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金貸し勢力のスパイの証言(19)~山本五十六海軍大将の正体は世界秘密結社メンバー~

山本五十六 [1] 太平洋問題調査会 [2]

山本五十六海軍大将         ここ [3]から拝借

前回から引き続き、高橋五郎氏は著書:『伝説の秘密諜報員 べラスコ』の中で、渡部悌治の『ユダヤは日本に何をしたか』から、戦前の“国賊”に焦点を当てて分析されています。

 

渡部悌治なる方は、戦前から日本支配を目論むユダヤ勢力に気付き、半ば命を掛けて日本での彼らの活動を監視してきた数少ない真の愛国者です。

 

その中で、山本五十六海軍大将は世界秘密結社:フリーメイソンのメンバーで、ユダヤ勢力→国際金融資本の「日支闘争計画案」の計画通り、日本の“敗戦”を推し進めた主犯格とのことです。

これについては、ベラスコ自身も情報を得ていたとのことで、詳しくは、著書の後段に書かれていますので、是非ご一読を。

 

また、日本におけるフリーメイソンメンバーの活動拠点である「太平洋問題調査会」の事務所の家賃はロックフェラー家が払っていたとのことで、このころにはすでに、彼が日本を“手中”に納めていたことを示すものである。

 

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介します。

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◆世界勢力の意図に呼応して日本の進路を誤らせた多くの“国賊”たち

 

ベラスコは外国から日本を監視した。愛国陣営の神道家渡部悌治は外国勢力(ベラスコたちのユダヤ金融と宗教勢力=世界寡頭権力)を監視した。では外国勢力は昭和天皇時代のどんな日本人らと連携したのか。日本人の誰が世界勢力の意図に呼応して日本の進路を誤らせたのか。私は渡部と新宿花園神社内の一室でお会いしたことがあった。凛とした人物だった。渡部の視野の前に現れた多くの“国賊”のうち一人が山本五十六海軍大将だった。同書『ユダヤは日本に何をしたのか』のなかでベラスコの呟きを逆証明する情報を渡部はいくつも明かしてくれている。その体験談情報をさらに紹介させて戴こう。

 

山本は軍事研究とキリスト宗教に強かったが、国際ギャング(寡頭権力者勢力)の背後に隠れたキリスト教会のさらに背後に忍んでいたイエズス会の存在、つまり世界宗教組織に対する認識は欠落していたようだ。その山本がアメリカ海軍の圧倒的勝利説に関与した疑いが渡部らの純正愛国陣営を密かに揺るがしたことがあった。その時期は山本五十六が日本連合艦隊司令長官として開戦を睨んでいたころだった。勝利説の根拠は山本が日本海軍のトップの座にある間に戦えばアメリカ海軍は勝利または五分五分でも有利に決着はつくというアメリカ発の情報にあった。

その節が純正愛国陣営に衝撃を与えたのは、その情報源が山本の留学したハーバード大学関係者からの情報だとされたことに加えて、実は山本の正体は世界秘密結社メンバーだとする疑念が陣営関係者の間で囁かれていたことにもあった。そこへこの説がハーバード大学ルートからの情報として伝わってきたことからアメリカ海軍勝利説の信憑性はいやがうえにも高まった。いや、この説はもっともらしいアメリカ側のトリック情報だからその説に挑発されてはならぬ。日本の純正愛国陣営はそう結論づけた。

 

反戦主義に便乗して目的をスリ変えたカッコつきの愛国平和主義者ならびにまがい物の愛国者つまり、アメリカ、イギリス勢力の意向に乗って同調する日本人(純正愛国陣営が唾棄する“売国奴”)の一人と噂されていた人物が山本だというのだ。渡部は世間が知らない山本について自著で次のように書いている。

 

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山本五十六が米内光政や高橋三吉らと、日・独・伊三国の軍事同盟反対の密議を凝らしていた場所は、東京・麻布の狸穴にあった。この妾宅に情報を掴みに出入した人物がいた。憲兵隊の須藤清輝君である。須藤君はこの娘芸妓を高く評価していた。山本が戦死した報を得て、須藤君が文書の遺稿でもと狸穴を訪ねたときには既にこの女性が一切を処理し終えた後であり、失望して帰庁する途次〔渡部の自宅に〕立ち寄ってくれた記憶は消えない。十八歳なのにしっかりした女だとつくづく述懐するのであった。

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以下は渡部悌治ら「純正愛国陣営」が見た戦争直前の日本だ。陣営の敵を世界ユダヤ勢力と呼んでいるが、それは本書でいう世界寡頭権力者勢力のことで同じ勢力のことだ。日本と支那を何とか戦わせるのがユダヤ勢力の狙いだとする渡部らの陣営の指摘はこうなる。日支を争わせるものだと指摘した渡部ら陣営の根拠は、こうなる。

 

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西紀1918(大正7)年9月17日、モスクワにおいてイルミナティ(ユダヤとボリシェビーキとの合同)会議が開かれた。そして「イルミナティの壮厳な会議において、15名の会員、国民ソヴィエトの五委員会、全連盟共産党中央委員会の秘書役1名が署名して交付するもの」という「日支闘争計画案」を含む文書が交付された。文書には「1918年8月中旬、イルミナティ大会は、ユダヤ世界最高会議より発せられた教書を受領した。この教書は今後におけるヨーロッパ及びアジアの同時闘争の決定計画を指示するものである。」と冒頭に注意書きしてあったという。

 

この案の日支関係について要約すると、「直ちに日本と支那との内部破壊を図るとともに、支那に半日運動を起こさせ、それを日支の武力闘争にまで発展させ、それに対してソ連と特にアメリカとを干渉させる戦争にまで発展させ日本を倒し、それとともにヨーロッパに社会革命を起こさせる第二次世界大戦を計画する。」というものであった。

 

元警視総監、故赤池濃氏によれば、この計画の項目のひとつに、「われらはロシアをコミンテルンの城砦とし、恐るべき社会的破壊の災害を惹起せしめるのであるが、それは最高度の社会主義的原理に導くためである。」という項があったという。最高度の社会主義的原理というのは、暴力革命を意味したのであり、その原理の実現のためユダヤは、ソ連を世界最強の武装国とする必要を感じ、ここにあらゆる援助を行って、数次にわたる五ヵ年計画を実施させ、膨大な軍備を備えさせ、ついに第二次世界大戦への道に踏み出させたのである。

 

このいわゆる「日支闘争計画案」なるものは、その後永く日本の親英米・親ソ容共派の行動を内面から指導し続けた原理であった。

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さて、ここからが面白くなる。

 

渡部らの純正愛国者陣営は監視結果として、先の日支闘争計画案の原理を実行する日本の機関が太平洋問題調査会(前述のIPR)だと名指しした。これはなんとも衝撃的な指摘なのだが、日本ではまったくその“お化けクラブ”の正体が隠されている。いや、この会に出入してきた著名人らの名誉(不名誉!?)のためにいえば、著名人自身がこの会の本当の目的が何なのかについてまるでトンチンカンのままだったのだ。1926年(大正15年)から常設されている太平洋問題調査会の事務所とその家賃は誰が払っていたのか。この会の開設資金、基本経費は最終的にはロックフェラー一族すなわちユダヤ世界寡頭権力者勢力の負担だったのだ。日本を陥れるためのこの会を根城にして日本のために活躍したつもりの、もはやマンガチックな“昭和の著名人”らの名前を挙げておこう。

 

新渡戸稲造、松岡洋右、鶴見裕輔、西園寺公望、牧野伸顕、原田熊雄、会の幹事長を務めたキリスト教会の斉藤惣一や新聞記者の尾崎秀実、そして外国人は、ソ連のスパイのオーエン・ラティモア、ヒヒャルト・ゾルゲなどのほか、京都で行われた会議(1929年)にはアーノルド・トインビーやジョン・ロックフェラー三世らも出席した。日本人の著名人らはこの日比谷・内幸町に置かれた敵のアジトを国際平和のための高度な情報交換の場と錯覚して、実はこの会のメンバーらの手で日本の開戦と敗戦とが企まれて処理された事実も知らずに、戦後の現在になってもまだ誰一人知らずにいる。太平洋問題調査会が、日本ではどう説明されている課、その能天気な実態を別項で紹介した。作家、野口雄一郎のレポートに登場する前田多門が出入した太平洋問題調査会という短いくだりから類推されたい。大新聞社もNHKもこの太平洋問題調査会(IPR)に出入した人物たちがあたかも世界へと飛び出す期待される日本人の晴れがましい桧舞台だったかのように信じてその誤った近現代史を恥知らずにも、今だ国民に知らして平然としている。

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