今回は純国産エネルギーについての記事を紹介したいと思います。
311の福島原発事故を契機にエネルギーに対する関心が一気に高まりました。化石燃料に依存する現在のエネルギー供給システムの脆さ(化石燃料が無くなると即ピンチ!)もまた露呈しました。ですから原発から火力、ガスへの移行は根本解決にはなりません。
※ちなみに日本はエネルギーの96%を海外からの輸入に頼っています。化石燃料の輸入にかかっている金額は23兆円(2008年)です。1998年で5兆円でしたからその膨れ具合に驚きます。
そこから抜け出すには化石燃料に依存する現在のエネルギー供給システムから自然エネルギーへの移行を実現する必要があります。
日本では官僚、マスコミによる「自然エネルギー」に否定的な国内世論操作や法規制により停滞していますが、実は世界的には自然エネルギーへの移行が進んでいます。
それでは【風力、太陽光、原子力】の発電量推移(単年度で増えた正味量)のグラフを見てみましょう。
そのまえにクリックお願いします!!
●世界での風力、太陽光、原子力の発電量推移(単位は100万kW)
世界的には風力発電の増加が著しいですね。2009年で新規に増えた量が3800万kW(原発1基で約100万kW)。一方で原子力は311の福島原発事故以前から既に下火になっています。
●世界での自然エネルギー設備容量推移グラフ
日本は完全に乗り遅れています(アメリカもしたたかに着実に自然エネルギーの割合を増やしているのです)。それでは日本にはそれら自然エネルギーの技術や潜在エネルギーはないのでしょうか?
★そこで以下の記事を紹介したいと思います。
「純国産エネルギー」の実力。地熱発電の技術力は世界一!沖合の波パワーは3億キロワット!関東沿岸の洋上風力発電だけで東電の発電量をまかなえる!」
(リンク) [1]
さて、上記リンクから特に興味深いところをピックアップしてみると・・・
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・アイスランドの電力27%を賄う地熱発電に使用されているのは日本製!
・地熱発電の技術力は世界一!
・世界の地熱市場に占める日本製タービンのシェアは極めて高く、富士電機、三菱重工、東芝の3社の合計で、市場全体のほぼ7割を占める!
・地熱資源量は世界3位!
・関東沿岸の洋上風力発電だけで東電の発電量をまかなえる!
・石原教授は「日本には風力資源も技術もある。あとは、国の目標と支援策」と指摘!
・沖合の波パワーは3億キロワット!
・日本は世界題6位の領海・排他的経済水域(EEZ)をもっている!
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いかがでしたか?
日本には技術も潜在エネルギーも十分にあるのです。あとは国家プロジェクトとして『自然エネルギーへの転換』を本気で取り組めるかどうかだけなのです。
日本が国をあげてこの自然エネルギー技術開発に向かえば・・・省エネ技術とセットで世界中から必要とされますよ、きっと。
と考えると日本がこの分野に算入することを阻止しているのが金貸しの思惑なのかもしれません。