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ロシアが金本位制へ移行・・・プーチンの最終目的はドル潰しか?

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●ロシアが金本位制へ移行しようとしている
・ロシアが国内の経済救済の為に金本位制に移行する、更に国際取引にも適用する事を検討しているという情報がある。

【参考】ロシア、経済救済のため金本位制に移行 [2]

 ロシア政府は、国内のインフレ対策として金を活用する方針だ。実は、ロシア人には貯蓄を維持するための新しい方法が提供されているのです。
 ロシア、経済救済のため金本位制に切り替え
 ロシア当局は、自国民のために別の貯蓄方法を考えたのです。実際、3月3日からは、証券取引所での通貨の購入が制限され、金地金の売却にかかる税金もキャンセルされる予定です。
 ミハイル・ミシュスティン首相は、金への投資は良い方法であり、ドルやユーロに代わるものであると述べた。アントン・シルアノフ財務相は、この方法を理想的だと考えている。
 地金バーは税金の関係で普及しなかった。銀行で金の延べ棒を買うと、その価格に20%の付加価値税(VAT)が含まれていた。価値が下がった場合、あるいは3年以上所有していた場合は、地金を非課税で銀行に売却することができます。

基軸通貨としてのドルはもう既に信用創造の限界にきている事は明白だが、通貨発行権、基軸通貨としてのドルは、金貸しにとっては最後の砦である。

・現在ロシアのウクライナ侵攻が全世界で注目されているが、ロシアの狙いは、金本位制への移行にある可能性が高い。
西側諸国の常軌を逸したロシア叩きは金本位制への移行を恐れての事だとすれば辻褄が合う。
(逆に金本位制の導入のニュースが一切流れてこないのもおかしい)

・常識的には、ロシアの金保有量では金本位制には移行できない、すぐに破綻するという見方が強い。
しかし、商品バスケット方式を導入し、原油やガスなどの資源、穀物などを担保とし、資本比率を10%程度にする事で充分可能でありロシアをはじめ資源産出国にとっては決定的に有利になる。

★ロシアのウクライナ侵攻については様々な分析があるが、ロシア、プーチンが戦っているのは、DS=金貸しであり、具体的には基軸通貨であるドルを潰し、通貨発行権を国家の手に奪い返すことではないか?

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