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金貸し勢力のスパイの証言(1)~国際的三重スパイと昭和天皇~

 

べラスコ

前回シリーズでは『天皇という力の正体とは?』と題し、国家の象徴:天皇が実は天皇財閥グループによって、日本を支配してきた歴史をたどりました。

今回は、国際金融資本による世界及び日本支配という“裏の世界”(紹介する書籍の中では“特殊世界”)と天皇の係りなどについて見ていきたいと思います。

“特殊世界”の情報は、二つの世界大戦で、敵対する連合国側と枢軸の舞台裏を駆け抜ける稀代の“三重スパイ”のユダヤ系スペイン人:べラスコからの情報をまとめた「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に引用紹介していきます。

読むほどに、“特殊世界”の恐ろしい支配構造が浮かび上がってきます。そして、何故か不可解な昭和天皇の存在。混沌とする世界、今後の日本の行く末を見ていくうえでも、歴史的事実を押えておかなければなりません。

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原爆ドーム [1]

「わが親族の墓所は爆撃してはならぬ。墓石が壊れると、ご先祖様に申し開きができない。それにわが一族の墓石は大金を払って入手した超高級品だ。壊れたら元も子もないから誤爆だけは絶対するな。」

声の主は、本書で言う“特殊世界”のメンバー達。彼らは軍部に誤爆禁止を厳命していた。それも敵味方の両軍に対してだ。誤爆禁止を突きつけたのはロスチャイルド一族やらモルガン一族、それにリーマン・ブラザーズ一家など、ユダヤ系国際金融資本からと王侯貴族、お馴染みの超有名人達である。彼らが主導する戦争の手足となる連合軍(英米仏蘭中ソ)ならびに枢軸国(日独伊)双方の指導者らは、自軍のパイロットや地上の長距離砲部隊に誤爆を避けるように周知徹底せしめていたのである。

(中略)

私は欧州でこの実話を複数の当事者から聞いた。毎日静かな朝を迎えていた“特殊世界人”の一人べラスコだった。そしてもうひとりには天皇がいた。日本のヒロヒト天皇である。表向きには敵対関係だが、二人は虫けらのように死ぬ役割の国民大衆とは違って、生き延びる(生き延びなくてはいけない)御役を“特殊世界”から格別に仰せつかった“幸運な操り人形たち”だったのである。

(中略)

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あの戦争はペテンであり、究極の“ヤラセ”だった。だのに、一般国民は今も気づいていない。見事な“差別”爆撃とマインドコントロールの効果を我々は甘受させられてきたのである。日本人は明治以来、巧妙にでっち上げられた「天皇の権威」を盲目的に信じ込まされたままだ。この天皇教たるや、日本古来の聖なるスメラミコト伝統とは無縁な西洋直輸入の一神教的なドグマなのだ。恐怖と恫喝でコーティングされた「天皇の権威」は極端に肥大化・独裁化され、それに一切の批判、疑問を投げかけることも許されない。それをベースに政治家や商工人、それに新聞人らがたくらんだいかさまの仕掛けにまんまとはめられた挙句、トドメとして敵機からの原爆投下による生体実験のための命まで捧げさせられた。

日本国民を戦争に追い込んだいわゆる戦争指導者と小利口で西洋かぶれの一部の売国奴たちですら“国粋愛国的”愚論を弄し、「忠君愛国」、「聖戦遂行」などと空疎な美辞麗句を並び立て、他人様を煽り戦場に追いやりながら組織のための金儲けと個人のための立身出世にひたすら走った。そうした“おこない”のほんの一部が昨今になってようやく明らかになってきた。とはいえ彼らは、戦争の反省も真剣な総括も放り出して知らぬ顔を決め込んでいる。だから、戦争の実態を正しく知りたい真っ当で真摯な人々の子々孫々はいつまでも戦争を知らずのままだ。

マスコミはもはや論外の部類である。いわゆる“組織ジャーナリスト”たちは、ひたすら欧米の知的ギャングどもがゴミ箱に捨てる“公式”の論理や情報等の腐肉を漁って貪り食らうのみ。つまり、祖国ではなく御身のためにだ。世界の大手新聞もテレビも戦前から今も尚慢性の消化不良症状を患ったまま真実を知らない。まさに喜怒哀楽を含んだ“上等な”戦争コメディを世界各国でいまだに無頓着に“上演中”なのである。

さて、この先日本国民は、いつまで彼らの玩具(おもちゃ)であり続けるのだろうか。その答えを知る手がかりが本書である。上から目線で権威をチラつかせ、国民に仰がさせて国民を奈落の底に追い込んだ天皇陛下のお役目と、生死の恐怖をチラつかせて下から目線で国民を舞い上がらせ、奮い立たせて個人を消滅に追い込んだスパイの仕事ぶり。本書はその天地双方の目線からそれぞれの千両役者らの“おこない”を見る。

「日本はどこに行ったのか」

これはかつて来日して国内を歩き、そして旅を終えたベラスコが帰国の際に筆者に残した“遺言”だ。

彼は戦時下に複数回訪日しているが、それはUボートで夜陰に乗じた呉(広島)への密入国だった。そして戦後初めての訪日の、帰途の成田空港で、「日本国はどうやら方向性を見失ったようだ。気をつけろ」と言い放った。

この辛言は十六世紀に始めて訪れた宣教師ザビエルが、本音を胸に秘めて語らず、口先だけで日本人を礼賛した虚言とは180度違っていたのだろう。同じイエズス会のスパイ・べラスコの口から漏れた言葉とは信じがたいが、戦争ゲームに貢献したベラスコは、ヒロヒト天皇に忠誠を尽くすスパイではなかった。ユダヤの大王に全身全霊を捧げるスパイとして仲間だったヒロヒト天皇もまた大王の前では、額づかざるを得ない立場だったのである。が、”特殊世界”のルール(位階)では、皇帝であり、キングと看做されるヒロヒト天皇はベラスコより上位の人間として扱われる。それでもべラスコは勝手にヒロヒトを“戦友”と認めていたが、ヒロヒトがその“戦友”関係を認めるはずもない。

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