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新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置

前回扱った新しい潮流7「同類圧力は新しい認識によって生み出される」 [1]では、
・同類圧力に転換した現代においても、「新しい認識」の必要に気付くことによって、
本来の同類圧力=同類圧力上昇に向かう。
・人収束も、新しい認識があって初めて、課題を軸としたNWへ脱皮する。

ということが分かりました。

新しい潮流8『現実を対象化するための概念装置』 [2]より引用
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【現実を対象化するのってどうしたらいいの?】

しかし、人々の意識(本源収束・社会収束)を直視し対象化するには、切開する概念装置が必要である。現状、潜在思念は現実を対象化して深い所で何かを感じているが、極めて不鮮明なまま潜在していて、顕在化してこない。
この潜在思念の感じる不鮮明な可能性を顕在化させたものが、パラダイム転換論や史的構造論etcの答えである。
これらの答え=構造認識は、潜在思念の実現観念態であると同時に、潜在思念が現実を対象化する(=更なる可能性を模索する)概念装置でもある。

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【そっか、新しい認識を使ったらいいんだニャ!】

従って、答え=構造認識を共認できれば、可能性も⇒答え欠乏も(⇒更なる探求も)全てが顕在化してくる筈であり、又、その構造認識それ自体が現実(≒意識)を対象化してゆく概念装置ともなる。(逆に、答え=構造認識を共認できなければ、可能性も答え欠乏も、潜在したままで顕在化しない。)
人々の潜在思念の認識収束を顕在化させ、新しい認識=構造認識の必要に気付いてもらう為には、例えば次の様な言葉が有効だろう。
①まず私権の衰弱⇒本源基調・外向基調という状況認識。時代はとてつもなく深い所で、大きく動いている。従って、古い私権観念で新しい現実を「関係ない」と捨象していたのでは、自分が貧しくなるばかり。深い所で大きく動こうとしているものを、しっかり対象化し、鮮明に把む必要がある。
②これまでの観念は、不全と現実否定に基づく頭の中だけの倒錯観念だから、役に立たない無用の認識となったのだ。今求められているのは、現実否定から現実肯定へと観念パラダイムを180°逆転させた、全く新しい認識である。
③それは、本源基調・外向基調という新しい現実を、サル・人類の原基構造にまで遡って、肯定的に対象化した構造認識であり、この構造認識という概念装置を身につけることによって初めて、新しい現実の可能性が鮮明に見える様になる。

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私権が衰弱した現代、既存の集団から外に可能性を求めた人々による「人つながり」の潮流が生まれましたが、潜在思念で現実を対象化してみても、(つかめる可能性は)極めて不鮮明な状態となっていたんですね〜。
そんな不鮮明な状態から、「新しい認識」=「概念装置」を使うことで初めて新しい現実の可能性に気づくことができる☆つまり顕在化することができるようになる☆ってすごいことですね☆
その欠乏は、答えを求めて、課題収束、勉強収束する若者が増えいることに現れていて、大学の授業出席率がとても高かったり、とりあえず資格を取ったりするのが盛んですが、彼らの勉強意欲が必ずしも、役に立っていないのは、現実を対象化して、判断できる武器となっていないからなんですね☆
これまでの、私権社会が封印してきた、本源的な社会への萌芽は「新しい認識」=「概念装置」によって始めて鮮明に顕在化できていくのです☆
換言すれば、なんとなくモヤモヤする原因を発見するのも、可能性をつかむことも現実を対象化する新しい認識を勉強することことから始まるんだ!!って俄然新しい認識に興味が深深となってきたのではないでしょうか?!
それでは、次回はこのシリーズ1〜8で扱った図解の統合図解をお届けします☆
ご期待くだニャい☆

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