先日のネットサロン [1]でのこと。
今後の世界経済について、金融に詳しい参加者のS氏がこう言った。
「ドルはこれからしばらく上がりますよ。」
リーマン・ショック以降、実体経済はズタズタで、国債の発行上限の引き上げを巡り議会が紛糾、8月にはデフォルトの噂まである米国の通貨が、どうして上がるというのか?
「それは、テキサスで新たにサブプライムが仕掛けられているからです。」
(S氏)
テキサス?サブプライム?参加者一同がキョトンとしていると、もう一人の参加はI氏が、「あ、その商品、この間セミナーに行って購入しました」という。なんと、S氏の言う新・サブプライム商品は、既に日本にも顧客を作りはじめているらしい。
2001〜2006年に住宅バブルを発生させ、2008年のリーマン・ショックに始まる世界金融危機の火種となったサブプライムローン。その欠陥を修正して開発したのだろうという新たな金融商品は、再び米国の土地・証券バブルを生み、ドルを延命させるのだろうか?
今回から数回で、この新たな金融商品の正体を、当事者であるサロン仲間とともに追求してみたい。
いつも応援ありがとうございます。
まずは、この不動産投資商品を購入したI氏が見せてくれた「ランドバンキング」と呼ばれる商品の案内パンフレットを見てみよう。
ランドバンキングとは、資本の維持と増加を目的とした、成長が見込まれる開発前の土地への投資です。
株式市場の変動に左右されず、投資ポートフォリオの多様性を高めます。
ウォルトンは世界中の投資家に優れた不動産投資の機会を提供してきましたが、
その成功のカギはシンプルでありながら効果的な役割と責任の分担です。
4つの専門チームによる土地の調査・買収からプロジェクト完了に至るまでのビジネスモデルを当社では「4Pillars of Strength(4本の柱)」と呼んでおります。
ウォルトンのハイライト
●全部ないし部分売却済みプロジェクト:36プロジェクト
●既に、約6億カナダドル(税引き前)をお客様に還元
●年間加重平均利回り:28.98%(単利)15.43%(複利)
●いまだかつて損失を出したことがない優れた償還(Exit)実績
一見して、かつての電鉄系不動産開発のようにも感じるが、年間30%弱というとんでもなく高い単純利回りを一体どうやって実現するというのだろうか?
これから数回、世界経済をどん底に突き落としたサブプライム・ローンの復習とあわせて、このランドバンキングという不動産投資商品の仕組みはどうなっているのか?その狙いは何なのか?誰がこれを仕掛けているのかを追求していきたい。
(今後の追求予定)
◆サブプライム・ローンの仕掛け
◆ランド・バンキングの仕組み
◆サブプライムとランドバンキングの違い?
◆ランド・バンキングの仕掛け人は何者か?
◆日本へのランド・バンキング進出の狙いは?
◆新たな土地バブルは成功するのか?
乞うご期待!!