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新たなバブルが始まった?(コーヒーブレイク) ジブリ作品を真に作りたかったのは誰なのか?

映画「風たちぬ」見てきました!!
ジブリ作品が大好きな私が、この映画を見てきて思ったこと。
 
なんだかいつもと違う。。。大人の映画。劇場では、子ども達は飽きてしまい何度も席を立っていた。
子どものためのアニメを作るという信念を持つ宮崎が大人の映画を作った。
 
美しい、戦争という暗い映画のはずなのに、綺麗で感動する。宮崎監督らしいといえば、そうかもしれないが、ジブリらしくない大人の映画。
 
金貸しについて勉強しはじめた私はいつもと違う視点で見てました。
 
そして、最初に持った違和感から調べていくと、奇妙な点がいくつか出てきました。
 
今回は新たなバブルが始まった?シリーズのコーヒーブレイク☆
「ジブリ作品 風立ちぬ を真に作りたかったのは誰なのか?」を考えたいと思います^^
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●あらすじ
 
ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された。
主人公の青年技師・二郎が、不景気や貧困、震災などに見舞われ、
やがて戦争へと突入していく1920年代という時代をどのように生きたのか、
その生きざまや薄幸の少女・菜穂子との出会いなどを描く。
 
宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた漫画が原作。
 
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●私が感じた違和感
 
【ジブリヒットの法則「の」崩壊】
 
宮崎駿監督のジブリ作品には「」がついており、これがヒットの法則といわれている。
(例)「風の谷ナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋神隠し」「崖の上ポニョ」
しかし、今回は宮崎駿がポニョ以来5年ぶりの待望の作品にも関わらず「」がない。
諸説言われているのは、
“同時上映予定であった「かぐや姫物語」に「の」が入っているから”
“宮崎駿も年であり、鈴木プロデューサーのはからいで、「の」の法則をも破る自由な作品にして欲しかったから”
真相は?
【5年ぶりではなく5年かかった作品】
5年ぶりではなく「5年かかった」と自ら言い正した宮崎監督。
その間にリーマン・ショックや東日本大震災など、ちょうど描こうとしていた1920〜30年代の日本と重なる出来事があり、宮崎監督は「ファンタジーを簡単に作れない時代がきた。悪戦苦闘しました」と苦悩を明かす。
映画の序盤では、関東大震災のシーンがあり、その地面のうねりは波のよう。3.11と関連があるのか?
 
【参院選選挙前日のロードショー】
ジブリ作品の多くは、ヒットしやすい夏休みに放映されます。
たまたま選挙の前日に放映されたのか?
同時上映が予定されていた「かぐや姫の物語」は、製作が間に合わず今秋に放映予定。
待たずして、2回に分けるまでヒットが見込まれているのか?
そして、自民党政権が確定すると奇しくも9条改訂がマスコミに出た。
私のように深ヨミしなかった方は「戦争はこわい。戦争はダメだ!!」とは感じていなかっただろう。
これは戦争を美化した作品で、憲法改正に誘引しようとした誰かがいるのか?
 
 
●「好戦的」なアニメ作品、宮崎駿自身は憲法9条原理主義という矛盾
もともとは「風立ちぬ」は宮崎駿が『モデルグラフィックス』誌上にて連載漫画として発表しており。また、「堀越二郎と堀辰雄に敬意を表して」と映画のポスターにも書かれているように、宮崎駿としての強い思い入れがある。
 
また、宮崎駿の趣味としては兵器、しかし思想的には反戦。言ってみれば、相矛盾した所がある。これを面白いと思い、映画にしようと呼びかけたのが、プロデューサーの鈴木敏夫である。しかし、宮崎は断った。「アニメーションは子どものためのものであり、大人のためのものではない。」しかし、鈴木は映画に持ち込んだ。
 
「風立ちぬ」飛行機好きの少年が戦闘機を作らなければいけないという矛盾を抱えながらも生きなければならない。
「自分の作りたい作品でなく、ヒットする映画を作らないといけない」という宮崎駿の人生。
 
●憲法改正について書かれた小冊子「熱風」
スタジオジブリ発行の小冊子『熱風7月号「憲法改正」』特集号があります。
この中で、鈴木プロデューサーは今回の作品に関して、「ジブリの企画はいつも宮崎駿からどうしよう?という相談があって、たいがい僕がこれがいいって言うと、わかったってやってくれる人なんですよ。ほとんど躊躇なく。しかし今回は違った。〜(略)〜でも、僕は食い下がった」この食い下がる理由は、なんだったのだろうか?資金面で強力な力が及んでいたのか?はたまた、鈴木が言う、宮崎との矛盾を見てみたかったのか?
●大胆な仮説「ジブリ作品 風立ちぬ を真に作りたかったのは誰なのか?
参院選挙とバッチリのタイミングで上映された「風立ちぬ」
大胆な仮説として、9条改正を目論む戦争推進派に利用されたのではないかと考えました。
 
ジブリ作品というのは子どもから大人まで愛され、現在ではヨーロッパ圏をはじめとした海外でも多大な注目を集める作品です。
その影響力は多大なもの。この影響力を利用し、戦争はそんな恐ろしいものではないよ。反戦しないでね。と思わせる。
 
また、ジブリには資金が無い。資金集めは、鈴木プロデューサーの手腕にかかっていると言っても過言ではない。
今回の映画の協賛はauと読売新聞。読売は戦争屋の傘下にいるのは明らかである。
スポンサーの言うことは刃向かえないのが、映画会社の苦しいところです。
どれだけいい作品を作っても、お金がないと観てもらえない。なんらかの圧力は必ずあります。
 
5年という月日を費やしたのは、タイミングを見計らっていたからではないか?
3.11の前後というのは、民主党政権。自民党政権になった今まで温めていたのでは。
 
宮崎はこの事実(仮説)知っているのであろうか?
知っていても、知らなくても、宮崎駿は戦争反対を推進する左側の人間でありながら、兵器が大好き。
環境保全を訴え、日本の自然を愛するが、タバコが大好き。電気もたくさんつかう。
隠していた矛盾が、この映画で突きつけられた。
 
自分の作品だけれども、自分の作品にはしたくない。
それが、タイトル法則「の」に現れているのではないのか?
 
戦争推進派の黒幕はこの「宮崎は兵器が大好き。宮崎に戦争ものを描かせたら必ずヒットする」を利用した。
 
「熱風」でもあったように、表向き(本心からかもしれないが)では反戦、憲法改正反対を謳いつつも、
まんまと改正方向へ導かれているのだろう。

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