2015-10-30

金貸し勢力のスパイの証言(15)~金貸しのマッチ・ポンプ方式と分割統合方式~

ナチス マルクス

金貸しの支配の構造が示されています。

自身で火をつけ、それを消しに掛る。自ら資金を注ぎ込んで、その何倍もの資金の回収にかかる。

自ら爆撃で街を破壊しては、再建に乗り出す。そのようなことをマッチ・ポンプ方式という。

 

あるいは、経営者と労働組合、教育委員会と日教組、自民党と共産党等、対立構造を仕組み相争う仕組みを作ることで統合する方式を分割統合という。これは遊牧民族から略奪部族になったときの手法となんら変わりない。迷える羊の群れを纏め上げる、バラバラの個人に解体し統合する‥

 

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介しています。

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◆ナチスと資本家らが演じてみせた“マッチ・ポンプ方式”

 

1815年のウィーン会議以降、ドイツ帝国軍を宿主に選んだユダヤは、ゲットーから貧しいユダヤ人を「宿主」のドイツ帝国に雪崩れ込ませた。その目的は社会・政治問題を誘発させるためだ。案の定、寄生体であるユダヤ難民の悪行に対して宿主ドイツ(先住ユダヤ系ドイツ人含む)国民は猛反発して、問題の解決を政治に求めようとする。

 

悪行を働かないユダヤ難民をも含む「問題解決策」を公約どおり実行するナチ党が、国民の前に躍り出て、問題を解決して国民多数の支持を勝ち取る。これはマッチ・ポンプ方式による政権獲得策そのものなのだが、国民はナチ党のたくらみなど知る由もない。政権を握ったナチ党の大株主であるユダヤ金融資本家らは、今度はそれまでに注ぎ込んだ政治献金の回収にかかる。

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金融資本家らはナチ党を通して政府内の悪職に身内を配して権力を自在に行使する。こうしてナチスによるドイツ帝国支配のシナリオは、具現化した。まさに古代エジプトでも実証済みのユダヤ人の乗っ取り方式は、世紀を重ねても色あせない。とまあ、これがユダヤの知恵なのだろう。

 

ナチスがユダヤ人マルクスの共産主義打倒をうたったのは当然だった。そう見せかけなければ、伝統的ドイツ帝国を内側からこっそりと蝕むことはできないからだった。利益のためには矛盾を操るのが最善の知恵というものだ。

 

ナチ党は口当たりの良い民主主義を標榜したものの、所詮その土台はマルクス共産主義の基本原理で構築されていた。資金援助の効果が働くほどに、そうならざるを得ない。ロシア共産主義国家の指導者スターリンと国家社会主義者ヒトラーは、ユダヤの基本原理で言う「独裁者」としては同じ仕組みから生まれた指導者だ。

 

ところが奇妙なことに真実を知らされない、世間は独裁者とかファシストの代名詞をヒトラーには被せるが、スターリンは無関係だと思い込んでいる。そのわけは能動的ユダヤ資本家の巧みな差別化が功を奏している証拠だ。世間の非ユダヤ知識人ですら、その差別化に疑いを抱いていない。

 

世間に疑問を抱かせないほど、ユダヤの政治支配方式は徹底した隠蔽工作を通して遂行されるのだ。つまり、ユダヤ人は世間を洗脳して納得させる術に長けた民族なのだ。つまり歴史改ざんはお手のものだし、個人的利害の場に相手を誘導して白を黒と言わせる術もまた長い歴史の中で完成されているのは本当のことなのだ。

 

例えば「ファシスト」の語源は、実はローマの裁判官が罰を執行するのに用いたfascesファスケス(束ねられた棒、その棒から喩えた法律)つまりユダヤのモーゼの律法と対立する非ユダヤ人の法律という意味であり、それが正しい語義なのにユダヤはその語義まで逆手にとって学者や知識人に誤りを植え込んできた。ユダヤ人の教授が解釈する語義とかけ離れた語義で卒業論文を書く大学生は卒業させてもらえない、聖職者がカネでスパイを引き受けるように、大学教授も身分保全や栄達と引き換えに異論をとなえる愚を心得るようになってしまう、これがユダヤの洗脳であり啓蒙なのだ。

 

ユダヤ人はいつの時代でも指導力抜群の敵対人物をファシストと呼んで差別したがる民族だ。凡庸な俗世間の人々もそれに同調して来た。なぜなら、世間の人々は、語義を云々するよりは、生理的な時間をもっと信じるからだ。人間の心の奥底にある機微を見抜いたユダヤ式魔術は要注意だ――。

(後略)

 

 

◆「ヒトラーはユダヤ以上の目的を抱いてしまった」

(前略)

 

「そこがヒトラーと戦争の筋書きを書いたユダヤ人金融資本家らの真骨頂なのだ」

つまり、利益のためなら、昨日の敵を今日の友として関係を復活する。あるいは別人になりきってでも信用を勝ち取る。

 

ところで、非合法で越境させる地下組織、偽造旅券を発行する公官庁、逃亡用の潜水艦や新型乗用車、それに燃料や通信、世界各地に点在するスパイ協力者の聖職者と教会、それらの費用はユダヤ資本家が支給していた。

 

次の第三次世界大戦も、複数の局地戦争でもユダヤ人金融商人らのカネが直接あるいは間接に支出されるのか。

「それは何ら驚く壁ことではない。和平は戦争の一時的中断に過ぎないからだ」とベラスコ。

 

ヒトラー敗北の理由を探す一つの糸口はユダヤならではのカネとヒトの使い方にある。ヒトラー、ボルマン、そしてベラスコもその使い方を心得ていた。

 

それは両建て主義と呼ばれる社会支配の方程式であり、ヒトとカネの問題解決手法としても通用する実験をしてみせたのがヒトラーだった。

 

ヒトラー・グループは二つの段階を経由する戦略を持っていた。まず市民社会の中の伝統志向グループを没落させる。次に全く新しいパターンの基礎にした新グループに伝統志向を継承させる。

 

◆「我が一族の墓石が連合軍の爆撃で破壊されなかったかどうか気になっている」

 

いわゆる「分割統治方式」で問題解決に臨むこの戦略は――まず、非ユダヤ人の中に多数のグループを乱立させ、各グループの力を等分の状態にバランスさせて互いを争わせる。つまり、非ユダヤ人グループの力は小さく封じ込められて削がれる。各グループは小単位の力のみで拮抗して牽制しあうことになる。

 

こうなれば、結束力の強いユダヤ・グループが全体のキャスティング・ボードを握りやすくなる。

さらには全グループ内には少数のユダヤ人を潜らせておく。

 

ユダヤ系スペイン人の総統フランコは、この方式でスペイン内戦後の独裁政権を樹立した。伝統主義のカルロス党、カトリック諸派、王党派、国民的組合攻撃評議会、そしてベラスコのファンランヘ党まで、政治志向を異にするつまり、どんぐりの背くらべ式の諸党派に割って、それからを最終的には新ファンランヘ党に集めて支配してしまった。大きくは共和国派とナショナリスタ派の対立二派を設定、その一方を倒して、自派の諸小党派を一本化して全権力を握ったのだ。

 

ベラスコもTO諜報機関を三人一単位(一班)として編成し、三人のあとの二人の顔を知らない立場に置いた。そしてその単位に倍率をかけて組織網を敷いた。どの単位が崩壊してもTOの中枢にダメージは及ばない。同様に、単位レベルから中央へ突き上げる力は封じられるから組織は安泰だ。

 

その両建て主義にも欠陥はある。分派行動が対決主義を生むからだ。つまり党派別存立が党派間の対立と緊張を招く。だが何のことはない。喧嘩相手があるから、自分の存在もある。自分があるためには絶えず喧嘩相手が必要であり続ける。それが両建て主義哲学の欠陥あるいは妙味なのだ。

 

ユダヤ人は1948年5月14日まで自前の国家がなかった。それまで世界各地に「分派」してご当地で抗争を繰り返してきた。

 

分派と競合で行き続ける、両建て主義は永遠に対立相手あっての生存法だ。だから、喧嘩相手が存在しなくなれば、独立した民族国家という名のゴールには到達しない。

 

言い換えれば、ユダヤ民族が完全に独立した時点を機に、世界中は膨大な数の「争い」のための軍資金の必要性に迫られることになる。パレスチナ問題はこの結末を良く語ってくれている。

 

ヒトラーはユダヤ民族の流儀を決める生存原理の犠牲者だったのか。仮に今回の世界大戦がユダヤの両建て主義による「戦闘事業」だったとすれば、その主義の欠陥(ユダヤの内部抗争)そのものがヒトラー政権をつぶしたことにもなろう。

 

つぶしの別事例がある。モスクワのユダヤ金融資本家イリヤ・エレンブルク(1891~1967 小説家として著名)がヒトラーのロシア攻撃に怒り、米国ユダヤ金融資本家団の支援を強引に取り付けて米国を参戦させ、ヒトラーを叩き潰したとされる事例だ。

 

『ニューズウィーク』誌の話では、エレンブルク派ロシア人のクセに、第二次大戦中の米国の軍事全般を自由に動かした男だという。いってしまえば、ヒトラーらの支援者よりもさらに手強いユダヤ金融資本家が登場すれば、資金力に劣る弱いユダヤ金融資本家はつぶされることになるのだ。

 

スターリンを支援したユダヤ資本家と、ヒトラーを支援したユダヤ資本家のウォーバーグ一族やオッペンハイマー一からによる両建て主義争いの結果が、ナチ党ヒトラーを崩壊させたのだ。ヒトラーを見限った強いユダヤ資本家が占い師や側近の閣僚、軍人やスパイなどをヒトラーの周囲に送り込んで戦争そのものを葬り去ったと見るべきだという話なのだ。

 

第一次と第二次の世界大戦は、二派に分かれたユダヤ金融資本家らの争いだったとベラスコは私に語ったことがあった。両建て主義の構造から見れば、うなづける話なのだ。

 

(中略)

 

ユダヤ金融商人らは敗戦国西ドイツの非ユダヤ人や同胞ユダヤ人から絞れるかぎりのカネや権益、それに地位を奪った。占領政府による商売許可証の売買、世界的企業の営業権や特許証書の権利人名義の書き換え、ロスチャイルド家への美術絵画作品や国宝級の骨董類の格安販売などを、戦勝国特権を口実に、しかも『合法的』に奪った。それらの実務上の段取りをしたのが、予めナチス政府や官庁の高官の地位に座り続けてきた名もなき、しかし金銭に英敏なユダヤ人らであるのはいうまでもない。

 

まさにその日のために『規制』してきた人々が、戦争終了と同時に動き出す。よくもまあ徹底したものだ、と怒るのはマリンズだけではあるまい。

 

(後略)

 

List    投稿者 tasog | 2015-10-30 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

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