2012-08-31
『世界経済の現状分析』【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
(8月6日 シカゴ金融街で行われた雇用を求めるデモンストレーション “flickr”より By ProgressIL
)
前回から始まった『世界経済の現状分析』シリーズ。
その一回目は、以前までの圧倒的な存在感は無いまでも、未だ「アメリカ」を置いて世界経済の話しは語れません。
ということで今回はアメリカのファンダメンタルズをテーマに、統計データと実際の国民生活との乖離などについて迫ってみたいと思います。
まずはいつものヤツをお願いいたします。
近代市場の成立過程(16)〜金貸しが大国の凋落を企図した、フランス革命。

476年西ローマ帝国滅亡—。押し寄せてきたゲルマン人によって建国されたフランク王国も500年後に滅亡し、西と東に分裂し、西フランク王国はフランス、東フランク王国は神聖ローマ帝国( ≒ドイツ・オーストリア)に継承、両国は、「ローマ帝国の正統的後継者」を旗印として、西欧世界に名を成していきます。
ローマ帝国瓦解以降のヨーロッパ西地域における覇権争いの激しさは、各国がめまぐるしくくっついたり離れたりの連続で、一方の東ローマ帝国が1453年まで続いたのとは対照的です。
今回は、一方の「西欧の雄」として君臨したフランスを、その国家体制を大きく転換させ、一級の国家から単なる文化国家に脱落させる契機となったフランス革命について、革命前夜を中心にその背景と原因を考察していきます。応援よろしくお願いします☆
『世界経済の現状分析』 【1】プロローグ
画像は、こちら(リンク)からお借りしました。
皆さんこんにちは。今回から新シリーズです。これまで、『日本国債暴落の可能性は?』を全15回にわたって追求してきました。(リンク)今後の残課題として、
①暴落に対する円防衛策はあり得るのか?
②暴落してしまったら日本は生き残れるのか?再生は可能なのか?
等が残課題として残りますが、それらを解明するには、以下の追求が必要になっていきます。
・破綻(デフォルト)が先かor金貸しの仕掛けによる暴落が先か?それはいつか?
・金貸し仕掛け説の背後?ドルVSユーロの金融戦争どうなる?
・金貸し規制や国家紙幣等の脱金貸し政策の可能性は?
さて、一方で、上記のような問題を解明するためには国債問題以外の視点でも、現在の世界経済の現状把握と分析を行っていくことが非常に重要なポイントとなっていくものと考えます。
現状では大きな経済ニュースが少なく、奇妙な(不気味な?)沈滞状態が続いているとも言えるので、まずは、主要各国の現状の正しい国民生活の実態に肉薄しながら、その国の経済状況をタイムリーに把握していくところから進めていきたいと思います。
その前に皆さん応援宜しくお願いします。
『日本国債暴落の可能性は?』【15】シリーズまとめ
『日本国債暴落の可能性は?』のシリーズもいよいよ最終回となりました。
<画像はこちらからお借りしました>
世間の眼はロンドンオリンピックなどに奪われていましたが、その間にも消費税増税法案の成立、LIBOR不正事件など、経済情勢は刻々と変化しています。マスコミはこのところあまり大きな経済ニュースは伝えませんが、これまでの当シリーズの分析からは、日本国債暴落のリスクは日増しに高まっていると見るべきでしょう。
最終回は、これまでの記事のポイントを整理し、さらなる追求に向けて残課題を整理します。
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近代市場の成立過程(15)〜イギリス産業革命・金貸し世紀の幕開け〜
「近代市場の成立過程」シリーズ第15回はイギリスの産業革命がテーマです。
17世紀にピューリタン革命、名誉革命という二つの革命により、封建領主など古い特権をもった勢力が衰えます。その結果、多様な生産活動が可能になっていなっていきます。(第14回 ピューリタン革命・名誉革命参照)
上記を背景に以下の3点の発達により、イギリス産業革命が実現されました。
①金融市場の発達
②農法の発達
③科学技術の発達
この3点を軸にイギリス産業革命の成立過程を明らかにします。
いつも応援ありがとうございます
【戦国時代の権力需要と市場】シリーズ第7回(最終回) 〜群雄割拠の力の基盤 武力に資本力が重なった時代
ここまでこのシリーズでは、徳川幕府成立から、日本の金貸しの影響を探りながら、戦国時代へとさかのぼってきました。
前回エントリーでは、戦国時代の制覇に後一歩まで迫った、織田信長の着眼点を整理しました。
「寺」「港」「城」
武力だけでは制覇できない時代だった事が明らかになりました。
その後の徳川家康に至る過程で、商人の経済力が制覇力となる社会構造が確立するのです。
今回のエントリーは、この戦国時代を通じての権力構造を整理して、このシリーズを一旦、まとめさせていただきます。
戦国時代に、権力闘争を繰り広げたのは、守護大名達だと、教えられてきましたが、時代はそれほど単純ではなかった。
主要な登場人物は、守護大名、寺社勢力、商人であり、朝廷や貴族、将軍は脇役だったのです。
(朝廷や将軍が脇役に成り下がったから戦国時代に突入したとも言い得ますが・・・)
まずは登場人物を紹介します。
米国はどのように衰退してゆくのか?(12)米国産業の行く末は?その1 南北戦争後に重厚長大産業が勃興、財閥が形作られる
これまでのシリーズで米国ドルの覇権通貨確立から、近年の世界各国におけるドル離れ、そして金融市場の縮小に至る過程までを扱ってきました。金融経済は今、縮小の一途を辿っています。
2008年の住宅バブル崩壊を皮切りに、住宅ローンが証券化された債権が暴落、信用不安からさらに多種の債権に飛び火して、アメリカを代表するベアスターンズやリーマンブラザーズが倒産に追い込まれたことは記憶に新しい所です。
現在では、その煽りを受けた欧州諸国が、国債バブル崩壊の危機に晒されており、ギリシャやスペインなどの国債金利の動向には、欧州発の経済恐慌に突入する可能性を多分に含むがゆえに、世界が注視せざるを得ない状況に陥っています。
このように金融経済が全面的な行き詰まりを迎える中、金融経済亡き後の姿を抑えておくことは、米国の行く末を予測する上でも重要な課題だと思われます。特に戦後の米国においては、金融経済が米国を支えてきたと言っても過言ではありません。
よって、今回を始めとして3〜4部作の予定で、米国の実体経済=産業に焦点をあてて米国の将来像を予測していきたいと思います。
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『日本国債暴落の可能性は?』【14】金貸しが日本国債暴落を仕掛る可能性は?
これまでの分析では日本国債は暴落する可能性が高いと予想されます。
【10】国債暴落説の紹介にもありましたが、中でも「金貸しのたくらみ」によって暴落が仕掛けられる説が最も不透明で、リスクが高いと思われます。
<ゴールドマンサックスタワー:画像はこちらからお借りしました>
そこで、今回は、ゴールドマンサックス等の金貸しがギリシャ危機を仕掛けたように、日本にも国債暴落を仕掛けてくる可能性は本当にあり得るのか?を掘り下げてみたいと思います。
過去記事は以下をごらんください。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【4】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】コラム①:格付け会社って何?
【7】国債市場の動き?
【8】日銀の金融政策って何?:基礎知識の整理③
【9】日銀の金融政策の変化
【10】国債暴落説の紹介
【11】国債暴落しない説の紹介
【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ
【13】ギリシャ、ユーロ危機にみる金貸しの手口?
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『日本国債暴落の可能性は?』【13】ギリシャ、ユーロ危機にみる金貸しの手口?
前回の「【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ」では、国債が暴落したらどうなるのか?国民の生活はどのようになってしまうのか、に焦点を当て、過去に国債の暴落を経験してきた国々を取り上げ、その実態をまとめました。
今回は、ギリシャ、ユーロ危機に金貸しがどのように関わっていたのかを追究していきたいと思います。

<画像はこちらからお借りしました>
『日本国債暴落の可能性は?』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【4】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】コラム①:格付け会社って何?
【7】国債市場の動き?
【8】日銀の金融政策って何?:基礎知識の整理③
【9】日銀の金融政策の変化
【10】国債暴落説の紹介
【11】国債暴落しない説の紹介
【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ
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世界を操る支配者たち(7)〜支配者たちの力の源泉を探る
画像はこちらよりお借りしました
第1回ロスチャイルド家
第2回ロックフェラー家
第3回英国王室
第4回ハプスブルグ家
第5回タクシス家
第6回バチカン
このシリーズでは、世界を操る支配者たちを紹介してきました。
これまで紹介してきた彼らは、出自の時代も違えば力を獲得するまでの道程も実に様々でしたが、中世から近代そして現代まで、富と権力を手中に収めてきた彼らは、その強大な力を裏舞台から行使し、世界情勢を操ってきました。
ところで、そもそも、その「力」とは一体何なのでしょうか?それほどまでに強いのはなぜなのでしょうか?
そしてこれから先も、その「力」を持つもの達に世界は支配されつづけるのでしょうか?
シリーズ最終回となる今回は、支配者達の「力」の源泉を明らかにしていくと共に、その「力」がこの先も世界を操っていくに足りえるのか、その核心に迫っていきたいと思います。
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