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↑ 旧ロックフェラー邸(画像はコチラ [2]からお借りしました)
前回記事(リンク [3])ではロックフェラーが石油独占により力をつけ、アメリカ国内で大きな支配力を手にしていく過程を紹介しました。
今回はその後、国内の支配体制を盤石なものにし、世界中の工作へと乗り出していく時期に注目します。それは世界の覇権国家がイギリス⇒アメリカへと移行する時期とも重なります。
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ロックフェラーメモ②1919〜1944年:世界運営に乗り出す、イギリス→アメリカへの覇権交代期 リンク [4]より
以下 引用
この頃、アメリカ国内をロックフェラー系で固めるとともに、グローバルネットワーク組織を相次いで設立、世界中の工作へ乗り出していく。この頃の目標は、ロスチャイルドの縄張り奪取、そしてポンド→ドル覇権への移行。(関連投稿:リンク [5])
・1919年 CFR(外交問題評議会)設立
→ホワイトハウス、国務省などに人材を送り込み政権における主導権争いへ。
・1925年 IPR(太平洋問題調査会)設立
→日本、中国方面への工作。財界を中心に日本にもメンバー。
※日本では、既に政友会(ロスチャイルド系)vs民政党(ロックフェラー系)の二大政党制へ。
・1920年代 ロックフェラー→ダレスにより、ドイツへの投資ブームを仕掛ける。
同時にシティの融資でIGファルベン社設立などドイツ政財界工作→ヒトラー育成支援。
・1920年代 メジャーズの中東進出
→中東をめぐるイギリス・ロスチャイルドとアメリカ・ロックフェラーの縄張り争い激化。
・1927年 サウジ「ジェッダ条約」
アメリカ・ロックフェラーがサウジアラビアを勢力下におき中東石油支配の枠組みを作る。
※ジッダ条約によってイギリスはアブドゥルアズィーズの領域(ヒジャーズ・ナジュド王国)の独立を認めました。
1932年に主要地域のハッサ、カティフ、ナジュドそしてヒジャーズが統一して、現在のサウジアラビア王国が成立しました。
⇒参考記事
●サウジアラビアの歴史〜王室と石油と欧米の関係〜 [6]
・1929年 ニューヨーク株式大暴落→大恐慌
※ロックフェラー主導?の大恐慌により、それまでアメリカの基幹産業を握っていた旧宗主国の金融貴族(ロスチャイルド系)は、結果的にアメリカにおいて凋落。
ロックフェラー系をはじめとするアメリカ資本が国内を固めていく。
・1930年代 ハーバード、コロンビア、エール大学、プリンストン大学など
アイビーリーグの運営権をウォール街が莫大な寄付金により握る
このころの中国工作→蒋介石、毛沢東支援。
(蒋介石は主にロスチャイルドが支援、ロックフェラーはロスチャイルドを追い出すため、最後に毛沢東支援)
・1939年 国務省「戦後問題処理委員会」(アメリカ参戦の2年前!)
ほぼ全員がCFRメンバー。戦後の世界の枠組み基本構造を決める。(これ以降アメリカの外交政策をCFRが握る。)
・1942年にOSS(戦略情報事務局)→1947年CIA設立。
※ロックフェラーの代理としてダレス兄弟は、CIA長官、国務長官を務める。
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■ダレス兄弟写真(左:アレン・ダレス 右:ジョン・フォスター・ダレス)(写真はコチラ [8]よりお借りしました)
⇒参考記事
●CIAの基礎を作った男 アレン・ダレス [9]
●ダレス兄弟の正体を探る(EJ第1437号) [10]
●CIAをぶった斬る [11]
・1944年 ブレトン・ウッズ体制確立=ドル覇権の確立
①ドルの基軸通貨決定
(金本位による固定相場制←当時世界の金の6割をアメリカが保有)
②IMF、世界銀行の創設
※ポンド覇権(イギリス・ロスチャイルド系)の終焉
※注:以後基本的に、ロックフェラー系が主導権を握るが、アメリカ国内では、宗主国のロスチャイルドは初期から基幹産業と金融を握っていたことから、アメリカ国内での影響力を残して現在に至る。
参照「世界の歴史をカネで動かす男たち」 W・クレオン・スクーセン
「実物経済の復活」 副島隆彦 ほか
以上 引用終わり
⇒参考記事
●英国基軸通貨ポンドの衰退過程 [12]