2022-05-30

金貸しの起源、【米貸し】って何?

日本最古の銭は、飛鳥時代に鋳造された富本銭とされています。

「金貸し」という職業もそのとき同時発生的に誕生したと考えられています。

しかしその起源は日本ではお金が流通する以前から、人民に米を貸し付けて利息を稼ぐという「米貸し」という行為を中央権力が主催していました。

 

日本では米は、弥生時代の紀元前400年頃から作られていたとされています。

現在でも「米の中には7人の神様がいる」と言われるように、米は神聖なものとして扱われ、神に捧げるため神聖な蔵に貯蔵されるようになりました。

その稲は特別な能力を持っていると考えられ、毎年春の作付のときに初穂を貸し出し、秋の収穫が終わると、富をもたらしてくれた神へのお礼として、借りた種籾に利息分を付けて蔵に返すという習慣ができました。

 

また米は保存のきく穀物であるため、広く貯蔵庫が作られるようになっていきました。 そして大化の改新のころには、貯蔵された米を貸し出すようになったのです。この米貸しは「出挙(すいこ)」と呼ばれました。

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  投稿者 y-kana | 2022-05-30 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

日本の対米自立が始まっている。ドル暴落後2024~2025在日米軍撤退か?

バイデンの訪日と24日日米豪印クアッド首脳会談開催。
それに呼応する形で
・25日中露の爆撃機6機編隊の日本近海の周遊
・25日北朝鮮によるミサイル発射

ウクライナ戦争を機に結束を強める、ロシア側のBRICS、上海協力機構、中東の資源国とのつながり。そして、北朝鮮の祝砲?・・・それをけん制するようなバイデンの動き。 (さらに…)

直近の情勢を踏まえて、税の正体に踏み込む ~消費税の歴史と増税の実態~

最も身近で国民全員が国に支払っている税。戦後から日本国憲法により義務化されている納税ですが、収めた税は何に使われていて、なぜ増税を続けているのでしょうか。我々にとって最も身近な税といえば、消費税ではないでしょうか。年齢や性別を問わず全員が支払ったことがあるでしょう。まずは最も身近な消費税ができた歴史をさかのぼり、「なぜ?」を深めていきましょう。 (さらに…)

  投稿者 itou-t | 2022-05-27 | Posted in 03.国の借金どうなる?, 10.経済NEWS・その他No Comments » 

外貨準備凍結の行使はドル基軸通貨体制の終焉を加速する

画像はこちらからお借りしました

ロシア・ウクライナ情勢を受けて、欧米諸国を中心にロシアへの経済制裁が発動されている。

特に今回は、2014年のクリミア事変の際には見送られた“外貨準備の凍結”という措置が行われた。
この措置がロシア経済に与えた打撃は小さくない。一方で、この措置は一国への制裁という域を超え、現在の国際通貨システムの根幹を大きく揺るがす事態をもたらしている。
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  投稿者 nisi-hid | 2022-05-23 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨1 Comment » 

ドル(FRB)と金本位制 ~ドル崩壊で金貸しは通貨発行権を失う~

世界で流通している現通貨、そしてロシアによる金本位制の出現。
これらのせめぎあいはどこに向かうのか?
これを見通すには、歴史的な起源から見ていく必要があるように思う。

金の預かり証から始まった紙幣。金と交換できる預かり証。金貸しはその預かり証=借用書(紙幣)の量を10倍に水増しする(信用創造)ことで通貨量を増やしていった。
市場論・国家論4.金貸しの誕生と十字軍の遠征
そして、その延長上に、国家を相手に金を貸す中央銀行設立→金貸しが通貨発行権を獲得。

金本位制の起源は、金の預かり証にあるように見える。
一方で、国家の発行する法定通貨はどうか?国家や幕府が発行した金貨や小判は貨幣そのものに価値がある。しかし、法定通貨は、税金を担保とした紙幣という性格も持ちあわせており、両面性がある。より貨幣価値として信用があるのは、貨幣そのものが価値を持つ必要がある。
むしろ発行する主体による。

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  投稿者 inoue-hi | 2022-05-22 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

ウクライナ戦→ドル圏縮小・米金融引き締めから、米バブル・ドル崩壊へ。/ドル基軸の歴史。

現在円安は続いているが、資源国通貨も下落し始めている。米利上げ・緩和資金の引き締め(QT)の影響が世界的に表れてきている。
一方で米国債金利、ジャンク債金利は上昇。金利上昇は米ドル信用低下の現れ。QEで膨らんだ米・世界バブルがいよいよ崩壊、9月ごろから一転してドル急落へ向かう可能性が高い。米覇権下の最後の金融危機に向かっている。 (さらに…)

  投稿者 inoue-hi | 2022-05-19 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

【ドル基軸通貨の行方】~ユーラシアから生まれる新たな経済システム~

当ブログでも追求を深めている、通貨をめぐる世界の動き。
特にマスコミによる(一面的な)報道に左右されやすい我々日本人が認識する必要があるのは、
ドルはもはや最強ではない。ということです。 (さらに…)

  投稿者 motiduki | 2022-05-16 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

ドルは最後の防衛局面へ、新通貨へのシナリオ

ロシアルーブルが急騰している。投機筋(米ウォール街のゴールドマンやモルガン)もロシア株とルーブルを買っているらしい。鉄鋼や木材だけでなく、ロシアにも投機資金が入り始めた。

ウクライナは、双方とも長引かせる動き。中国は、上海のロックダウン始めコロナを理由にした経済封鎖が続く。・・・表向きのコロナ、ウクライナと、背後の覇権交代から新通貨体制への移行が本題で、着々と進められているように見える。
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  投稿者 inoue-hi | 2022-05-08 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

ロシア発、世界は金本位制へ。ドルの防衛戦=金利高、日欧は破綻回避戦。

>【ロンドン時事】ロシア大統領府は29日、通貨ルーブルと金やその他商品の交換比率を固定することを検討していると明らかにした。リンク

BRICS、金本位による反ドル同盟結成か?
ルーブルの復活とロシアの反撃

の続きです。

ロシアは明らかに金と現物資源を通貨(ルーブル)とリンクさせた金/資源本位制を指向している。そして、その通貨体制が中国、インド、を巻き込みつつ広がり、人工の6割以上を有する上海協力機構に広がり、ブラジルやアフリカという非西欧諸国のほとんどに広がることで、現行のドル基軸体制をたたき潰すことになる。

金保有量グラフ リンク より (さらに…)