2017-09-28
反グローバリズムの潮流(ドイツ総選挙、メルケルは勝利したが反グローバリズム勢力が躍進)
9月24日に行われたドイツ連邦議会総選挙はメルケル首相率いる、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が勝利したものの、戦後最悪の結果となり、反グローバリズム勢力で、反EU、反移民を政策に掲げる「ドイツの選択肢」が大躍進する結果となりました。
世界を操るグローバリズム-3~本当にヒトラーの意思で第二次世界大戦が始まったのか~
ヒトラーが金貸しの支援を受けていたことは、当ブログでも紹介してきた。(以下)
(参考『金貸し勢力のスパイの証言(14)~ヒトラーはなぜ原爆を使用しなかったのか~』)
しかし、なぜヒトラーが支援を受けていた金貸しの罠に嵌まって、戦争に巻き込まれたのかは、疑問のままのこっていた。
今回の記事でその疑問が解けた。
それが、金貸しから支援されることなしに、経済復興を遂げ、ドイツを急成長させたことが理由だった。つまり、負債を負わずに富国できるということを世に示したことは、金貸しにとっては死活問題。
即刻抹殺しなければならない対象となったのだ。
政府紙幣を発行したがために暗殺されたアメリカ・ケネディ大統領(当時)と同じく、バーター貿易という手法で経済発展させたヒトラーは、いとも簡単に戦争に巻き込まれてしまった。
ヒトラーはその戦争で死んだことになっているが、実際は密かに生き延びていたことは、当ブログでも紹介した。しかし、政権の座から下ろされ、表の世界に出て来れなくなったことからすると、彼も金貸しに抹殺されたことと同義である。
まだ疑問なのが、上段で紹介している記事にあるように、ヒトラーはなぜ原爆を使用しなかったのか?ということだが、そこにはイギリス・チャーチル首相(当時)が絡んでいる。ということはロスチャイルドが影で糸を引いていると見て良いだろう。
からの紹介です。
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■本当にヒトラーの意思で第二次世界大戦が始まったのか
教科書に書かれているように、ヒトラーの発意で第二次世界大戦が始まったと単純に言えるのかどうか、実は疑わしい点があります。第二次世界大戦のドイツの作戦については疑問がいくつも投げ掛けられているからです。
『キッシンジャー「最高機密」会話録』(毎日新聞社)によれば、キッシンジャーが訪中したときに、毛沢東はキッシンジャーに「なぜヒトラーはソ連としたときに、三か所に分けて攻撃したのか」と質問しています。レニングラード【サンクトペテルブルク】を落として一直戦にモスクワに向かえば、簡単にモスクワを落せたはず。ところがヒトラーはそうしませんでした。また、ダンケルクの戦いでイギリス軍が敗北したのに、ヒトラーはイギリスに上陸を敢行しなかったことも、毛沢東には解せないことでした。
毛沢東は不思議に思ってキッシンジャーに問いかけたのです。キッシンジャーの答えはいい加減なものでした。「ヒトラーは狂人だった」とか「ヒトラーは芸術的な戦略を取った」とか「大局的な構想が無かった」などと言ってごまかした。
毛沢東は、「それなら、なぜドイツ人はヒトラーに従ったのか」と追求しますと、「ドイツ人はロマンチックな民族だ」とか「ヒトラーには強烈な個性があった」などと、これまたいい加減な返事に終始しました。
これに対し、毛沢東は、
世界を操るグローバリズム-2~アメリカが裏で糸を引いたソ連の南下と中国の共産化~
張作霖事件の真相は、満州にユダヤ人の自治区を作ろうとする金貸しによるシオニズム運動の一環で仕掛けられたとのこと。また、アメリカが中国の共産化を企図して、蒋介石を利用したことなど、とても興味ある内容です。
さらには、大正デモクラシー運動は、キリスト教の宣教師による日本の国体の破壊工作であったという点も初耳でした。
それらの背景があって、日本が大東亜戦争に巻き込まれていったとのこと。この戦争はソ連や中国からの自衛の戦争で、それに誘い込んだのが、金貸しに操られていたルーズベルトとのこと。
米ソが手を組んだ理由もロシア革命を主導したのが金貸しであったことの証し。また、共産主義も社会主義も国際主義者である金貸しの支配形態であるということ。
ヒトラーを支援した金貸しの件も出されていますが、これに関しては以前の記事『金貸し勢力のスパイの証言(13)~ナチ・ドイツとローマ教皇庁は密接な協調・協力関係にあった~』が参考になると思われるので、是非ご一読を!
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■反共の同志だった張作霖を日本が爆殺するはずがない
満州事変に関しても誤解されている面があります。日露戦争には李鴻章とロシアの密約によって、満州はロシアの領土となっていましたから、戦争に勝利した時点で日本の領土とできたはずでした。それを知らずに日本は満州を経営するようになりました。
ロシア革命によって誕生した共産主義ソ連は、満州を共産化しようとしていました。それに対して、張作霖がソ連に反発して、ソ連を満州から追い出した形になっています。満州の共産化を防ぐという点で、日本と張作霖は利害が一致していました。
ところが、張作霖爆殺事件というものが起こり、関東軍の河本大作大佐が首謀者であるかのように伝えられました。現在では資料が出てきており、ソ連の情報部が仕掛けたことが明らかになっています。
張作霖と日本は、満州の赤化を防ぐという点で利害が一致していましたから、日本が張作霖を爆殺する理由は何もありません。
しかし、日本が張作霖を爆殺したという誤った情報が世界に流されることになってしまったのです。日本が支那で残虐なことをしているという捏造された情報が1920年代からアメリカのメディアによって流され続けていましたので、日本が張作霖を爆殺したという情報を信じる人たちが欧米諸国に大勢いました。日本は情報戦で負けていました。
トランプ大統領、ロシア疑惑のその後
トランプ大統領のロシアゲート疑惑、一時期は日米のマスコミをにぎわしていましたが、最近は北朝鮮問題もあって、すっかり影をひそめています。実際に報道も少なくなっていますが、調べてみると捜査は続いていました。捜査はどこまで進んだのでしょうか。
世界を操るグローバリズム-1~アメリカが周到に仕掛けた大東亜戦争~
今回から新シリーズ『世界を操るグローバリズム』を展開します。
これは、元ウクライナ大使の馬渕睦夫著の『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く~日本人が知るべき「世界史の真実」~』の内容を紹介するものです。
第1回目は第二次世界大戦と大東亜戦争についてです。
両者は一体で同じものと思われていますが、「実は全く違ったものである」ということを論じたものです。
それはアメリカにより、日露戦争直後から用意周到に準備されてきたもので、日本はまんまとアメリカの策略に乗せられた戦争だったとのことです。真珠湾攻撃以前に事実上アメリカは日本に宣戦布告(行為)を行ったことが述べられていますが、その情報は操作され「日本の奇襲攻撃」とされています。それもアメリカの策略だったのです。
これについては、以前に掲載した記事
にも掲載しているので、是非お読み下さい。
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第4章 大東亜戦争と第二次世界大戦はまったく別の戦争
■アメリカは真珠湾以前に日本に宣戦布告していた
ほとんどの日本人は「大東亜戦争」と「第二次世界大戦」を同じものだと思っていますが、両者は全く別物です。
第二次世界大戦は、1939年にヒトラーがポーランドに侵入したときにヨーロッパ戦線が始まりました。ニュースは世界に流れましたが、この時点で「大きな戦争が始まった」と思っていたかどうかは疑問です。アジアにまで広がると思っていた人はまずいなかったでしょう。
1939年から1945年の間に起こった戦争を総称して「第二次世界大戦」と言う呼び方がされていますが、ヒトラーのポーランド侵攻、独ソ開戦から始まるヨーロッパ戦線と、アジアでの大東亜戦争は全くの別のものです。
日本はABCD包囲網で追い詰められたため、自営のためにアメリカ、イギリス、中国、オランダと戦いました。ヨーロッパ戦線でドイツが戦った国と重なっているため区別されずに「大二次世界大戦」と一括りにされてしまっているだけです。後にソ連も対日戦に加わり、ソ連も双方の地域で重なっています。
しかし、大東亜戦争はABCD包囲網から自国を守るという大儀が存在しており、ヨーロッパ戦線とは目的が異なります。
大東亜戦争は、日本が真珠湾を奇襲攻撃したことで始まったことになっています。宣戦布告の通告が一時間遅れたことが、「騙し討ち」として大々的に非難されていますが、果たして本当なのでしょうか。
反グローバリズムの潮流(ノルウェーの進歩党)
前回は、反グローバリズム勢力(いわゆる右翼ポピュリスト政党)が第1党となっている国としてスイスを紹介しました「反グローバリズムの潮流(スイスの国民党)」 。今回、紹介するのはノルウェーです。ノルウェーの第1党の保守党は反グローバリズム勢力ではありませんが、この保守党と連立政権を組む第3党の進歩党がいわゆる右翼ポピュリスト政党=反グローバリズム勢力です。
9月11日にノルウェーでは総選挙が行われましたが、保守党と進歩党の連立政権が勝利し、政権を維持することとなりました。2013年に政権を取った時には、短期政権に終わると思われていましたが、4年の任期を終えた総選挙で勝利したことで、国民の信任が証明されたと言えます。
以前は、異端政党と思われていた進歩党が2期連続して政権を担う事となり、進歩党も普通の政党として認められたという事でしょう。ノルウェーではなぜ反グローバリズム勢力が支持を受けているのでしょうか。
北朝鮮問題の動向、ロシアは経済制裁に反対し経済支援を提案、中国は制裁に合意
全く解決の兆しが見えない、北朝鮮問題。北朝鮮は日本の上空を超えて太平洋にミサイルを撃ち込み、核実験を行うなど、その行動をエスカレートさせています。この状況は危機と捉えるべきなのか、それとも茶番に過ぎないのか、米、中、露の動きを追ってみました。 (さらに…)
世界を動かす11の原理-10~世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」①~
今回から第9の原理:『世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」』を紹介します。
2013年12月の安倍首相の靖国神社参拝を契機に、14年2月に掛けて、短期間ですが、日本は世界でとても孤立させられていた。ちょうど反日感情が高まった時期です。
日本のマスコミは、中韓の日本バッシングしか報道しませんが、実は、アメリカ、イギリス、EU、オーストラリア、ロシア、親日の台湾までが日本を批判していたというのです。
靖国参拝を過去6回も行った小泉元首相のときは、中韓が騒いだだけで、その他の国々は我関せずのスタンス。安倍首相のときに限って、なぜこのような状況になったのでしょうか。
これはある国の戦略によって「仕組まれた」ものだったとのこと。ある国とは、中国だという。(その内容については、次回に回します。)しかし、当ブログがこれまで追求してきたように、金貸し支配の世界で、ある一国だけでおこす「出来事」まずあり得ない。今回の記事では、そこまで書いていないので、以下の記事を参考に、背後の金貸しの思惑も推測しながら、読んでいただければ面白いと思います。
参考記事:
以下、「クレムリン・メソッド」~世界を動かす11の原理~(北野幸伯著)
からの紹介です。
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■■第9の原理:世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
「戦略(企み)」が咲きにあり、歴史的「事件」や「現象」はその後に起こる(その結果として起こる)ということ。
■私はなぜ「日本の孤立」を予測できたか?
世界情勢にあまり興味のない人は、驚かれたかもしれません。
短期間ですが、2013年末から14年2月に掛けて、日本は世界でとても孤立していた。
きっかけは、安倍総理が2013年12月26日、靖国神社に参拝したことです(実をいうと、これは表層的な理由です。真因については後述します。)
「え?全然孤立してないでしょ?だって、靖国参拝に反対してたのは、中国と韓国だけですよ」
おそらく、日本人のほとんどがこんな反応だと思います。
しかし、「反対したのは、中国、韓国だけ」というのは「事実」ではありません。