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シリーズ『世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く』~裏の支配勢力史 ロスチャイルド~スカル&ボーンズ~ロックフェラー

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画像はコチラ [1]よりお借りしました。
 
ギリシャに端を発した財政危機は→イタリア→スペインにも広がり「欧州危機」ともいえる様相となってきました。
一方、米国もTPP参加を巡って日本を恫喝し続けるなど、焦っている様が大衆の目にも露わになっています。
金貸しが築きあげてきた「近代市場社会」が、まさに断末魔の叫びを上げながら崩れ始めようとしています。
今回の記事ではその近代市場社会を築きあげてきた裏の支配勢力史、主にロスチャイルド、ロックフェラーが登場した時代にスポットを当てたいと思います。
応援ありがとうございます。 🙂


裏の支配勢力史4 ロスチャイルド〜スカル&ボーンズ〜ロックフェラー [2]より

■1815年 ワーテルローの戦い
・ドイツ、オーストリア、イギリス、フランスのヨーロッパ全域にまたがる支店網を持っていたロスチャイルド家が独自情報を入手し、英国債の売買によって巨額の富を得て、財産を2500倍にまで膨らませたと言われている。この日から、ロスチャイルドによる中央銀行支配が強まっていった。

■1829年 ニューヨークでイルミナティの集会

・イルミナティの集会がニューヨークで開かれ、そこで「あらゆる破壊分子組織とニヒリストおよび無神論者を総合し、共産主義として知られるひとつの国際組織とするつもりである」と発表された。
・またこの時期、イルミナティのもうひとつのグループが、フランクフルト大学教授に、共産主義のアンチテーゼを執筆させ、ニーチェ哲学を経て、ファシズム→ナチズムに進展する。【あえて対立を作り出す】
・我々国民は選挙で選んだ議員が国家を統治しているように思えるが、そうではなく、民間銀行である中央銀行などの機関⇒世界機関⇒闇の権力者がコントロールしている。

我々大衆は敵と味方という視点で捉えがちですが、裏の支配勢力にとっては常に対立構造を維持しておくことが常套手段なんですね。

■1830年 カトリックにも金貸し業が許される

・それまでカトリックでは「金貸しは破門」とされていたが、ラテラノ公会議の規定が改められ、「高利貸しでない限り許される」ことになった。
・宗務委員会を改組して作られた宗教活動協会IORは、最初こそ扶助組織だったが、イタリア政府の管理を受けず、外国送金も自由なため、特権的な銀行「バチカン銀行」として今日に至っている。

最近ではこんなニュースもありました。
 
【関連記事】
→ 「バチカン銀行」が26億円のマネーロンダリングの疑い [3]
→ バチカン銀行の資金洗浄に捜査のメス。20世紀から続く資金洗浄の歴史 [4]
カトリックの総本山もいまや資金浄化の場 となってしまったようですが、その出発点がここにあるのですね。

■1832年 スカル・アンド・ボーンズ(S&B)設立(アメリカ)
・アメリカ イエール大学に作られた学生の秘密サークル。イエール大学は政治家や有力実業家などの子弟が多く通う大学で、S&Bはその中でも選りすぐりのエリートだけを集めたクラブ。当初は、アヘン貿易で巨万の富を得た有力商人が中心だった。のちにOSS(CIAの前身)を設立。
・ブッシュ一族、27代大統領タフト、ロックフェラー一族がボーンズマン。

■1835年 AFP通信設立(フランス)
■1846年 AP通信設立(アメリカ)
■■1851年 ロイター通信設立(イギリス)
・シャルル・ルイ・アヴァスが伝書鳩を用いた通信社(=AFP通信)を興す。アヴァスが用いた伝書鳩は、当時最も高速な通信手段であり、かつ人の手を介する郵便に比べて機密性も高かったため、軍隊で良く用いられていた。
・富裕層から重用されたアヴァスから分派したのが、ドイツのヴォルフとイギリスのロイターであるが、この三社は互いニュースを交換する契約を結び、1959年には3社で世界を3分割する秘密協定を結ぶ。
・ロイターの情報網からMI5、MI6ができ、MI6の指導を受けてCIAやモサドができる。
・ロイター家は、タクシス家、フッガー家と姻戚関係にある。タクシス一族の諜報網の一部を受け継いだ可能性あり。

通信社マスコミが金貸しの意向に沿って報道することは、最近のTPP報道を見ていても明らかですね。
【関連記事】
→ 通信社は金貸しの諜報機関だった [5]
→ 【図解】金貸しによる特権階級支配の仕組み [6]
→ 郵政民営化-2 〜通信社の歴史〜 [7]
 

■1863年 ロックフェラーがスタンダード石油を設立(アメリカ)
・石油精製事業に乗り出したロックフェラー1世は、徐々にアメリカ国内での石油生産の支配権を獲得し、結果、石油市場の90%を支配するまでに至った。

■1864年 日本で最初のフリーメーソン?
(アメリカ)

・留学先のオランダで入会した西周と津田真道が最初というが、トーマス・グラバーと坂本龍馬の関係の背後にもフリーメーソンの存在が指摘されている。また、明治新政府官僚たちの「鹿鳴館」は、日本最初の上流階級運動であり、明らかに有力者・著名人を取り込み、特権意識を育てて連帯させるフリーメーソン運動の核心的意味を持っている。他に新渡戸稲造、野口英世、夏目漱石。さらに戦後初の首相・東久邇稔彦や次の首相・幣原喜重郎、そして鳩山一朗らもメースンだった。。。

【関連記事】
→ 山本五十六はフリーメーソン、おかしな戦術でいっぱい [8]
→ 「幕末を揺さぶったふたつのフリーメーソン2」 [9]
→ フリーメーソン日本史 [10]
 
この冬に映画が公開されます「山本五十六」もフリーメーソンだったという噂もあるようです。裏の支配史と照らしあわせて観てみると面白さや怪しさも浮き立ってくるかもしれませんね。

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