その意味では、目先収束と特権階級・下層階級の暴走は、社会の表層に現れた先端現象にすぎない。
暴走を続ける社会の深層では、私権原理から共認原理への移行が着々と進んでいる。そして、社会の表層で進行する格差の拡大と権力の暴走は、この深層の充足志向→実現志向およびそれらが生み出した共認収束の大潮流と根本的に対立する。つまり、彼らの言動は時代に逆行したハネっ返りの反動行為そのものである。従って、特権階級が暴走すればするほど、彼らの無能さと邪心が見え見えになり、白日の下に曝け出されてゆく。

現実の課題を前にして、動き始めた大衆の実現思考⇒共認収束の潮流は、もはや止められない大きなうねりとなってインターネット(ブログやツイッター)に現れてきています。

[4]

【ひっこめげんぱつ・・・高円寺デモ】

また「お願いです。逃げてください!」とツイッターで叫んだ山本太郎(俳優)、同じく「これは私たち、国民の問題だよ!」と原発問題をツイートし続ける松田美由紀(女優)、義援金の活用に疑問を抱き日本赤十字社に乗り込んだ清水国明(タレント)など、大衆の意識に呼応して実現思考に舵を切った芸能人が注目されています。
【参考】
福島県民、東北人、日本人の復興のカタチ [5]
反原発の2つの流れ 高円寺のデモに可能性を見る [6]
義援金は困っている人たちに・・・届かない? [7]
他方、原子炉への海水注入の指示をめぐって菅首相と、ブレーンのはず(?)の斑目原子力安全委員会委員長が責任のなすりあいをする。まったく傍観者的な態度を隠そうともしせず、醜態をさらしています。それを見せられる私たちはシラけきってしまいます。
もとより自ら手を汚さず「高みに立つ」姿勢を崩さずにきた特権階級(政治家、学者、マスコミ)は、今回の災害、事故を期に、ついに日本中の「普通の人々」から断を下されることでしょう。
Book1.jpg [8]

【「言った」「言わない」の泥仕合・・・菅首相と斑目委員長】

‘09年の自民党の敗北は、そのプロローグだったかのようです。
るいネット 潮流8:自民党は、なぜ見限られたか? [3]より

こうして、’05年のマスコミを使ったやりたい放題の郵政選挙を経て(「マスコミの煽動報道とその最後」 [9]参照)、’09年、遂に「何が何でも自民を引きずり降ろせ」という脱自民(反特権)の潮流が顕現した。これまで好き放題に格差を拡大し、権力の乱用を繰り返してきた特権階級に対する大衆の怒りと不信と危機感こそ、自民党が見限られた理由である。その権力中毒を直せない限り、もはや永久に自民党に未来はない。この点は、次政権も同様で、彼らが権力中毒に溺れる時、彼らも忽ち支持を失うことになる。
おそらく、今回の選挙結果を受けて、財界や自民党や官僚の少なくとも一部には反省の気運が生じるだろう。しかし、何の反省もしない特権階級が生き残っている。この厚顔無恥な最後の特権階級こそ、今回の暴走をリードしてきたA級戦犯であるマスコミ人に他ならない。

彼ら特権階級と私たち国民とは既に違う方向を向いています。
これまでも不況にあえぐ産業界に対して、労働者派遣法やM&A促進のための産業再生法改正など、新しく打ち出される制度は常に私権格差を拡大しようするものでした。それに違和感を抱いていた人は多いのですが、これまでは意識上の違和感に留まるのみでした。
しかし、震災を期に人々の「実現思考」が顕在化し、行動をもって復興の道を歩み始めています。
【参考:特権階級と大衆との意識のズレ】
本当の復興政策は共同体の再生を支援すること [10]
犯罪国家には従わない。新たな社会の萌芽は顕在化した! [11]
震災で目立った「日本人の民度の高さ」と「政府の無能さ」 by台湾メディア [12]

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【普通の人々が動き出せば、社会は変わる】

ここで特権階級の「高みに立つ」姿勢が変わらない限り、彼らは人々に見限られます。
ついに「素人が実現していく時代」になったと言っていいでしょう。
【参考】
特権階級の自家中毒 [14]
高見に立つ、その姿勢に断が下される [15]

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