2009-04-30
食料自立への道を探る4.ロシア、復活の兆しを見せる農業生産
2000年代に入ってからは、中国やインドなどの人口超大国が持続的高成長過程に入ったことにより、新たな食糧資源需要が喚起され、それらの累積的効果が需給逼迫となって市場に顕在化するようになっています。すでに高い値段を払えば食糧はいくらでも手に入る時代は終わったのではないでしょうか。
世界金融恐慌がこの状況に拍車をかけ各国は農業保護政策を取り始め、食糧需給バランスも大きく変化する兆しを見せ始めています。そういえば日本に集中していた黒マグロなども、なかなか手に入りにくくなっていますね。
築地でのマグロのセリ風景
ロシア政府は国益に反する企業を淘汰し、強国復活を目指すプーチンの戦略によって資源などの基幹産業を国が握るという独自の国家資本主義を構築しようとしています。
このような状況においてロシアの農業生産の現状はどうなのでしょうか?
専修大学経済学部、野部公一教授の『ロシア農業・農業政策の変遷』から引用させていただきます。
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食料自立への道を探る3.中国、国家安定の要、農村・農業政策を重視
人口13億人、世界一の食料需要を持つ中国で、大きな政策表明があったので注目したい。
まずは、中国の食料自給率を95%目標へ、と同時に総合生産能力も(現状より8%UP)というニュース記事から。
中国、食糧自給率95%以上の維持を目標に
リンク
国務院常務会議は2日、「国家食糧安全中長期企画綱要」を採択した。この綱要によると、中国は食糧自給率を95%以上に維持すると同時に、2010年には食糧の総合生産能力を5億トン以上に、2020年には5億4000万トン以上へ引き上げるとしている。
(中国情報に詳しいサーチナ経済ニュース2008年7月3日から)
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4/29(水)開催 新しい講演スタイル「なんでや劇場」のお知らせ
今回のテーマは・・・『金貸し→特権階級の暴走どうする?』
このテーマ興味ある!と思った方は続きをどうぞ。
アメリカ金融史8 アメリカはいか にして金融の中心となっていったのか?
前回記事、 『アメリカ金融史7 アメリカは、なぜ拡大できたのか』 では、「アメリカは南北後どのように世界に進出していったのか?」 という内容を扱ってきました。今回は米西戦争以降、アメリカがいか にして金融の中心となっていったのか?
本家本元金貸したちの動向に迫ってみようと思います。
【武力から資本力へ】
◆19世紀終盤から20世紀初頭にかけては、時代の転換期でした。
15世紀の大航海時代から始まった植民地拡大ですが、19世紀終盤になると、南アメリカ等一部を除く世界中のほとんどが列強の植民地と化しました。
そのため戦争は、新天地の支配権を巡っての局地戦に変わって、列強同士の覇権争い である世界大戦へと突入していきます。
しかし、その背後には金貸したちが糸を引いていたのです。
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IMF、世界銀行とは何か?
皆様こんにちは、いつもありがとうございます。
G20が閉幕し、各国の思惑が少しずつわかり始めてきました。
今回はキーワードになっているIMF、世界銀行について、改めて調べてみました。
IMF本部(ワシントンDC)
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G20 ロンドンサミット宣言の内幕
写真 http://daisekai.net/116.html
去る4月3日、ロンドンで開催されたG20の共同宣言では、会場の外ではデモ隊と警察との間で流血もある中、財政出動をめぐり米英との温度差が指摘されていたフランス、ドイツの両首脳も「大きな前進」(サルコジ仏大統領)、「歴史的ともいえる歩み寄り」(メルケル独首相)と、首脳宣言の内容を高く評価した。
①来年末までに各国は(総額5兆ドルの)財政出動による景気対策を行う
②途上国支援の為、総額110兆円のIMF基金出資を行う
③ヘッジファンドや格付け機関への規制を行う
④来年末までの保護主義的動きを禁ずる(4/18日朝のNHK・TV)
という合意が発表されました。
夫々の首脳が成果を自画自賛する中で、その合意に至るまでには主要国の思惑の違いが明らかになったようです。
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「09年度一般会計 国債発行額 税収越す」ってどういうこと?
「09年度一般会計 国債発行額 税収越す!」
4月10日の毎日新聞で、こんな記事に目が留まりました
国の借金である国債額が増えたってまずいんじゃないのかな!?
という素朴な疑問から、
「国債額が税収を超えたってどういうこと?」をみんなで追求してみました
定額給付金って・・・?
今日は、 「定額給付金」制度についてです。
大阪市でも5月下旬から6月上旬頃の給付が開始されるそうですね。
合わせて2兆円のお金が必要になってくるそうですが、こんな大金いったいどこから出てくるのでしょうか?
非常にわかりやすく解説してくれているNHKこどもニュースからの引用したいと思います。(’09/01/31 放送)
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定額給付金というのは「国民の生活を助けて景気もよくしよう」と配られるお金です。麻生総理大臣が決めました。一人につき1万2000円、65歳以上と18歳以下のこどもには2万円が配られます。
この定額給付金も含めた国の予算が、今週決まりました。定額給付金には、2兆円のお金がかかります。このお金はどこから出るのでしょう。税金からと思うかもしれませんが、そうではありません。
実は、国のお金の使い方と関係しているのです。
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ドルが崩壊するとどうなる?
(http://blogs.yahoo.co.jp/jennifer1215b/26315675.html よりお借りしました。)
世界的な金融危機を受けて、アメリカは金融機関や経営危機に陥った企業に大量のドルを投入しています。
・米不良資産買い取り、最大1兆ドル規模 財務長官が枠組み発表 09.3.23
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt242/20090323AS2M2303B23032009.html
・米政府、クライスラーに5億ドル・GMに最大50億ドルの追加支援実行へ 09.4.21
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK844346920090421
・米AIG、約300億ドルの追加支援受け入れへ 09.4.21
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37593520090420
これまで基軸通貨として世界からの信認を得てきたドルですが、もはやアメリカ経済が回復する見込みは無く、財政赤字も増大するばかりでアメリカへの信頼は低下しており、さらに米国債の大量発行→ドル大量発行によって、ドル不信が高まっており、ドルが崩壊するのは時間の問題と考えられます。
では、ドルが崩壊することで社会はどうなってしまうのでしょうか?
☆いつも応援ありがとうございます☆
『人類の適正数』とは何によって規定されるのか?
4月18日の記事にバランスさんから提起いただいている疑問、せっかくですので追究してみたいと思います。
画像は「寄生獣」。増えすぎた人間を減らすべく、パラサイトがどこからか送り込まれ人間を襲う、というストーリーだったですね。
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