2013-01-25

【12】『世界経済の現状分析』EU経済の現状③(EUの政治状況、右翼化?)

前回の【11】EU経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)では、EU内格差が開いたのは何故か?財政危機が深刻なままなのはなぜか?に焦点を当て追究しました。今回は、 【12】EU経済の現状③(EUの政治状況、右翼化?)と題し、近年のEU各国について、その政治状況や今後どういう動きを見せるのか、といった点について追及していこうと思います。
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<画像はこちらからお借りしました>
『世界経済の現状分析』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
『世界経済の現状分析』【1】プロローグ
『世界経済の現状分析』【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
『世界経済の現状分析』【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
『世界経済の現状分析』【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
『世界経済の現状分析』【6】中国経済の基礎知識
『世界経済の現状分析』【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【8】中国、新体制・習近平でどうなる?
『世界経済の現状分析』【9】中国経済のまとめ
『世界経済の現状分析』【10】欧州経済の現状①(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【11】欧州経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)
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  投稿者 fujita | 2013-01-25 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第5回その1〜トヨタ自動車の経営分析〜

今回は、日本で最も巨大で優良な企業である、トヨタ自動車を扱います。
トヨタ自動車は、2012年の世界全体の販売で、GMを抜き、トップに立ったようですね。

トヨタが世界販売台数で首位返り咲き確実、2年ぶり

[東京15日ロイター]トヨタ自動車が2年ぶりにグループ世界販売台数で首位に返り咲くことが確実となった。2011年に首位だった米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、12年の世界販売台数が928万台(前年比3%増)になったと発表。
同2位だった独フォルクスワーゲンも約907万台(同11%増)で、いずれもトヨタがすでに公表している世界販売見込み値970万台(同22%増)を超えられない。

トヨタは13年のグループ世界販売台数計画を991万台としており、12年に続いて過去最高を目指している。

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トヨタ自動車については、2回に分けて見てみます。その1では、経営分析(貸借対照表、損益計算書)を行います。その2では、トヨタ自動車(創業者である豊田家)の経営思想はどうか、豊田佐吉翁が信奉していた『報徳思想』が、底流に流れているかを見てみます。

その1の経営分析は、以下のようにしていきます。

1.トヨタ自動車の財務内容(貸借対照表)を見る
2.トヨタ自動車の損益計算書(事業業績)を見る

続きを読む前に、クリックを

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  投稿者 leonrosa | 2013-01-24 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

日本史から探る、脱市場の経済原理(8)〜平安後期〜鎌倉時代、「個人への課税」から「みんなへの課税」へ。荘園の二重支配体制に、庶民は自治を深めていく。

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>9世紀以降、中央の支配が畿外に及んでいくにしたがって、在地首長の伝統的権力が失われ、郡司層は没落。戸=個を対象とした中央からの厳密な賦課とそれを補填するための貸付制度(公出挙(くすいこ)、私出挙(しすいこ))の登場で、ひとびとの生活は困窮を極め、土地を捨てて逃亡する者も続出するのです。国家から農地を支給するという班田収授制度は成り立たなくなり、調庸制はくずれていきます。
日本史から探る、脱市場の経済原理(2)〜在地首長制をひきずった古代律令制度〜
班田制の崩壊は、奈良時代の早い時期から発生し、三世一身法(723年)→墾田永年私財法(743年)で、土地の永年私財を国が認めることになりました。大化の改新(645年)から数えても、日本の班田制(国家が土地を所有し分配する制度)は、100年続かなかったことになります。今回は、国が土地の私有化を認めて以降の税制、土地政策をたどります。
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  投稿者 urara | 2013-01-22 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第4回 〜三菱自動車〜

企業は大不況を生き残れるかを検証する今シリーズでは、大手家電メーカーのパナソニックとシャープ(その1その2)そしてソニーhttp://www.kanekashi.com/blog/2012/12/001961.html#moreを見てきました。
第四回目の今回は、自動車メーカーの三菱自動車についてみていきたいと思います。
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いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 kuwamura | 2013-01-20 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

お金はどこから生まれてきたのか?〜第2回 パプアニューギニアでの貝貨の使われ方〜

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●パプアニューギニア●
 このシリーズでは、貨幣の歴史を扱っていきます 世界で最古の貨幣は中国【殷】の貝貨だと言われています。というのも、殷の時代に宝貝が貨幣として使われたことが紀元前11〜10世紀の青銅器に刻まれていたからです。
「購・買・賃・貸・貯・貨・財・買・費・資・貿・賞・販・賠・貪・貧・貢・貰・貴・賊・賛・贋・贈…」
というように、お金に関する漢字の中に「貝」が使われている漢字が多いことからも、貝が最古の貨幣であったことが伺えます。
 さて、中国の古代国家【殷】は実は内陸部に位置していました。海岸から遠い位置にある殷でなぜ貝が最初にお金に使われたのでしょうか?殷では貨幣に宝貝が用いられていました☆宝貝はいったいどこから来たのでしょうか??調べていくと、現在でも宝貝が貨幣として使われている国が!!!!!それがパプアニューギニアなのです(*^_^*)

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  投稿者 MaririR | 2013-01-17 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

通貨発行権奪還の布石か?〜オバマの1兆ドル硬貨構想

ベンジャミン・フルフォードが昨年末、「2012年12月22日は米連銀(FRB)通貨発行権の期限が切れる日と言われている。」と書いた。今年に入り、それがひょっとしたら事実かも知れないと窺わせる報道があった。

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東京新聞より。

「財政の崖」第2幕 米大統領に奥の手 1兆ドル硬貨発行 債務の制約回避
【ワシントン=久留信一】オバマ米大統領が政府借り入れの法定上限(債務上限)をめぐる議会との交渉を回避する手段として、一兆ドル(約八十八兆円)のプラチナ硬貨発行を検討しているとの見方が広がっている。債務上限を、政府との財政赤字削減の交渉材料に利用しようとする野党共和党の動きを封じる狙いがある。
 
 記念硬貨発行を想定した連邦法の規定では、プラチナ硬貨は財務長官がデザインや額面を決定できる。政府が一兆ドル硬貨二枚を鋳造し、中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)に預ければ、二兆ドル分の歳出を決済することが可能だ。
 
 交渉回避の秘策として米紙ワシントン・ポストが提案。金融政策を担うFRBの権限を侵すとの指摘もあるが、財政運営を“人質”にした政治ゲームに批判的な国内世論は、硬貨発行を後押ししているようだ。
 
 二〇一一年夏には債務上限に対する共和党の強硬姿勢で、米国が債務不履行(デフォルト)の危機に直面。米国債が格下げに追い込まれたことがあり、経済専門家も「法的には問題ない」と支持する意見が増えている。
 大統領は昨年、政府が債務上限を自動的に引き上げられるようにする制度変更を議会に提案。五日のラジオ演説では「ツケを払うことで妥協するつもりはない」とあらためて強調し、「議会が上限引き上げを拒否すれば、世界経済は破滅の危機に陥る。危険なゲームを繰り返す余裕などない」と語った。

 
いつも応援ありがとうざいます。

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  投稿者 s.tanaka | 2013-01-13 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

日本史から探る脱市場の経済原理(7)〜【中世】市場の萌芽と貿易→蓄財による武士の台頭

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古代〜近世までの日本の経済システム(生産・流通・財政・金融etc)を追求する中から、新しい経済原理のヒントを見つけ出す「日本史から探る脱市場の経済原理」シリーズ。
 
プロローグ〜
(1)〜奈良時代に至る背景(支配者の変遷)と諸外国との関係〜
(2)在地首長制をひきずった古代律令制度〜
(3)徴税制度から民間流通へ、市場・商人の誕生
(4)日本で貨幣が浸透しなかったのは
(5)奈良時代の庶民の暮らしとは
(6)民衆発の社会事業を興した僧侶:行基
 
 
ここまでは「古代」に焦点を当ててきました。
そこでは、律令制の導入→中央集権化を強めるほどに、徴税が機能しなくなり、中央の思惑に反して貨幣が浸透していかなかった状況が明らかになりました。
それは当時、各地で有力豪族を統合者とした共同体が根強く残っていたためで、最終的に中央の貴族達は、それを維持する形での統合に収束していきました。そのような状況の中から、徴税制度を基盤とした流通網や商人なども登場しています。
 
 
今回からは、中世(主に10〜14世紀)に入っていきます。
 
まずは中世がどのような時代だったかをおさえましょう。
 

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  投稿者 nishi | 2013-01-12 | Posted in 未分類 | No Comments » 

『世界経済の現状分析』【11】欧州経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)

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前回は、EU主要国の経済動向を概観し、生産、輸出、雇用、消費などで、底堅さが際だっているドイツ、停滞基調にある他の主要国(PIIGS)の格差について調査してきました。PIIGS諸国は財政危機が深刻なままであり、危機は続いているのが現状です。
さて、ユーロ圏域内で景気に二極化の兆しがでてきている背景には何があるのでしょうか。また、ユーロ危機はまだ去ったとは言えないのではないでしょうか。この点をさらに追及するため、今回は、前回記事を引き継ぎ、
●EU内格差が開いたのは何故か?。
●財政危機が深刻なままなのはなぜか?
について分析してみます。

『世界経済の現状分析』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
【6】中国経済の基礎知識
【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ)
【8】中国、新体制・習近平でどうなる?
【9】中国経済のまとめ
【10】欧州経済の現状①(ファンダメンタルズ)
その前に、応援宜しくお願いします。

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  投稿者 orisay2 | 2013-01-11 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

【幕末維新の代理人】 <エントリーNO5>明治維新とはなんだったのか?〜「攘夷を旗印に暴れた下級武士」と「倒幕に突き進んだ西国雄藩の本音」

江戸時代を俯瞰すると、戦争のない泰平時代の下で、階級毎にさまざまな下半身を膨らませていた時代。
大勢的には、幕府の統合力衰退、商人階級の台頭、武士の存在基盤失墜と思想への傾倒、時代。
思想は江戸初期に、儒教、朱子学の追求であったものが、やがてその否定に転換し、最終的には尊皇攘夷に代表される改革機運へと進む。中にはユートピア思想なども出てくるが、おそらくこれは、有閑層の妄想に過ぎない。
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明治維新は篤姫から始まった?

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  投稿者 gokuu | 2013-01-07 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

新政権で2013年の日本どうなる?〜外交政策〜

新春企画「新政権で2013年の日本どうなる?」シリーズをお届けします!
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安倍新政権になった背景と選挙後の動向を踏まえ、今回は、憲法改正・国防軍、TPP、対米中政策などの外交・安全保障政策に焦点を当てて、2013年の日本を展望します。
応援よろしくお願いします↓

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  投稿者 yukitake | 2013-01-04 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments »