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『THRIVE』〜国際金融資本家の支配構造に切り込んだ映画〜

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今回は金融資本家による世界支配の構造に切り込んだ映画『THRIVE』をご紹介します。これまでにも井口和基のブログ [2]飄のブログ [3]で取り上げられ、ネット界でも次第に注目が高まってきています。
いつも応援ありがとうございます☆


■映画の概要
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 (フォスター・ギャンブル氏)
映画の制作者フォスター・ギャンブル氏は、一般消費財で有名なP&Gの御曹司です。彼は子供の頃の体験をきっかけに実業家ではなく科学者への道を歩むと、技術開発を意図的に邪魔している国際資本家(金貸し)の存在に気付きます。
この現実を踏まえて、人類繁栄の道を考えたのがこの映画であると紹介しています内容は人類を繁栄へと導くトーラス理論(自由エネルギー論)を解説し、それを邪魔する金貸しの支配構造と計画を明らかにして、最後にその解決策を提示しています。
映画は大きく4章構成で、1章:「概念を解き明かす」、2章:「お金の動きを追う」、3章:「世界支配に向けた行動計画」、4章:「解決策」となっています。CGや検証動画がふんだんに使用され、また日本語吹替版も用意してあるなど、自主制作とは思えないほどの品質で、雰囲気はNHKスペシャルをイメージしてもらえれば間違いないと思います。
■映画の内容
1章:「コードを解き明かす」
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 (トーラス)           (地球の磁気)        (フラクタル構造)
エネルギーの基本法則として、トーラス(円環)というドーナツのような流れを紹介しています。エネルギーは地磁気のように流れており、それは原子、樹木、人間、気候(風向)、惑星(地球)、太陽、銀河全体など万物の構造(≒フラクタル理論)からも分かります。
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 (ベクトル平衡体)     (紫禁城)    (黄金寺院)      (エジプトの寺院)
トーラスの基本的な構造はベクトル平衡体で、古代より生命の花(円で構成された幾何学的な図形)として、中国の紫禁城(狛犬)、インドの黄金寺院(歩道)、エジプトの寺院(柱)などにも表現されています。このトーラスを応用すれば石油やガスなどの化石燃料を使わずに、自由エネルギーとして自然の内部エネルギーから電力を取り出すことが出来るとしています。
しかし、この理論の研究に取組んだ科学者達(テスラ、モレイ、シュバイツアー、猪俣修二等)は、研究所を焼かれたりするなどの妨害にあっています。例えば、テスラはエジソンと並ぶほどの天才で、この理論を応用して電線を使わずに送電する方法を発明しましたが、電線に利用する銅(鉱山)をおさえていたJPモルガンによって発明は潰されました。以後、テスラなどの研究成果は政府に没収され、自由エネルギーはデマだったと隠蔽されています。
次にミステリーサークルを分析し、その形状がトーラスのエネルギー構造を示していることを発見しています。また跡地の地磁気から、電磁放射によってミステリーサークルが生成されることを突き止め、UFO自体もトーラスのエネルギー構造を利用していることを解明しています。
2章:「お金の動きを追う」
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 (産業支配)
2章では、人類の繁栄を妨害する存在を明らかにするために、お金の動きからアプローチしています。石油エネルギー市場はロックフェラー家が独占し、またその石油を利用した近代農業や緑の革命(遺伝子組換と種(F1)の独占)による市場拡大で、モンサントなどの大企業群が農業・食糧支配をしているとしています。
他にも、権力に従順な国民を育成するための教育支配や、健康を損なう企業や製薬会社が研究支援をしている医療支配、マスコミを世論操作に利用したメディア支配の実態などが取り上げられています。主要な産業が全て大企業群に支配されていることを明らかにしています。
その産業を上位で支配しているのが金融産業で、銀行の信用創造と紙幣発行権を持つ中央銀行の問題を分かりやすく解説しています。また銀行(中央銀行、IMF、世界銀行など)による経済のバブル化と、崩壊後の資産回収という金融経済の焼け太り戦略(最近のリーマンショック等)により、格差がますます拡大していると分析しています。
3章:「世界支配に向けた行動計画」
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 (階層的な支配構造)
ここまでの追求で明らかになった悪いことは生活の重要な部分がほとんど支配されているということであり、良いことはその支配が神など未知なる力ではなく人であるなら、自然の原理に修正するチャンスがまだあるとしています。
彼らの目的は、愚かな一般大衆のために世界を制御する新世界秩序(NWO)を創り出すことです。そのために常識という観念で普通の人を作り上げ、世界政府に向けた分割地域(EU、アフリカ、環太平洋、アメリカなど)を推進し、ピラミッド構造(庶民 企業 銀行 中央銀行 国際銀行(IMF、世銀) 世界政府銀行 世界エリート)による支配を考えています。その主なエリートとしてロスチャイルド家、ロックフェラー家、モルガン家が上げられています。
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 (911事件)                  (SWAT(米特殊部隊))
庶民を支配する基本的な手法は、ベトナム戦争やイラク戦争に代表されるように「政府がマスコミを使って問題をでっち上げ 庶民に問題意識を植えつける 庶民が政府に問題解決を要求 政府が解決する」という仕組みです。そのようにして常に庶民が政府に依存するように飼い慣らしていきます。
近年は新世界秩序に向けた準備(実験)として、CO2排出税(=世界的な税金)、FEMAによるテロ対策(治安維持)、ケムトレイル・ワクチン・遺伝子組替食品による生殖阻害(人口制御)、路上カメラ・通話記録・メールによる行動監視、戸籍・免許証・パスポートのIC化などの個人情報管理を取り上げています。
4章:「解決策」
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 (未来への跳躍)
エリートによる支配は庶民の賛同(世論)がなければ成立せず、数では1:100万以上の比率で勝っているため、庶民の動き次第で世界を変えることが出来るとしています。
例えば世界には庶民の社会活動グループが100万以上存在し、これがもし庶民運動としてNW出来れば簡単に状況はひっくり返るとしています。またガンジーや万物との一体感を体現した合気道などの東洋的世界観に、今後の社会の可能性を見出しています。
庶民運動はエリートに武力支配の口実を与えないように非暴力を原則とし、政策の中身として3段階の変革を提起しています。
1段階目は、現在の実態生活に合わせた政策に変えること。
中央銀行を廃止し、政府予算を半分にし、生活に必要な産業を支援すれば貧困は解決する。
2段階目は、個人の権利と自由を尊重すること(=非侵害)。
その実現のために小さな政府を地域毎に設立すれば、権力は肥大化しない。
3段階目は、人々の生活を規制せず個人の協調に任せること。
人々が望むサービスを支援することで、経済はより豊かに繁栄する。
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 (今後の社会イメージ)
最後は運動拠点としてTHRIVEのHPを紹介し、運動に参加する具体的な行動方法を伝えてくれています。(地方銀行の利用、食糧は自由種を選ぶ、デモへの参加など)
⇒THRIVEのHP [12]
■感想
トーラスを基本構造とした自由エネルギーの概念は、これまでのエネルギー効率の枠を超える面白い視点だと感じました。世界支配の構造は、経済の基本的な仕組みなどがとても分かりやすく解説されていますので、内容に興味を持たれた方にはオススメです。
ギャンブル氏のように世界エリートの中からも、支配構造を暴露する人が現れたのは、
現在の世界情勢を変えていける大きな可能性だといえるのではないでしょうか。
今後の動きにも注目していきたいと思います。
最後まで読んで頂いてありがごうございます☆

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