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変わらざるを得ない資本主義体制、どうする?>ロシアも模索中

世界で今や、需要<生産力!!  物余りの時代だ。

世界中で資本主義(物不足の適応態)の仕組み限界が顕在化してきた。

必需品は充足されて、以前のように作れば売れる時代が終わってしまったのだ。

その中で、全ての先進国は経済成長(≒維持)を図る為に、金融緩和で国債多発して借金まみれで機能不全に。
そして、世界中で金が余り、世界金融は博打場と化して、金融政策で操作不能に。

結果、物充足の豊かな時代なのに、格差拡大で一部の人たちが資本を独占し大衆は貧乏に。

歪んだしまった資本主義は矛盾点を拡大し、社会全体を統合しながらの運営が不能に成ってきた。(資本の偏りが激しすぎて、いずれ大衆が反乱を起こしかねない)

だから、「ベーシックインカム」など、国家の運営システムの更新を模索中だ。
日本でも(内容は稚拙だが)「働き方改革」などで、適応に向けてもがいている感じだ。

そんな中で、ロシアが「週4勤務制度の導入」を試そうとしている。
食べていく為の労働は60%で足り、残り40%を自由時間(≒社会活動の時間)を増やして社会運営すると云う試みだ。

西側マスコミは、敢えてニュース発表をしていない感じだ。

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■ロシアが週4勤務制度導入へ
TRTより https://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2019/08/14/rosiagazhou-4qin-wu-zhi-du-dao-ru-he-1252468
ロシアで、勤め人が自分と家族のために十分な時間を割けるようにすること、失業率を下げることなどを理由に、週4勤務への移行に向けた準備が進んでいる。

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この制度が承認されれば、ロシア人は週に4日働くことになる。
与党の統一ロシア党も支持しているこの提案は、週5勤務に代わる週4勤務制度導入を見込んでいる。
その目的は、失業率を下げ、生活の質を向上させ、勤め人が自分と家族のために十分な時間を割けるようにすることである。
6月に発表された世論調査では、ロシア国民の43パーセントが週4勤務制度に反対しており、そうなれば給与額が下がる可能性を懸念していることが明らかになった。

しかし、ロシア国民の懸念とは逆に、新制度において勤め人の現在の給与額が維持されることが目指されている。

新制度の法案に関する活動は9月に始まる予定である。週4勤務制度の適用は段階的に行われる予定であり、そうして雇用者と勤め人は新制度に適応することができる。

(2019年8月14日)

by 猪飼野

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