2012-09-29
米国はどのように衰退してゆくのか?(16)〜米国人の精神構造は? その1 米国政党から見る精神構造とは?〜
前回までは、米国の産業の行く末(衰退)について紹介し、金貸し支配終焉後の米国産業界は、建国時に近い「大陸型産業」に縮小回帰してゆく道しか残されていないことがわかりました。
その1 その2 その3 その4
刻一刻と迫る経済破局。経済破局が起きれば、一気に国家秩序崩壊まで至らないとも限りません。経済破局→秩序崩壊が起きるか否かは、金貸しによる生き残り競争の趨勢、さらには米国民の精神構造が最後のカギになります。
そこで今回からは、政治や宗教、文化の面から米国人の精神構造を解いていきたいと思います。
それでは、まず米国人の精神構造を米国の政党の歴史的変遷から見ていきたいと思います。
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近代市場の成立過程(19)〜ロシア革命=共産革命による世界的対立構造と、FRB設立を経て、近代市場の最終段階=金貸し支配が完成した
>戦争の種を見つけ、対立する双方に行動を起こすことで利益を生んでいく、そういった金貸し支配の構造を確立したのがこのロスチャイルド家なのだ。
(近代市場の成立過程(18)〜現代の金貸し支配構造を確立したロスチャイルド家〜)
前回は、金貸しの総元締めとも言えるロスチャイルドを扱い、金貸しが国家をも動かす力を持ちえた背景を明らかにしました。
今回は、その金貸しが世界的な支配力を持つに至る過程を、ロシア革命を中心に明らかにしていきたいと思います。
米国はどのように衰退してゆくのか?(15)米国産業の行く末は?その4〜そして何が残るのか〜
前3回の記事で、建国以来の米国の産業の隆盛と衰退がどのように進んだのかをみてきました。
その1 その2 その3
広い国土の中で開拓時代の内需を満たした「大陸産業」の時代、1900年前後の電気と自動車と航空機という3大発明以降、技術力で世界の先頭に立つと同時に、二度の大戦を通じて超大国へのし上がってゆく「覇権産業」の時代、第二次大戦後の日本や欧州の技術力・生産力の急速な発展に対し、知的所有権や国際政治的圧力、金融によって覇権の維持を目論んだ「支配産業」の時代。
しかし、2000年代初頭のITバブルの崩壊、2008年のリーマン・ショックとそれに続く世界市場の急収縮を経て、現在、米産業界は再起不能に近い大ダメージを受けています。
今後、米国産業界にはどのような道が残されているかを考察してみます。
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『世界経済の現状分析』【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
前回は、米国経済の現状(ファンダメンタルズ)について分析しましたが、今回から数回に分けて、今後の日本の状況を見るためにも、米国次期大統領選について調査して行こうと思います。
米国大統領選は、ご存じのように民主党:バラク・オバマ大統領と共和党:ミット・ロムニー候補の対決となります。
選挙スケジュールは以下の予定。
〇2012年
11月 6日:一般有権者による投票及び開票
12月17日:大統領選挙人による投票
〇2013年
1月 6日:大統領選挙人による投票を開票。大統領・副大統領当選者が正式決定。
1月20日:大統領就任式
今回は「両候補の政策」について、次回は「資金源」、最後に「全体構造」について分析して行く予定です。
『世界経済の現状分析』シリーズの過去記事については以下を参照してください。
【1】プロローグ
【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
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近代市場の成立過程(18)〜現代の金貸し支配構造を確立したロスチャイルド家〜
世界の金融、石油、情報機関、原子力、軍事、政治、食品、メディアを支配するといわれるロスチャイルド一族。
次々と有力な実業家、政治家、貴族、他の銀行家や財閥たちと閨閥(妻の親類を中心に結ばれている勢力)をつくりながら、世界の産業界に君臨していきます。
今回はそのロスチャイルド家について見ていきます。
ロスチャイルド家創業者
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド
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米国はどのように衰退してゆくのか?(14)米国産業の行く末は?その3 60年代以降の産業衰退と新しい支配の仕組
前回、米国が二度に渡る世界大戦を経て、様々な分野で発展を遂げてきたことを明らかにしました。
しかし、60年代後半にさしかかった頃から米国産業は著しく衰退しだしました。
今回は、米国産業がここまで衰退したのは何故か、その中身に迫ってみたいと思います。
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支配のカラクリ〜財団って何?〜2.財団の始まりって?
【支配のカラクリ〜財団って何?〜】シリーズの第二弾です♪
前回は、アメリカの財団の規模はとっても大きくて、ロックフェラーが財団で何を行ってきたのかを見ていきました♪
支配のカラクリ〜財団って何?〜1.アメリカの財団はとっても大きい!!\(@o@)/!!
今回は、「なんでロックフェラーは財団を作ったのか?」を見ていこうと思ったのですが、その前に初歩的な疑問が出てきたんですf(^^;
よって、本格的な追求に入る前に、
そもそも、財団ってどんなものなの?
財団の始まりって?
これらを紐解いていきたいと思います^^
支配のカラクリ〜財団って何?〜1.アメリカの財団はとっても大きい!!\(@o@)/!!
初めまして☆金貸しBLOG初登場のマリリンです!!!
経済やお金のこと分からないことが多いですが、グループの先輩方にたくさん教えてもらいながらたくさん吸収していってたくさんの方に経済のことを知ってもらいたいと思っています♪宜しくお願いします(b*^0)
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ロンドンオリンピックは日本のメダルの個数が38個と史上最大でしたね♪
それを記念し、日本オリンピック委員会が初めて東京銀座にて凱旋パレードを行いました。沿道にはなんと約50万人もの観衆が集まったんですって☆
ところでオリンピック(IOC)の窓口として日本オリンピック協会(JOC)があります。
JOCでは日本におけるオリンピック・ムーブメントを推進する組織として、オリンピック競技大会やアジア大会などの国際総合競技大会への選手派遣事業を行っています。そんな日本オリンピック協会ってふつうの会社や銀行のような企業ではないですよね。
でも国とか地方自治体でもないです。こういった団体を日本では公益法人と言うのです♪そしてその中の法人の形態として「財団法人」があります。JOCはその財団法人なのです。他の公益法人は、医療法人・社会福祉法人・学校法人・宗教法人・社団法人があります。医療法人、学校法人、社会福祉法人は身近な法人です。宗教法人は怪しげな団体、社団法人は会社の集まりといったイメージがあるかもしれません。
日本の財団には、漢検(日本漢字能力検定協会)・AC JAPANなどがあります。日本人は昔からいわゆるお上意識が強いです。「困ったときはお上に・・」というように、公益活動は政府が中心になって行ってきました。
なので財団法人という名の新しい組織による公益活動が行われていたとしても、それはもともと政府による活動の補完的・補助的な役割を果たしていると考えられています。ですからおそらく今でも多くの人々が何もためらうことなく、財団を天下り先であると信じているのではないでしょうか。
日本では上記で述べたように財団は政府の補助的な役割となっているので、規模は小さいものです。ではアメリカの財団はどのようなものなのでしょうか??
近代市場の成立過程(17)〜「大ヨーロッパ」を志向したハプスブルク家の婚姻戦略と情報戦略
ハプスブルグ家とブルボン王朝はいずれも「ローマ帝国の正統的後継者」。長年ライバルであったその両国の間に婚姻が成立することは「大ヨーロッパ帝国」の出現になりかねない。英国にとっても、国際金融資本にとっても2大国合併を叩き切ることは絶対の使命だったのです。
前回記事
前回は、フランス革命の実像は庶民主導の民主革命などではなく、ブルボン家とハプスブルク家という巨大王侯権力の結合を阻止しようとする金貸したちの策略だったことを扱いました。
欧州で勢力を広げ始めた金貸したちがおそれたハプスブルク家。今回は、この一族に焦点を当てて、欧州近代市場にどのような影響を及ぼしたのかを考えます。
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