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ロシア・プーチンはなんとか日本に米国一辺倒の政策に風穴を開けたい。

プーチンは何度も、日本に誘いをかけてきている。

ロシアは日本と親しくして経済力の上昇を図り協調路線に入りたい。

日本も(アメリカ一辺倒の時代が終わるので)今後の事も考えてロシアとの関係強化を模索したい気持ちはある。
しかし最大のポイントは、日米安保協定だ。
一方で日米安保協定にて(日本の合意の上で)米国は日本領土を基地として使える権限を持っている。北方領土返還すると、日本領土となり日米安保協定により米軍がやってくる。

ロシアは北方領土に米軍が配置されることが最大の心配事だ。
カムチャツカ半島にはボレイ級原潜の基地がある。ロシアにとって、千島列島・北方四島は原潜と水上艦隊が自由に太平洋にアクセスする要衝だ。

結局は、アメリカの了解が得られない日本は前に進めない!のが現状。

ロシアはいろいろ考えて投げてくるだろう。

たとえば、借地権を日本に返却する(=日本の領土ではない)→ 安保協定が関与できない

などなど。

ロシアは、何度も揺さぶりを掛けて突破口(≒日本の段階的なアメリカとの離脱)を模索しているのだ。

日本はどうする?

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■ロシア首相が北方領土訪問へ プーチン氏「前例ない提案ある」
( NHK [1] より)

ロシア政府はミシュスチン首相が近く北方領土の択捉島を訪問すると発表しました。プーチン大統領は先週、日本と協議している北方領土での共同経済活動に言及したうえで、ロシアに提案があるとして現地の状況を確認するよう首相に指示していて、共同経済活動の具体化が進まない中でロシア側の出方が注目されます。

~~~~中略~~~~~

ミシュスチン首相が北方領土を訪れると、ロシアの首相としては2019年8月に当時のメドベージェフ首相が択捉島を訪問して以来となります。

今回の訪問をめぐってプーチン大統領は、今月23日に開いた安全保障会議で北方領土の状況に「特別な注意」を払うよう首相に求め、日本と協議している共同経済活動に言及したうえで「完全に独特で前例のない提案」があるとして現地の状況を確認するよう指示していました。

提案の内容は明らかになっていませんが、新型コロナウイルスの感染拡大もあって日ロ間で共同経済活動の具体化が進まない中、ロシア側の出方が注目されます

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