2013-04-19

新たなバブルが始まった?〜プロローグ〜

%E5%AE%89%E5%80%8D_13974_image003.jpg
 
 
マスコミが「アベノミクス」礼賛に躍起だ。
 
このようにしてマスコミが一斉に騒ぎ立てるときは、ほとんどの場合その背後で何らかの思惑が働いている。
そしてその思惑とは、すでにこれまで明らかになっているように、金融資本勢力発である可能性が高い。
 
例えば、現在好景が上向きのような雰囲気になっているが、実態は金融緩和政策によって金融市場が急拡大しているに過ぎない。
また米国などの金融界では、ほかに有利な投資先がないので、リスクが高いジャンク債が買い進められ、史上最高水準まで高騰しており、明らかにバブルの様相を呈している。
(早くも息切れが始まったとの情報もある:参考記事
 
 
企業にとっては、この状況に対して先手で対抗策を講じていくことが急務であり、そのためには「どこの勢力」が「何を狙っているのか」を明らかにする必要があります。
 
その一助となるよう、今回より「新たなバブルが始まった?」シリーズを始めます。
 

にほんブログ村 経済ブログへ


 
まずは、ここ数年の状況を俯瞰してみると、、
 
1.民主党・鳩山→菅への首相交代(10年9月)
「日米経済調和対話」を設定
※鳩山が廃止した「年次改革要望書」を事実上復活させた
 
2.民主党・菅→野田への首相交代(11年9月)
政策を大転換し、消費税増税を決定
TPP交渉に参加する方針を決定
 
3.政権交代→自民党・安倍政権誕生(12年12月)
安倍首相が“三本の矢”を打ち出す
「大胆な金融政策」
「機動的な財政出動」
「民間投資を喚起する成長戦略」
 
4.日銀総裁の交代(13年3月)
前任の白川総裁が任期途中で退任
替わって黒田東彦が総裁に
⇒大規模金融緩和政策を推進
 
5.マスコミの報道が過熱
異様なアベノミクス礼賛
景気浮揚の報道一色
※米国財界からも賞賛の声
 
6.異常な円安・株高が進行
円安・株高の要因が不鮮明
※連動するように米国も株価急上昇
 
 
☆1970年貧困消滅以来、あらゆる好景気はバブルによるものであり、バブルは必ず弾けてきた。
今回の一連の流れも、昨年のパナソニック、シャープを始めとした大手企業の未曾有の赤字から一転、景気浮揚に転換したような雰囲気ですが、これも好景気・株高を煽って新たなバブルの仕掛けに入った疑いが濃厚です。
 
 
バブルの仕掛け人は誰か?
バブルはいつはじけるのか?
その後の影響はどうなるのか?
  
これらを明らかにするために「新たなバブルが始まった?」と題して、以下の構成で追求を進める予定です
 
1.’70年以降のバブルの構造
2.「アベノミクス」とは何か?
3.なぜ、円安と株高が同時に進行するのか?
4.日銀の狙いは何か?
5.アベノミクスとTPPと消費税、その背後に何がある?
6.米景気(NYダウ史上最高更新)のカラクリは?
7.安倍政権と米国支配者層につながりはあるのか?
8.欧米金融資本勢力の最新勢力図
9.新バブルの仕掛け人とその狙いは?
10.この状況下で打つべき手は何か?
 
 
好ご期待ください!
 

List    投稿者 nishi | 2013-04-19 | Posted in 未分類 | No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2013/04/2006.html/trackback


Comment



Comment