2013-09-27

【7】『素人にも分かる経済の真相』シリーズ〜リーマンショックで、なぜ世界経済は大打撃だったのか?〜

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よく「リーマンショックで世界経済は大打撃を受けた」って聞きますが、簡単に言うとどういうことですか???と若手から質問がきました。「簡単に言うとね〜 汗・・・・」。
リーマン・ブラザーズ破綻は、2008年9月15日。既に5年前になります。
その後世界経済は、ギリシャ国債危機等が続き、今では中央銀行(FRB・ECB・日銀等)による大幅な金融緩和(紙幣のバラマキ)により、かろうじて維持されている状況です。
表面的には米国と日本の株価は上がり、景気が良くなっていると演出されています。
しかし、実体経済は悪くなるばかりで、デトロイト市が遂に破綻。
いつ国家破綻に繋がっても、おかしくない状況が続いています。
では、当時の状況から押さえながら、一緒に勉強していきましょう。
【素人にも分かる経済の真相シリーズ】過去記事は以下を参照願います。
【1】経済学が役に立たないのは、なんで?
【2】金貸しって、何?
【3】お金を使う意味って何?
【4】金利って何?
【5】株って必要なの?
【6】貿易の自由化って必要?
いつものランキング応援もよろしくお願いします。

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  投稿者 yooten | 2013-09-27 | Posted in 未分類 | No Comments » 

2020年・日本の危機と突破口

9月7日のIOC(国際オリンピック委員会)総会で、2020年夏季五輪の東京開催が決まった。高度経済成長真っ只中の64年東京五輪から56年ぶりの大イベントにマスコミや政治家、スポーツ関係者は大はしゃぎだが、当時と今回では状況も意味合いも全く異なる。とても手放しで喜んでいられる状況ではない。
 

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半世紀余りを経て国立競技場も様変わりするが・・・

 
今回から数回、五輪というトピックを軸に、2020年までの日本を展望してみる。

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  投稿者 s.tanaka | 2013-09-23 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

原油が高騰しているのはなんで?

私たちの生活にかかせない車。通勤や通学で直接利用するだけでなく、物品の輸送にも車は利用されています。

その燃料となるガソリン価格が、最近大きく上昇しています。
その原因を探っていきましょう。

と、その前にそもそも原油が、何に使われているのか?基本情報を整理します。

原油は沸点の高い順に、以下のように分かれます。

 

原油から造られる石油製品
石油留分 石油製品 利用の仕方
①石油ガス留分 LPガス タクシー、ガスレンジの燃料
②ガソリン・ナフサ留分 ガソリン・ナフサ 車の燃料、石油化学製品の原料
③灯油留分 灯油・ジェット燃料 石油ストーブ、ジェット機の燃料
④軽油留分 軽油 トラック・バスの燃料 ⑤残油留分 重油・アスファルト 船・火力発電所の燃料

 

たくさんの石油製品と利用範囲の広さがよく分かります。お世話にならない日がないくらいです。

それでは、今日もまた応援ポチっとお願いします。

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  投稿者 goqu | 2013-09-19 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments » 

金貸し、窮地の暴略 その6 〜TPPでの金貸しの思惑〜

【前回までの記事】
その1 〜ロックvsロスチャvs欧州貴族の覇権闘争史の再整理〜
その2 〜00年以降の金貸しの戦略と結果〜
その3 〜窮地に陥る必然構造
その4 〜金貸し支配を揺るがす勢力の台頭〜
その5 〜追い詰められた金貸しの今の目論見は?〜
 
 
中央銀行制度=国家収奪システムの限界を迎えた金貸しの思考の行き着く先は、おそらく「グローバル企業体が国家を凌駕する」新たな世界秩序の構築だろう。
近年、彼らが躍起になって各国へ参加を強要しているTPP(環太平洋経済連携協定)は、その序章である。
 
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写真はコチラからお借りしました。
 
 
いつも応援ありがとうございます。
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新たなバブルが始まった?(13)〜バブルにもならない政権演出と国富流出の仕掛け〜

2020年の東京五輪開催が決まった。「アベノミクス第4の矢」などといった表現も登場したが、浮かれている場合ではないどころか、日本の致命傷となるおそれすらある。これまでの記事を振り返り、この間の日本の置かれた状況をまとめ、このシリーズの締めとしたい。

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IOC総会での安倍のウソが日本の首を絞めるか・・?

1.プロローグ
2.70年以降バブルの崩壊構造 日本〜世界経済 パート①
3.70年以降バブルの崩壊構造 日本〜世界経済 パート②
4.知ってる?アベノミクス
5.日銀の真の狙いは?
6.外国人投資家の正体とは?
7.米株と米債を支える日本の“異次元金融緩和”
8.衆院選→参院選の不正選挙でお上を見限り、自分たちで生きてゆく⇒自考思考が生起した
9.核武装を前提とした原発政策
10.「ジブリ作品を真に作りたかったのは誰なのか?
11.TPPを巡る安倍政権と米戦争屋
12.消費税増税の本当の目的は?

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  投稿者 s.tanaka | 2013-09-13 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

金貸し、窮地の暴略 その5〜追い詰められた金貸しの今の目論見は?〜

その1  〜ロックvsロスチャvs欧州貴族の覇権闘争史の再整理〜
その2 〜00年以降の金貸しの戦略と結果〜
その3 〜窮地に陥る必然構造
その4 〜金貸し支配を揺るがす勢力の台頭〜
 
これまで見てきたように、時代の必然として、金貸しは現在、存亡の危機に近いところまで追い詰められている。300年前に編み出した騙しの方法論、儲けの方法論は通用しなくなっている。今まさに進行中の、化学兵器を理由にしたシリア現政権への攻撃は10年前のイラク戦争とそっくりの手口であり、世界中の誰もがそれを感じていることだろう。

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既に化学兵器は反政府勢力が使用との情報が流布している

 
それでも強引にコトを推し進めようとしている様は、まさに暴略である。
 
彼らは生き残りをかけて、今、何を考えているのだろうか?

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  投稿者 s.tanaka | 2013-09-08 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

新たなバブルが始まった?(12)〜消費増税の本当の目的とは〜

消費税「予定通り増税を」7割超 政府の点検会合終了
日本経済新聞 2013/8/31 20:53
消費増税の影響を検証する政府の集中点検会合が31日終了した。有識者60人のうち、7割超の44人が予定通り消費税率を2014年4月に8%に引き上げることに賛成だった。一方で景気への悪影響を緩和するため、税率の上げ幅を変えるべきだとの意見も出た。安倍晋三首相は今後発表される最新の経済指標も踏まえ、10月上旬までに消費税率の引き上げを最終判断する。
(中略)
 安倍首相は慎重派の意見や経済指標などにも配慮し、最終判断へ向けて慎重に検討する。点検会合の結果は甘利明経済財政・再生相が9月2日にも安倍首相に報告する。甘利経財相は31日、「首相が適切に判断できるように材料の一つとする」と述べた。
リンク

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集中点検会合が終わりました。いつも思いますが「人選」の公平性、透明性はどうやって担保されているのでしょう。7割賛成、3割反対のシナリオで人選されたのは疑いようがありません。十分に検討したというポーズであることは小学生でも分かります。こんな政治を続けているから国民(特に若い層に)に見放されていくのでしょう。
さて、今回は改めて消費税についての「なんで?」を考えて見ます。

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  投稿者 mago | 2013-09-06 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

【幕末維新の代理人】代理人認定#7 岩崎弥太郎〜金貸しの間接統治者「三菱」を創った男〜

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「日本において、体制の変化が起きているとすれば、それは日本人だけから端を発しているように見えなければならない」
「事実、その変化はわれわれの考え方と異なる仕方でおきるかもしれないがそれが真に恒久的なものであり、且つ有益なものであるためには、徹頭徹尾、日本的性格という特徴を帯びていなければならない。」

 
(1866年4月26日、ハモンド外務次官からパークス在日公使館宛文書・・・遠い崖−アーネスト・サトウ日記抄3『英国策論』 より転記)

#1 伊藤博文〜日本最初の総理大臣は、金貸しによって作られた〜
#2 井上馨 〜攘夷→開国→倒幕→欧化政策 結局守ったのは己の利権?〜
#3 五代友厚 〜近代日本市場は西洋金貸しとその代理人によりつくられた〜
#4 大久保利通 〜大久保利通が作った体制は金貸しに貢献したが、彼は代理人だったのか〜
#5 〜トーマス・ブレーク・グラバーの陰謀〜
#6 〜トーマス・ブレーク・グラバーの陰謀2〜
 
 
このシリーズは「幕末維新の代理人」をテーマに、近代以降における金貸しの日本支配の構築過程に着目。実際に金貸しの代理人=エージェントとして動いていたであろう人物達に焦点を当て、これまで語られなかった幕末維新の背景を明らかにし、現代も続く「間接統治」という金貸しの支配構造を明らかにするための調査・分析を綴ったものである。
前回のシリーズエントリーで、グラバーと岩崎弥太郎との関わりを最後に触れた。
岩崎弥太郎と言えば、三菱の創始者としてあまりに有名な人物である。三菱のエンブレム(スリーダイヤ)も、日本人なら誰もが知っていると言っても間違いではない。それくらい三菱というブランドは国民に浸透している。
岩崎弥太郎は、幕末から明治にかけて活躍した人物であり、三菱は彼の存命期に急成長を遂げた財閥である。岩崎と三菱が明治期に急速に台頭した事実と、グラバーという金貸しの主犯格との密接な関わりは、決して無関係でないことは、容易に推察できる。
そこで今回から数回は、この巨大資本「三菱」と、その創始者である「岩崎弥太郎」にスポットを当て、これまで明るみに出ることのなかった歴史の裏側を観て行きたい。今回は、まずはそのアウトラインから。

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  投稿者 heineken | 2013-09-03 | Posted in 未分類 | No Comments » 

【6】『素人にも分かる経済の真相』シリーズ〜貿易の自由化って必要?〜

参院選でも自民が圧勝し、いよいよTPP交渉が具体的になってきました。様々な問題が指摘されているにもかかわらず、安倍政権は暴走しています。
※TPPの問題点は以下の過去記事をご覧ください↓
【2】TPPって何?:基礎知識の整理
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<比較生産費説を主張したリカード:リンクより>
TPPの問題性については今までもいろいろ議論されてきましたが、なぜヤバイか?なぜ騙しなのか?の核心についてはあまり議論されていないのではないでしょうか?
政府・財界やマスコミは、自由貿易を拡大すればハッピーになれるということを大前提にしているわけですが、果たして本当なのでしょうか?今回は、自由貿易が必要だとされる理論的根拠について、素人なりに検証してみたいと思います。
過去記事は以下をご覧ください↓
【1】経済学が役に立たないのは、なんで?
【2】金貸しって、何?
【3】お金を使う意味って何?
【4】金利って何?
【5】株って必要なの?
応援よろしくお願いします↓

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  投稿者 yukitake | 2013-09-01 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments »