2014-05-26

「BRICSは金貸しに操られているのか?」~5:中国 激化する習近平VS人民解放軍と石油閥、これは金貸しとの闘いか!?

習近平人民軍中国・国家主席:習近平は、中国国内の汚職撲滅を大義名分に、国内の権力者達を次々に吊し上げています。
最近では、中国国内政治最大のタブーとされていた「人民解放軍」の腐敗にメスを入れたり、巨額な利権を持つ「石油閥」にも切り込んでいます。

今日は、「BRICSは金貸しに操られているのか?」中国シリーズの2回目として、中国国内の政権状況について調べてみました。

このシリーズの過去記事は以下を参照願います。

1:ブラジル ワールドカップ・オリンピックの背後
2:ロシア 金貸しによる人工国家からの脱却・プーチンの闘い
3:インド 金貸しによる暗躍は今始まったばかり?
4:中国 金融不安の背景?
コラム:TPPの交渉は日米の猿芝居!?

 

いつものランキング応援もよろしくお願いします。

(さらに…)

  投稿者 yooten | 2014-05-26 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸しによる洗脳教育史⑥~史上初、完全資力支配国家、アメリカの誕生

americadokuritu

 

①~プロローグ
②~皇帝と教皇の詭弁合戦から大学が生み出された
③~特権化された大学が壮大な騙しの社会を創っていった
④~数万人に1人の天才を発掘するエリート教育の起こり
⑤ ~16世紀の宗教改革の黒幕はベネツィアの金融勢力だった

ルターが教会不要論を唱え、カルヴァンが人々に蓄財意識を与えることによって、それまで教会に集まっていっていたお金が、大量に銀行に流れるように変わりました。この流れは、その後の銀行への集金システムの構築と繋がり、資本主義と市場拡大の基盤となっていったのです。

つまり、16世紀の宗教改革とは、ヨーロッパのお金の流れを変えた改革だったのです。

宗教改革によって、資本主義(つまり金貸しの財源)が確立しました。
金貸しにとっての最後の課題は、王と教会権力を打ち壊すこと。これが出来れば、いよいよ自分達が覇権を握ることが可能になります。

金貸しが取った戦略は一つ「資力が制覇力となる社会」を作ることでした。そしてその最初の実現体が「アメリカ建国」だったのです。
今回の記事では、アメリカ建国の背景を見ていきます。

(さらに…)

  投稿者 tasog | 2014-05-25 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

新しい通貨のカタチとは?~(1) ビットコインとは一体何か?

近頃、世間で話題にすることが多くなったビットコインですが、どのようなものかご存知でしょうか。ビットコインは仮想通貨に分類され、特有の市場で利用できる通貨です。

仮想でありながら既存通貨システムに連動し、2011年に1BTC(ビットコインの単位)の価値が約0.3USドルから、2013年米国上院委員会で合法的な金融サービスとして認められた時には、その価値が900USドルまで上昇し、話題になりました。

次代の社会構造を探求する上で、この新たな通貨システムはどのような可能性を持っているのでしょうか。

日本では利用が少ないため、知られていないことが多いと思います。実際に、どのようなことが起こっているのかを紹介します。

 

以下引用(2014/04/16 日本経済新聞より)

『マウントゴックス、破産手続きへ ビットコイン取引所』

東京地方裁判所は16日、仮想通貨ビットコインの取引所マウントゴックス(東京・渋谷)の民事再生手続き開始の申し立てを棄却した。確定すれば破産手続きに移行する。同社はスポンサー企業を探し再建を目指していたが、再生の見込みが乏しいと判断したもようだ。

 東京地裁は保全管理命令なども出した。保全管理人には小林信明弁護士が就いた。小林氏は同社のホームページ上で「しかるべき時期に破産手続き開始の決定がなされることが予想される」とのコメントを出した。

 マウントゴックスは2月28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請していた。同社の説明では顧客や自社で保有していた85万ビットコインが消失し、65億円の負債を抱えていた。消失額は当時の他の取引所のレート換算で約470億円。12万7000人の顧客のうち99%が外国人だった。

引用終わり

 

なぜこのような事態が起こったのでしょうか。ビットコインがどういうものなのか、まずはその発端から取引の方法について触れたいと思います。その前にポチっと応援お願いします。

(さらに…)

  投稿者 komasag | 2014-05-20 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

アメリカ・デフォルトは起きるのか!?-10 ~イギリス王室を乗取ったヴェルフ家~

前回、ハプスブルグ家の陥落に成功した12世紀から17世紀にかけてのイタリア王家(サヴォイ家)の支配戦略を取り上げました。しかし、ヨーロッパ全体をこの当時サヴォイ家の支配下に至ったと考えるのはいささか安易でしょう。

特に、30年戦争でも大きな動きを取る事無く、18世紀に植民地大国となるイギリスの王室はこの当時一体どうなっていたのか?大航海時代を迎えた15世紀からヨーロッパの勢力関係を振り返りながら見ていきましょう。

 

 ■ 15世紀半ばのポルトガル・スペイン ~ベネチアの金融勢力が支配領域を開拓~

15世紀半ばに始まった大航海時代、当時ポルトガル・スペインの王族はレコンキスタの戦費負担により国の資金繰りは火の車状態だった。実質的に資金提供者はベネチア商人だったリンク)。

また、この時代に起こった「宗教改革」の画策もベネチアの金融勢力だった。「イエズス会」を組織し、現地の王族・武将たちに接近し、金貸しと共に武器を売りつけた。そして戦争によって作り出された貧困をテコに、教徒の拡大を図っていった(リンク)。

国家(王)が大航海に関して、直接的なプレイヤーではなかった。ゆえに王族自体に力はなく、30年戦争(1618~1648)を期に国家権力を弱めたポルトガル・スペインは捨てられた。ハプスブルグと敵対関係の「オランダ」と支配下に無い「イギリス」へシフトする。

実はシフトする経緯となった30年戦争であるが、この戦争で儲けたのは「サヴォイ家」だけではない。「ヘッセン家(源流がヴェルフ家)」も儲けた。ウェストファリア条約第50~62条に明記されている(リンク

第五十二条〔ヘッセン・カッセル〕             【ウェストファリア条約 第52条 一部引用】
これまでミンダウ司教領に与えられ,そう判断されてきた管区シャウンブルク,ビュッケブルク,ザクセンハーゲン,シュタットハーゲンにおける直接にして有効な支配権は,今後は現ヘッセン方伯である領主ヴィルヘルムおよびその継承者に完全な保有権のもとに永久に属するものとし,前記司教も他の何人も これを乱すことはできない.

そして、ヘッセン家の本家「ヴェルフ家」こそがイギリスを世界大国へ導く闇の支配者ではないかという仮説を立てて、今回は記事を進めていきたい。

(さらに…)

  投稿者 sashow | 2014-05-17 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

TPPの交渉は日米の猿芝居!?

サルTPP画像はこちらからお借りしました。

4月末にオバマ氏が来日し、すし屋での安倍首相との会食等が話題となりました。が、日本人として気になるのはTPPの問題です。しかし、マスコミ報道は、誤報などの混乱もあり、イマイチ状況がつかめません。改めてTPPを巡る状況と問題点を整理してみたいと思います。

(さらに…)

  投稿者 km | 2014-05-13 | Posted in 04.狙われる国の資産No Comments » 

「資力」が「武力」を上回ったのはなんで?(6)~まとめ

いよいよ、これまで検討してきた「資力が武力を上回ったのはなんで?」のまとめになります。
過去の記事は以下のとおりです。 復習に是非どうぞ☆ 

(0)プロローグ
(1)“公共事業”としての十字軍と周辺ビジネスで肥大化した「騎士団」
(2)負け組が築き上げた国:スイス
(3)武力が制覇力になりえなくなった時
(4)私権獲得が社会共認となった大航海時代前夜
(5)大航海時代から始まる商取引と分業化のシステム

さて、改めて武力が制覇力になった経緯から整理していきましょう。

■武力による統合・制覇

 武力が制覇力になったのは、およそ5700年前に集団同士の掠奪闘争が勃発したときです。集団の統廃合が行われ、その帰結として生まれたのが、今につながる国家でした。国家は武力によって国内を統合し、他国を制覇してきたのでした。(参照:るいネット「力の原理と私権原理の関係構造」)

30年戦争 しかし1314年のスイスの登場により、状況が一変します。(参照:(2)負け組が築き上げた国:スイス )
武力(≒傭兵)の輸出産業がシステム化し、ヨーロッパの各国間の武力は均等化に近づきます。

そのためヨーロッパでは近隣国に攻め入ると、大抵長期化し、勝っても負けても、互いに疲弊するばかりで、戦争には私権獲得の旨みがなくなってきたのです。この段階が、武力が制覇力になりにくくなった状況です。(参照:(3)武力が制覇力になりえなくなった時

 ここをもう少し詳しく見てみます。その前にポチっと応援お願いします☆

  (さらに…)

  投稿者 komasag | 2014-05-05 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

「BRICSは金貸しに操られているのか?」~4:中国 金融不安の背景?

「BRICSは金貸しに操られているのか?」シリーズの第4弾!今回は中国を取り上げます。

<成長著しい中国>

<成長著しい中国>

 

BRICS諸国の中でも成長著しいと言われる中国ですが、その実、内政では貧富の格差拡大、金融不安、官僚の汚職、政権抗争、外交では、日中対立、東南アジア諸国との軋轢など、様々な課題を抱えています。

果たして、中国は成長を持続させることができるのでしょうか?対立を深める日中関係の背後にある中国の実情と金貸しの思惑を探ります。今回は先ず、中国の金融不安の実情とその背景を考えてみます。

 

過去記事は以下をごらんください↓

 「BRICSは金貸しに操られているのか?」  ~1:ブラジル ワールドカップ・オリンピックの背後

「BRICSは金貸しに操られているのか?」 ~2:ロシア 金貸しによる人工国家からの脱却・プーチンの闘い

 「BRICSは金貸しに操られているのか?」 ~3:インド 金貸しによる暗躍は今始まったばかり?

(さらに…)

  投稿者 yukitake | 2014-05-02 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

「BRICSは金貸しに操られているのか?」 ~3:インド 金貸しによる暗躍は今始まったばかり?

「BRICsシリーズ」の第3回。今回は、インドを扱います。

インド

インドと言えば、長い間イギリスの植民地でした。第二次世界大戦後、独立しましたが、メディアにはあまり、情報が流れてきていません。

前回でも述べたように「BRICs」とは、ゴールドマン・サックスが投資対象として命名した新興諸国です。インドは、これまで、金貸し達によって裏で操られてきたのでしょうか?

さて、今回は、最近のインドに焦点をあて、背後の、金貸し達の暗躍状況について追求していきたいと思います。

その前に応援よろしくお願いします。

(さらに…)

  投稿者 shirohanamizuki | 2014-05-01 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »