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世界を操るグローバリズム-15~アシュケナージが世界の金融を握っている~

ハザール王国 [1] 二次大戦 [2]

記事内容は、表題のように、アシュケナージが世界の金融・メディアを支配し、思いのままに戦争を仕組んでいく様について書かれています。

このアシュケナージについては、嘗て当ブログでも追求しており、簡単に紹介しておきます。

 

アシュケナージとは、6世紀クリミア半島(現ウクライナ南部)で栄えた「ハザール王国」が出自。キリスト教とイスラム教が対立する地域で、対立を避けるべく、両宗教の共通の源流であるユダヤ教への改宗へ舵を切ったヨーロッパ系ユダヤ民族。のちのサバタイ系ユダヤ民族。

 

サバタイ系ユダヤ民族は、その後16世紀から17世紀にオスマン帝国内でカルト化した。自分達は民俗学的には無関係の「ヘブライ人」を祖先に持ち、かつてカナンの地で暮らしてきた「本物のヘブライ人」たちの末裔と信じ込んで、いつかカナンの地でユダヤ国家樹立を目指すシオニズム思想になっていった。

 

アシュケナージが過激になっていった背景は、紀元前2000年頃、トルコ・シリア・パレスチナ地方に起源を持つヒクソスという遊牧集団に根差しているとの説。ヒクソスはユダヤ教の信じる「神」(ヤハウェ)の存在になりすましていたと考えられる。

「神とは自分が作り上げるもの」とし、「神」の聖性は自分たちの「知恵と力」で作り出せばよいと、「オーバーテクノロジー」の武器製作に特化していた。

 

自らを「神」、或いは、その神の代理人「ファラオ」(王)と位置付けてきたヒクソスは、もともと遊牧民なので、自分達以外の人間を「家畜」と見なすようになる。その家畜(人間奴隷)を管理する技術、あるいは道具としての人々の信仰心を利用する。それが民族としてのヒクソスの「帝王学」。つまり、「奴隷の管理」が目的の宗教。

 

因みに、ヒクソスの神は、ヤギの頭と二本の尾を持つ「セト神」(エジプトの信仰と融合)。「セト」という言葉が「サタン」(悪魔)の由来。

 

このような過激な思想を源流とするアシュケナージが、フリーメーソンの一派のイルミナティを乗っ取り、後にナチスを組織し、さらにはアメリカを乗っ取っていく。いわゆる「ナチス・アメリカ」として、ワシントンD.C.という株式会社を創設し、「アメリカ」から利益を収奪していく。

 

ワシントンD.C.の利益の67%がイギリス王室に流れているということからわかるように、このヒクソス→ハザール→アシュケナージから繋がる支配者の正体は、ヴェルフ、ヘッセン陣営と見て間違いないと思われる。

 

また、イルミナティ組織を乗っ取り過激化させた辺りから、サヴォイとヴェルフの対立が始まったのではないか?と思われる。

 

≪参考≫

2016年世界情勢はこうなる!4~グノーシス派とナチスをつないだユダヤ教(サバタイ教団)~ [3]

2016年世界情勢はこうなる!5~ヒクソスのユダヤ教は「奴隷の管理」が目的の宗教~ [4]

016年世界情勢はこうなる!6~ワシントンD.C.を乗っ取ったヒクソス~ [5]

2016年世界情勢はこうなる!3~二つのイルミナティの対立を収めたパパ・ブッシュ~ [6]

金貸し勢力のスパイの証言(15)~金貸しのマッチ・ポンプ方式と分割統合方式~ [7]

 

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著) [8]

からの紹介です。

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■アシュケナージが世界の金融を握っている

誤解してほしくないのは、私が述べているユダヤ系国際金融資本家というのはユダヤ人の全てではなく、ユダヤ人のごく一部の人たちであるということです。

 

ユダヤ人という言葉を使うと、ユダヤ人たちが一枚岩のように思われがちですが、ユダヤ人は一枚岩ではなく、同じユダヤ人の中でも様々な考えがあり、対立があります。

民族主義的なユダヤ人と、ディアスポラ的ユダヤ人はかなり考え方が違います。

また、大きく分けると、セファルディとアシュケナージの二系統の人たちがいます。

 

セファルディは、元々中東を発祥とするセム族の流れを汲む人々です。かなりの人々が、スペイン、ポルトガル等の南ヨーロッパに移り住んだとされています。ちなみにセファルディとは、ヘブライ語で「スペイン」をさす言葉です。

一方、アシュケナージとは、ポーランドやドイツ、東欧、ロシアにいたユダヤ人を指します。アシュケナージは「ドイツ」と言う意味のヘブライ語です。金融分野のユダヤ人たちは、どちらかというとこのアシュケナージです。ロスチャイルドはフランクフルト出身です。

こうしたユダヤ人の系譜については様々な説があります。アシュケナージについては、先祖がパレスチナ出身であるという説もありますが、コーカサス地域出身であるという説もあります。

 

カスピ海付近のコーカサス地域に8世紀頃にハザール王国というものが誕生して、8世紀、9世紀、10世紀と栄えました(彼らは、コーカシアンですから白人であり、中東を発祥とするセム族ではありません)。ハザール王国では国王以下みなユダヤ教に改宗しました。ユダヤ教徒はユダヤ人ですから、改宗したハザール人はユダヤ人となるわけです。

 

そのハザール王国は、最終的にロシアに滅ぼされ、その際にハザール王国のユダヤ人たちがヨーロッパ各地に広がりました。その人たちがアシュケナージであるという説もあります。それゆえに、彼らはロシア人を憎んでいるというのです。

(中略)

ちなみに、聖書ではアシュケナージはセム族でもハム族でもなく、ヤペテの子孫として出てきます(創世記)。いわゆる大洪水の後生き残ったノアの三人の子供がセム、ハム、ヤペテで、彼らの子孫が世界に広がったと言われているのです。

そして今、イスラエルの支配権はアシュケナージが握っています。ネタ二ヤフ首相もアシュケナージです。

 

一方、土着系のセファルディはB級市民と見なされていました。

さらに言うならば、ウォールストリートや、ロンドンシティなどで世界の金融の実権を握っているのもアシュケナージたちです。

このようにユダヤ系の系譜については諸説ありますが、いずれにしてもディアスポラ化して世界に散らばって生活していることは確かです。

(中略)

■メディアの情報操作で一気に参戦に向かったアメリカ世論

20世紀は「革命と戦争の世紀」と言われています。「革命の陰にはマネーあり」、「戦争の陰にはマネーあり」です。革命と戦争の世紀というのは、マネーの世紀ということでもあり、国際金融資本家が動かしてきた世紀ということもできます。

20世紀の戦争と革命は、いずれも国際金融資本家たちの金儲けの手段だったといっても、必ずしも間違いではないと思います。少なくとも、戦争と革命で彼らが利益を上げたことは間違いありません。

 

私は外交の現場で見てきた実感として、戦争というものは簡単に起こるものではないと感じていました。

戦争を回避するために、関係国の間で様々な外交交渉が行われます。当事国の国内においても、大統領なり、首相なり、議会なりが決断をして宣戦布告をする手続きを経なければ戦争を始めることはできない制度いなっています。そして戦争に行くのは国民ですから、国内世論が戦争に反対していれば、戦争をすることは不可能です。簡単に戦争が起こるはずはないのです。

ところが、その国内世論を操作し、大統領などの決定者の周囲を参戦派で固めてしまうと、いとも簡単に参戦が決まってしまいます。

 

その一つの例が、第一次世界大戦へのアメリカの参戦です。

 

当時のアメリカの国内世論は、参戦反対が圧倒的多数でした。ウィルソン大統領は、ヨーロッパの戦争にアメリカが巻き込まれないようにすることを公約して大統領に当選した人物です。

ところが、彼は元々凡庸な学者であり、操り易い人だったのでしょう。彼の取り巻きたちはウィルソンを操って第一次世界大戦に参戦させようとしたのです。ウィルソンの取り巻きのウォルター・リップマンはピュリッツァー賞を二度受賞した世界的なジャーナリストということになっていますが、本当はイギリスの諜報員でした。

イギリスにはダヴィストック研究所というものがあり、その中心人物だったのがリップマンです。

 

ダヴィストック研究所は、ドイツが中立国ベルギーへ侵攻したとき、「ベルギーの婦人を無差別に殺した」とか「妊婦の腹をかき切って殺した」とか「子供を持ち上げて銃剣で刺した」という残虐行為をでっち上げました。ドイツ軍によるありもしない残虐行為をねつ造して世界に流したところ、世界中の世論が沸騰しました。

 

リップマンはイギリスからアメリカに渡り、ウィルソン政権の広報委員会のメンバーを務めました。彼にとって宣伝工作はお手の物です。広報委員会は、アメリカの世論を対ドイツへの参戦に向かわせるためのプロパガンダを行っていきました。宣伝戦によってアメリカ世論を参戦へと導いていったのです。

 

■ねつ造された記事が世界の戦争を煽ってきた

 

戦争を煽るジャーナリズムは、「ジンゴイズム」と呼ばれています。訳すなら、「好戦的愛国主義」あるいは「海外強硬主義」です。戦争に向かわせるためには、ウソの記事を書いて国民を駆り立てる役割を果たします。

戦前の日本の新聞も同じことをしていましたが、アメリカのメディアは昔から現在に至るまでずっと同じことを続けています。

日本人は、ピュリッツァー賞受賞者はジャーナリストとして世界的に認められた人だと思いがちです。しかし、ピュリッツァーという人物は、元々はイエローペーパーを出していた人です。

 

ハンガリー生まれのユダヤ人であるジョセフ・ピュリッツァーは1864年に17歳でアメリカへ移住しました。

セントルイスで新聞記者のキャリアをスタートさせ、やがて「ニューヨーク・イブニング・ワールド」紙を設立し、当時新聞王として有名だったランドルフ・ハーストの「ニューヨーク・モーニング・ジャーナル」紙と熾烈な部数争いを行いました。

 

先に述べた、日清戦争時の旅順虐殺事件の捏造報道を出したのは、この「ニューヨーク・イブニング・ワールド」でした。両紙は読者獲得のためにセンセーショナリズムとイエロージャーナリズムを売りにして、読者に訴えたのです。

 

両紙のジンゴイズムは1898年の米西戦争を巡ってピークに達しました。両紙とも、スペインがキューバでいかに残虐なことをやったかというねつ造記事を載せています。かわいそうなキューバ人を救えとアメリカ国民の感情に訴えて、アメリカがスペインを攻撃する口実を用意したのです。

 

米西戦争の実際のきっかけとなったのはメイン号事件ですが、これはいまだに原因がはっきりしていません。

スペインの謀略でアメリカの軍艦メイン号が爆破されたということになっていますが、アメリカの自作自演の可能性があると言われています。

 

それはともかく、ピュリッツァーはニューヨークのコロンビア大学にジャーナリズム学科と、優れたジャーナリストを表彰するピュリッツァー賞を遺贈しました。そして、1917年からピュリッツァー賞が贈られるようになったのです。

 

好戦的なジンゴイズムの報道は、近代の戦争の多くのケースで見られます。日本の新聞も支那事変の際には、支那の非道を書き立てました。確かに支那には非がありましたが、それを新聞が強調することによって、日本の世論が「支那を討て」という方向に誘導されていったのです。

 

歴史におけるメディアの役割という視点から見ると、戦争を起こす環境を作り出しているのは、多くの場合はメディアです。

メディアが煽ることによって、好戦的な世論が沸騰して戦争が起こっています。しかも、事実を伝えて煽るのではありません。事実を曲げ、ねつ造記事を流すのが彼らの常套手段です。

(中略)

 報道のあり方次第で、国民世論を沸き立たせ「戦争せよ」と言う方向に導いていくことができます。第一次世界大戦は、必然性のない戦争でしたが、アメリカの新聞が「ドイツを討つべし!」とのジンゴイズムの報道を続けたことで、アメリカ世論が変化し参戦へと向かっていきました。そのアメリカの新聞社を牛耳っているのも国際金融資本です。

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