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『なぜ今、TPPなのか?』【1】プロローグ

今TPPが話題になっています。しかし、マスコミの報道は、TPPに参加したらどうなるのか?TPPには賛成か反対か?といった取り上げ方ばかりで、『なぜ今、TPPなのか?』の本質はなかなかわかりません。
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<緑色:現在のTPP加盟国(通称:P4)、オレンジ色:TPP参加交渉国、画像はウィキペディア [1]よりお借りしました>
そこで、当ブログでは、ニュースの裏側を追求し、本質に迫ってみたいと思います。
先ずは、プロローグとして問題意識と追求テーマの予定を投稿します。
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●問題意識
・TPPに参加したらどうなるのか?の記事はいろいろ出てきており、その危険性についてはだいぶわかってきました。しかし、なぜ今TPPなのか?他の国はどう見ているのか?などの根本的なところはイマイチよくわかりません。
※これまでの注目記事を紹介します。
国破れてTPP在り [2]
生き残りを賭けたアメリカの日本植民地化計画=TPP締結問題 〜日本政府はアメリカ盲従をいつまで続けるつもりなのか〜 [3]
TPPはアメリカの国を挙げた日本攻撃ではなく、軍産派の悪あがきでしかない。 [4]
「TPP」〜勝筋の見えない戦争に参加する愚を許すな! [5]
大衆の意識に応え始めた地方紙!〜TPP問題で大手マスコミと地方紙が真っ向対立の主張〜 [6]
米国丸儲けの米韓FTAからなぜ日本は学ばないのか② [7]
TPP「交渉参加表明」とロックフェラージュニア・キッシンジャーの来日 [8]
【TPP問題の本質に迫る!】週刊NewStream(社会)Vol.G1 [9]
・さらに分析を深めていく手掛かりとしては、以下のような視点があると思います。
★貿易自由化の交渉はGATTなどの歴史があるが、その交渉の歴史と今回のTPPとのつながりは?
★ブロック経済圏の先行事例としは、EU、NAFTA、メルコスール(南米)、AFTA、韓国FTAなどがあるが、その実態は?、本当に上手く行っているのか?
★世界の国々はTPPをどう見ているのか?
★これまでの注目記事の分析では、TPPも追い詰められた米国の悪あがきである可能性があると考えられるが、なぜ米国は悪あがきをしているのか?客観的にみて、悪あがきの可能性はあるのか?
★そもそも日本の経済戦略として自由貿易を拡大することが本当に必要なのか?

・そのような視点で、実質的には日米2国間協議であると言われている問題の枠を広げ、歴史的な考察、世界全体の情勢分析を加えることによって、日米関係はどうなる?どうする?の視点を得たいと思います。

●追求テーマの予定
【1】プロローグ:
【2】TPPって何?:基礎知識の整理
【3】貿易自由化交渉の歴史
【4】世界に広がるブロック経済圏の現状①:欧州
【5】世界に広がるブロック経済圏の現状②:北中米、南米
【6】世界に広がるブロック経済圏の現状③:アジア
【7】中国はどう見ているか?(なぜ中国はTPPに参加しない?)
【8】ロシアはどう見ているか?
【9】欧州はどう見ているか?
【10】米国経済の現状(貿易面の分析)
【11】コラム:日本は貿易立国って本当?
【12】なぜ今、TPPなのか?:まとめ(1)米国の戦略?
【13】なぜ今、TPPなのか?:まとめ(2)日本どうする?

乞うご期待!

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