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元CIA職が中国へ情報を流すスパイ行為で逮捕。スパイを撒き散らす中国は危険国であるというプロパガンダか。

アメリカは、中国叩きに躍起である。

最近は、中国共産党は世界の敵であるとの発信を始めている。

同盟国にも「そうだろ?」と同意を求めて共同して叩こうと言ってくる。

しかしアメリカ以外の国はほとんどが、そんなことを言ってもいまや中国・ロシアとも共存しないとやっていけないと思っている。

そんな中で、アメリカは、元CIA職員が、アメリカ機密情報を中国に売っていたので逮捕したと発表した。

しかしよく考えると、こんな事件は内々に処理するのが常識なように思える。

つまり、中国は世界中でスパイ行為をして、自由主義国家の敵であるというプロパガンダのような気がしてならない。

BBC [1] より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■元CIA職員、アメリカに対するスパイ行為で逮捕 中国に機密情報を渡していたと

アメリカの司法省は17日、中国のスパイとして活動していた容疑で、米中央情報局(CIA)の元職員を逮捕したと発表した。同じくCIA職員だった親類と共謀し、機密情報を中国当局に渡していたという。

逮捕されたのは、アレクサンダー・ユク・チン・マー容疑者(67)。アメリカの国防に関わる機密情報を中国の情報当局に渡した疑いが持たれている。

マー容疑者は香港生まれで、その後アメリカに帰化。1982年にCIAで働き始めた。

検察当局によると、CIAで7年間働いた後、上海に移り、2001年からはハワイ州に住んでいる。

司法省は、マー容疑者と親類は約10年にわたり中国のスパイとして活動していたとしている。「CIA職員やその職務、暗号通信の方法」といった情報を提供していたという。

マー容疑者は18日にも出廷する予定で、有罪となれば最も重い終身刑となる可能性がある。

「同僚を裏切った」
検察によると、マー容疑者のスパイ活動は2001年3月、香港で外国の情報機関に機密情報を渡したことから始まった。

この時の会合の一部は録画されており、そこにはマー容疑者が報酬として受け取った現金5万ドル(約530万円)を数えている姿が映っているという。

また、ハワイに移住した後には、中国に渡す政府の機密情報を手に入れるため、米連邦捜査局(FBI)での働き口を探した。

マー容疑者は2004年にFBIのホノルル支局に言語の専門職員として雇われたが、そこで機密書類を盗んだという。

一方、マー容疑者と共謀したという親類は現在85歳で、「認知症が進行しているため」、名前は明かされず、訴追もされなかった。

マー容疑者の逮捕までに、なぜこれほど長い時間がかかったのかは不透明だ。

司法省国家安全保障部門のジョン・C・デマーズ司法次官補は、「一連の中国のスパイ活動は長年のもので、悲しいことだが、権威主義的な共産党政権を支援するために同僚や国、自由民主主義の価値を裏切った元アメリカ情報職員があちこちに散らばっている」と述べた。

「スパイが逃げおおせたと思った直後でも、何年も後でも、こうした裏切り者を見つけ出し、法の下で裁く」

7月には、シンガポール人のジュン・ウェイ・ヨウ受刑者が、アメリカで中国のスパイとして働いていたとして有罪判決を受けている。

裁判書類によると、ヨウ受刑者はシンガポール大学で博士課程にいた2015年、北京で研究発表を行った後に中国の情報機関に雇われた。

アメリカで政治コンサルタントとして働くかたわら、中国の情報機関のために情報を集めていたという。

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by 猪飼野

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